「日本沈没」 
日本全国縦断 完成披露プレミア試写会レポ

2006年5月29日(月) 東京・日本武道館(他,北海道・名古屋・大阪・福岡)
開場:17:00
開演:18:30 

 ※レポは,当日のメモ&記憶とその後のワイドショーや「チョナン・カン」で放送された映像を元に作成しています。


 小学館連合試写会に当選して,無事,日本武道館での試写会に参加することができました。ハガキには,15:30から座席指定券との交換があると言うことだったので,お昼まで仕事をして武道館へ。武道館に到着したのは,2時15分頃だったでしょうか。北階段の所には,ブルーの"レスキューカーペット"が。その周りには,消防車等が止まっています。最上段には,溶岩を表したセット。<一般の方の観覧はできません>というような注意書きがあったので,ここで何かやるのかなぁと思いながら(歩くというのはわかっていましたが,何かイベントもやるのかと),さらに奥へ。案内のお兄ちゃんが,ハガキを持っている人はこちらへというので,その通りに進んでいくとすでに長蛇の列。かなり奥まで進んでいって,やっと最後尾。途中にも,最後尾にも係の人はいなくて,どこまでどういう風に並んだらいいんだ・・・と言う状況でした。天気もよく,適度な風もあって気持ちいい日だったから待てましたが,雨や暑い日だったら大変だったなぁと。
 列が動き出したのは,3:10頃から。最初は少しずつでしたが,途中からスムーズに進んでいったので,それほど時間はかからず。引換所近くになると,やっと係の人がいて,引換所には入れる人はハガキを持っている人のみというアナウンスが。それから,ファミクラ分は別の窓口になると。それなら最初から,ファミクラ当選者はそちらに並ばせれば・・・と思うんですけどね。まぁ,勝手に早くから並んでいるんだから仕方ないんでしょうけど。引換所のテントには,いくつか窓口があり,手前は別口のようで,奥の方が「青」と「黒」の文字で印刷されたハガキを持っている人(こちらが小学館と一般という感じでした)。奥にも数カ所あり,適当に自分で並びます。私は一番奥に並び,さっさと引き替えました。一人だというと,後ろにスタンバイしているスタッフに「一人用のお願いします」と声をかけて,別に持ってきたので,半端な数字の分が回されてきたようです。でもその指定席券に書かれていたのは<アリーナAブロック○○番>。これがコンサートだったらなぁ・・・と何度も見つめてしまいました(笑)ちなみに,席はランダムに配られていました。ちなみに,私の隣の人は朝の9時から並んだのに・・・と嘆いていました。それから前に案内されてきた人たちは,私よりちょっとだけ後に来たようですが,3階(表示は2階)の機材で見えない席で,文句を言ったらそちらに移動になったと言っていました。つまり,本当にランダムだったということが証明されました。
 さて。引き替えは3:40には終了。時間があるので,マッサージして,お茶して・・・と時間つぶしを考えて九段下駅の方へ。お茶をしているとき,じっくりと指定席券を見ると<17:30から場内スクリーンにてレスキューカーペットの模様を中継上映いたします>という文が。18時ぐらいに行ってもいいかななんて思っていたんですが,レスキューカーペット?・・・もしや新聞に書いてあった出演者が歩くって言うやつ?・・・と考えて,17時にはお茶を切り上げ,17時10分には入場。<アリーナAブロック>は,実は前のブロックですが,一番端。見づらい・・・。でも,十分肉眼で剛くんの顔が見えます。

 場内にアナウンスがあり,17:30から中継があると。前方の巨大スクリーンに,あのレスキューカーペットの模様が映し出されます。でも,何かある訳じゃない。まさか,延々とレスキュー隊の皆さんや消防車を見せられるんじゃ・・・と不安に。レスキュー隊のデモンストレーションでも,見ている分にはいいんですけど,何かやる様子もなかなか見られず。17:45頃。突然,巨大スクリーンに出演者の皆さんの姿が!剛くん笑顔で登場です。武道館の中から登場し,わざわざカーペットを歩くという感じでした。まずは,階段前で記念写真。その後,みんなで階段を上がっていきます。声は聞こえませんが,和やかな雰囲気。階段途中で止まり,また並びます。なにがあるのかなぁと見ていると,レスキュー隊の方々が駆け上ってきます。拍手で迎える剛くん。なんだかとっても楽しそうです。ここでも記念撮影。レスキュー隊の皆さんが移動してから,出演者の皆さんが上まで上って中に入っていくんですが・・・手前でちょっとこけちゃう剛くん(ホントにちょっと躓いた感じですが),笑って照れ隠し(笑)17:50に終了です。

