〜虎穴不入 虎児不得篇〜
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| 第１３回＜７月４日＞ 都内某レコーディングスタジオ。チョナンも参加した「がんばれ王子」レコーディング未公開映像。 慎吾ママがスンクム氏とレコーディングを進めていきます。時々，韓国語を交えながら。的確なこともあるし，ちょっと？？の時も（笑）それにちゃんと受け答えをするスンクム氏。チョナンは，外から覗いています。「慎吾アジュンマ韓国語上手だね」。 今度はチョナンと慎吾ママが一緒に歌います。「行ってきます」とレコーディングブースへ。慎吾ママは「チョナン・・本物だ」と感動(?)「イロッケ？（こんな感じ？）」と話しかける慎吾ママ。「イロッケ」とちゃんと答えるチョナン。スンクム氏も，チョナンに韓国語を確認。そんなスンクム氏に驚く慎吾ママ。スンクム氏もちょっと勉強しているようです。でも，やっぱり英語の方が慣れているので，わかりやすいそうです。慎吾ママは「パリ（早く）」と言う言葉が英語と似ているのが面白いようです。 チョナンと慎吾ママがサビの部分のレコーディングを。歌い終わると「スゴヘッソ（お疲れさま）」と慎吾ママ。チョナンも「スゴハショッソヨ」。慎吾ママは楽しくなって(?)「ワンビョッケ」とまた韓国語を。さらに・・「ハンポンド（もう１回）」と終わったのに言っていました（笑）  |
| 第１２回＜６月２７日＞ 都内某レコーディングスタジオ。慎吾ママとチョナン。チョナンが「今年もＳＭＡＰコンサートに出るの？」と質問すると「さぁどうかしら？チョナン・カンさんはどうするの？」と慎吾ママ。チョナンは「僕は今年ちょっとすごいこと考えていて。ビックリするよ」。「キデデンダ！キデデンダ！（楽しみ）」とはねている慎吾ママ。チョナンも「キデヘジュセヨ（期待しててよ）」。すると慎吾ママは呼ばれてレコーディングへ。 慎吾ママ・スンクム氏・チョナンの３人。チョナン「本当にお疲れさまでした。ＳＭＡＰのニューアルバム『MIJ』の中の慎吾のソロに，僕，チョナン・カンと慎吾ママが参加しました。この曲を作ったのが，ご存じスンクム！・・・僕を見捨てて，慎吾に付いたんですか？」と。スンクム氏は「違うよ。なぁ，アジュマ」と慎吾ママに。慎吾ママは「ミュージカルっぽい曲にしたかったんだって。だから，モーニング娘。とかのミュージカルもやっているスンクムさんにお願いしたみたい。チョナン以外にも，アマノッチやウッディーも歌っているらしいよ」と説明。チョナンは「いいなぁ・・でもスンクムさん。僕のパートホントに少なくない？」と気にしています。すると慎吾ママが「チョナンが一番オイシイって！ホントうらやましいわ」と言い出します。チョナンは納得したのか「じゃ，今度は僕のもお願いします」とお願い。「任せなさい」とスンクム氏。この曲のタイトルは「がんばれ王子（ヒムネラウァンジャ）」。 全パートをレコーディング風景の映像で紹介。次週は，レコーディング未公開映像。 |
| 第１１回＜６月２０日＞ 都内某レコーディングスタジオに入ってくるチョナン。実は，スンクム（つんく）氏に呼び出されたそうです。「何かレコーディングに，どうしても僕の声が必要だとか。さすがスンクム氏，僕の良さを知ってます。歌手冥利につきますね」とチョナンはうれしそうにレコーディングブースへ。 スンクム氏とチョナン。スンクム氏「どうしてもチョナンに歌って欲しい箇所があって」と。とても重要なパートだとか。チョナンは「任せてください。本業は歌手ですから」。スンクム氏「やってみようか」。「やりましょう」とチョナン。そんなやる気満々なチョナンですが，マイクの前に立つときには「緊張するなぁ・・大丈夫かなぁ」とちょっと不安になっています。スンクム氏やスタッフに「お願いします」と。１回聴いてみて，どの部分を担当するのか確認。「唄があるんだ，やっぱり唄が・・」とチョナン。最初はセリフの部分のレコーディング。その中に「ワンジャ」と言う単語が。その意味は・・「王子」。チョナンがレコーディングする２時間前，同じ場所でレコーディングをしていたのが王子＝慎吾君。慎吾君の唄に，チョナンが参加します。 セリフの部分がＯＫになると，いよいよ唄。「唄？心配だなぁ」と不安になるチョナン。スンクム氏は「ケンチャナヨ（大丈夫）」と言ってくれています。真剣に，スンクム氏からアドバイスを受けながらレコーディングが進んでいきます。スンクム氏から「お疲れさま」と言う言葉が。するとチョナンは「チョンマル？あれ，これだけ？これだけなの？・・もっとサビとかも唄っていいけど」とちょっと拍子抜け。スンクム氏は「チョナンは，ここだけで充分。一番オイシイ所だから」と。「でも，もう少しやりたいなぁ」とチョナン。 すると今度はスンクム氏が「アジュンマ呼んで」と言います。そして登場したのは・・・慎吾ママ。「アニョハセヨ」と「おっはー」とチョナンポーズ合体ポーズで登場。今度は，慎吾ママがレコーディングです。慎吾ママは外から覗いているチョナンに「チョナン・・・チョナン」と呼びかけ，笑顔で手を振っています。チョナンも手を振って答えていました。 |
