１９９９年９月２６日（日） 日テレ ２１：３０〜２３：２４（野球中継延長のため放送時間変更）
共演：佐藤珠緒 内藤剛志 細川直美 三浦理恵子 他
某外資系の会社。この会社は，最近外資系になってから，女子社員がセクハラ問題をうるさく言うようになってきました。そこで，セクハラ対策を命じられた山口真人。問題が起こったら，「日本人の美徳」＝「なあなあ」でなんとかするように，決して訴訟問題にならないようにきつく言われてしまいます。山口が，この仕事に選ばれたのは「中性的だから」という理由のよう。
そこへ持ち込まれた問題は，坂本課長が女子社員のあゆみを「やっちゃった」。当人のあゆみは何も言わないけれど，付いてきた友達のけいこのほうがかなり怒っている様子。坂本課長にも事情聴取しますが，それほど深刻には思っていなくて・・・。そのうちけいこは「訴えてやる」と。山口から話を聞いた課長は，それを理由に辞めさせられるんだったら「不当解雇で訴えてやる」。
けいこの彼は，同じ会社で，坂本課長の元で働いている宮下。親と会って欲しいと言っても，休みの日は忙しいと断られてしまう。実は，休日，坂本課長からゴルフに誘われて，その後風俗のお店にも誘われているのを知ってしまいます。
絶対に「訴訟」は起こさないように注意されている山口。休日を返上して，当人達に事情を聞きます。あゆみに「本当に訴えたいのか」と聞くと，肯定するものもなんか変。この時，あゆみが動物好きなことを知ります。次に，坂本課長の元へ。いきなり家に来て，怒られる山口。結局，話をまともに聞けないのですが，ここで，課長が大の動物嫌いだということが判明。瀬川部長にも相談しますが，「男ならわかるよな」と，あまりあてになりません・・・
山口は，彼女の町子と同棲中。女の人が家事をやる，というような考えがイヤで，結婚という形にもこだわらない。料理は，山口の担当。そんな山口に「物わかりの良さが，しごとのじゃまをしているんじゃないの？」とアドバイスする町子。
いろいろ考えたあげく，セクハラ相談室に関係者を一斉に呼び出します。男性陣３名に対して，女性陣は多数。まず，山口は女子社員にセクハラに関するアンケートをとった結果をフリップで見せます。次から次へと出てくるのは，瀬川部長の言葉ばかり。だんだん興奮してくるのは，当人達じゃなく，部外者の人達。当人達は黙ったまま。けいこは，そのうち彼への文句まで・・・。「女を商品としか見ていない！」と。そして，坂本課長がその張本人だと。あゆみに，坂本課長にやられたことを話すようにいいます。あゆみは，キスを迫られて断ったら，お金を出すからと言われたと。ちゃんとメモを取ろうとする山口。デートの場所を「サファリパーク」と聞き，ちょっと引っかかります。そう，坂本課長は動物が大嫌い。犬が近づくだけで逃げ出してしまうほど。そんな課長が，サファリパークへ誘う訳がない。あゆみのほうが誘ったんじゃないか。それを問いただすと・・・。もともと２人は愛人関係。なかなか奥さんと別れてくれないから，と騒ぎを起こしてしまった。坂本課長も，２人の関係を話すと，彼女が傷つくからと黙っていた。
「一件落着」と山口がホッとしたのもつかの間，今度はその他大勢が騒ぎ出し，いつのまにか山口が攻められることに。山口にこの仕事を命じた上司（本社の外国人）までやってきて，みんなで責め立てます。「バカヤロー！！」とぶちぎれた山口。一気に自分の気持ちをぶつける山口「日本人なら，相手の気持ちを考えるんだ！いつからそんなに裁判好きになったんだ！」と。すると，「その通りだ」と拍手。そして，当人の坂本課長は退職願を出し，奥さんとも別れると。それを聞くとあゆみも退職願を出し，２人は仲良く部屋を出ていきます。
後日。この功績を認められた山口は，ニューヨークへ「ヘッドハンティング」。大喜びするものの・・・「セクハラ窓口のポストが空いている」（笑）