 18:25。武道館内にチャイムが。5分前の合図でした。予定開始時刻より,1,2分遅れてスタート。まずは,映画の予告編が流れます。大画面で迫力あり。そして,スクリーンの下から,ステージに上がる2人の陰。主題歌を歌う,SunMinさんと久保田利伸さんでした。素晴らしいライブの後,武道館内に爆音が響きます。スクリーンには,地球のイラストが。それが日本に変わります。そして,安住アナの紹介で出演者が,スクリーンの下から一人ずつ登場。まず,剛くん。続いて柴咲コウさん。及川さんは,ステージに上がるとターン。福田麻由子さん・國村隼さん・豊川悦司さん・大地真央さんと続き,次に樋口監督。最後には,SunMinさんと久保田利伸さんも再度登場。
 司会進行はTBSの安住アナ。まず,今回の試写会について,安住アナが説明。武道館の他4カ所と中継でつないでいること。武道館は7000名,他の開場と合わせると合計1万5000人が試写会に参加しているそうです。続いて,映画の説明。旧作・原作の話から今回の映画について。「これ以上望めないキャストで」と。そしていよいよ,一人ずつの挨拶。
 剛くん。緊張のためか,肩が上がっているように見えました。剛くん「どうもみなさん。わざわざお越しくださいましてありがとうございます。(中継用のカメラを見ながら)北海道と大阪と名古屋,福岡の皆さんも,ありがとうございました・・・今,歓声が聞こえました。こんなに大きな試写会で挨拶するのは,もしかしたら,ホントにもう,一生に一度のことかもしれないと思いまして,ホントに,緊張しているんですけど・・・ホント,こんな,大きなところでですね,こう,挨拶できて,オレ生まれてきてよかったって思ってます。みなさん,ホントに,あの・・なんでしょうか。あの・・いつも暖かくですね,見守ってくださって,えホントに,あのー・・公開の日が近づくにつれてですね,みなさんの期待感が,ひしひしと伝わってきて,もう僕も沈没寸前なんですけど・・・もう,すでに,沈没しっ,しかけています。久保田さんとですね,SunMinさんがですね,もう,歌のうまいこったらありゃしないと言う・・もう,映画とは関係ないんですけど,オレ歌手やめた方がいいかなって言う・・・そんなことはさておきまして。すごい作品になりまして,終わった後放心状態で,何も言葉にできないぐらいの作品です。監督・共演者の皆さん,引っ張ってくださって,ありがとうございました。こんなに大きな試写会で喋るのも,もうないと思うので,もう少し喋りたいと思います・・・皆さんの期待を裏切らない,飽きることがないと思うので,安心してください。ぶっちゃけ,DVD出るんですけど,劇場で見てください。住んでいる街が沈んでいく姿を見て,胸が痛くなってきます。その痛みを一緒に感じて欲しいと思います。こんなに大きなところで喋るのも,一生に一度かもしれないので・・・地方にも中継するんで,DVD特典用として喋っておきました」。
 続いて柴咲コウさんですが,すぐ近くでマイクを口の所へ当てたままスタンバイしている剛くん。「コウさん,がんばって」とエールを送ります。柴咲さん「初めての武道館で・・・この映画に携われたこと・・・」とちょっと言葉に詰まると,剛くんが近づきながら,「よしっ!コウさん,後ろで見守っているから。最高だったよね。できあがり見てどうでしたか」とインタビュー。すると安住アナ「近いですよ,草なぎさん」。これで後ろに戻る剛くん。柴咲さん「是非,映画館で,大胆に見て欲しい映画になってます。人のためにどれだけ生きられるんだろう・・・と言うことを考えさせられる映画です」。
 及川さん「武道館ベイベー!!・・全国各地の沈没ベイベー!!」で終わりにしようとします。「ちょっと聞いてよ・・・愛する人を守りたいという思いと,行動に移す勇気・・・身の回りのみんなに伝えたくなるような感動を持って帰ってください」。最後はまじめに。「照れ屋だから"ベイベー "とかやっちゃう」と言っていました。
 福田麻由子さん。「私なりにがんばって演じました。最後まで楽しんで帰ってください」。
 國村隼さん。「初めての政治家役で・・・ここにいる方たちは,幸運な方々だと思います。『日本沈没』,かなりいいですよ。ある意味,怖い映画なんですけど,この映画はフィクションですから。すごいエンターテイメントにできています。是非楽しんで帰ってください」。
 豊川悦司さん。「喋る気もないぐらい,草なぎ君が喋ってるから・・・」。「すみません」と謝る剛くん。豊川さん「早く沈没しろよ」とちょっと怖く,でも笑いながら。「そんなこと言いつつ,いつも優しいじゃないですか」と剛くん。すると豊川さん「ベイベー・・・こう見えても照れ屋なんで,"ベイベー"とかやっちゃうんですが・・・沈没しかかったメンバーで良くこんな映画ができました」。
 大地真央さん。「難しい役をいただきました。映画に出るのも久しぶりで・・・素晴らしい,楽しいキャストの皆様と素敵な監督の元,楽しくお仕事させていただきました。草なぎさんと一緒で,言葉が出ませんでした。みんなそれぞれ生きている意味があるんだなと思いました。ホントに素晴らしい映画に参加させていただいて,心から感謝しています」。
 樋口監督。「東京にお集まりの皆さん,すみません,沈めてしまいました。大阪にお集まりのみなさん・・・」と各地の開場の皆さんに謝罪(笑)「この映画に関われただけでなく,こんな素晴らしい人たちと仕事ができて,楽しく舞台挨拶ができて・・・映画は楽しいだけではないので,ぐさっと刺さった感じでお帰りください。誰かのために生きた方がいいと思って,この映画に託してみました」。最後に小松左京さんへ感謝の言葉を。安住アナが思いは全部伝えたかというと「映画に入っているんで」と監督。
 SunMinさん。「美しい歌を歌う機会ができて感謝してます。愛する人を思って歌いました」。
 久保田利伸さん。「新しい曲を聞いてくれてありがとうございます。素晴らしい映画の,壮大な切なさと優しさからどっぷりとインスパイアーされて作りました。この夏はこの曲を歌っていきます。素晴らしいプロジェクトに参加できて光栄に思います」。

 ここでフォトセッション。まず最初は,雑誌・新聞等のスチール。安住アナ「7000人の前で写真撮影というのも恥ずかしいと思いますが」。そして安住アナはいろいろ説明してくれます。「カメラマンは,視線を呼び込んでいい写真を撮ろうとします・・・視線争奪戦です・・・ベテランの方が引きがいいですね」。続いて,客席奥のテレビ等映像用のカメラ。カメラの位置を確認するように,剛くんが指を指しています。他の方々も同じように。写真撮影と同じようにスタンバイしていると,安住アナは「テレビなんで,動いた方が」とアドバイス。すると剛くん,手を振ります。みんなが手を振ると,今度はスチールのカメラマンも手を振って欲しいと要求したようです。
 写真撮影も終わり,開場に来ている小松左京さんの紹介もありました。
 最後に剛くんからメッセージ。「みなさん,まもなく上映します。北海道,大阪,名古屋,福岡の方も始まりますんで,しっかりと目に焼き付けて帰ってください。大地震が起こったり,大変な災害が続いています。どんなに大変な時でも,人を愛することが,人を助けると言うことが,大事なんだなと問いかけてくれると思います。日本は沈没していってしまうんですが,いい未来につなげていってくれたらいいなと思います。遠いところからお越しくださいましてありがとうございます。ありがとうございました」。

 19:10ごろ終了。舞台に向かって右手側に降りてはけていきました。反対側に座っていた私には,安住アナが去っていく姿だけがよく見えました。
 映画の感想は別に。
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