| 第１０回＜６月１３日＞ 日韓交流カフェ「KAKEHASI（架け橋）」を訪れたチョナン。お店に入る途中の壁には，日本のタレントさんたちの写真（雑誌の切り抜き等）がたくさん貼ってありました。「中居君・・仲良しなんです」とチョナン。お店の中に入っていくと・・「なんで？」と言う声が。日本語で話しかけてくる青年に「韓国語でもいいよ」と。気さくにサインをしてあげています。この青年は，日本に留学の経験があるそうです。「スマスマ」もよく見てくれていたとか。 「調査」と店内を見て歩くチョナン。「木村君・・」と近寄ったのは，ポスター。「拓哉君。昔の写真だ」。店内には，日本を旅行した人がお土産として置いていった日本のマンガがたくさん。芸能人のサインも飾られています。それを見ていたチョナンは「すごいよ！・・バカルディ。まだバカルディだ。今は，さまぁ〜ずなのに」と楽しそう。 ここでは，日本語を学びたい韓国人と韓国語を学びたい日本人が積極的に交流会を開いているそうです。チョナンは，周りの人達にいろいろ尋ねてみます。「日本人の方いらっしゃいますか？」と日本語で。パラパラ手が挙がります。みんなは日本のどういうところに興味があるのかチョナンが尋ねると，ここに集まっている人達は学生もいれば社会人もいるので，興味もそれぞれ。説明は難しいとのこと。チョナンは，韓国語の歌を歌って欲しいと言われると「チョンマルサランヘヨ」を歌っていました。 まだ韓国では，開放されていない日本文化があります。日本語のＣＤの販売と放送，受賞歴のない劇場用アニメの公開，ドラマ・バラエティ番組の放送・・・。ただ，ノ・ムヒョン大統領によって完全解放の日も近いかも・・・？ チョナン「これからも，韓国と日本の交流のため，なにか貢献できるようがんばります。今日はありがとうございました」。 ファッションショーのように花道を歩き，ポーズを決めるチョナン。ただし，観客は誰もいません・・・。チョナン「僕のこの衣装って素敵でしょ。もう２年も同じの着ているんです。実はこれ，１点モノで，替えがないんです。悲しい・・・。だから，無くしたり破ったりしたら，大変なんです・・・・今，韓国ではこんなのが流行っているらしいです」ということで，韓国の最新ファッション事情。この夏に流行るのは，いくつかのテイストがミックスされたモノになるとか。スポーティさとロマンチックのミックス，ユニフォームやミニタリーとロマンチックのミックス等々。また，露出が多いモノが流行り，ミニスカートやノースリーブ，ランジェリールック等々。いろは明るいカラーやナチュラルなもの。 チョナンと女の子が道端で話しています。女の子「なんであんなことはじめようと思ったの？」。チョナン「忘れちゃったよ」。女の子「私が友だちに，ダーリンがしたこと話したら，ホント珍しいって。そんなの聞いたことないって。ホント，ダーリンってすごいよね。どうすればそんなことできるの？」。チョナン「だから忘れちゃったって」。 韓国のデートスポットNO.１は，映画館。入場料が7000ウォン（700円）と手軽なのがいいようです。そして今人気の映画は「殺人の追憶」。 レコーディングスタジオ。慎吾君が，つんくさんの指導の元，レコーディングをしています・・・。 |
| 第９回＜６月６日＞ 公園で「チョンマルサランヘヨ」を歌い踊る青年の姿。彼は，モノマネ番組でチョナンのモノマネをしたソン・ジェイル君（20歳）。そこへ，チョナンが乱入！ビックリするソン・ジェイル君。一緒に踊りだします。「イロッケ！（こうだ！）」と叫びながら踊るチョナン。すぐそばに来ていた小さな子に向かっても踊っています。 いよいよ２人で対談。挨拶した後，チョナン「本物です」。ソン・ジェイル君「偽物です」。チョナンが「ホントに面白いね」というと「僕が面白いと言われるのは，チョナン・カンさんのマネをしているからこそです。逆に，チョナン・カンさんに面白いと言われてホントに光栄です」と。チョナンのモノマネをする理由は「チョナン・カンさんがこの国に来て努力している姿を見て，感動したことがきっかけでした。はっきり言ってあこがれの人です。僕の生きるお手本みたいな，あこがれの人なんです」。チョナンの歌は「好きです」。「買いました」といいますが，チョナンが「本当？」と疑うと「買います・・いっぱい買います」と変更（笑）「今日は僕がプレゼントするね」とチョナンが言うと，喜んでくれました。赤いチェックジャケットは「東大門の店で，４千円しか持っていなかったので，頼み込んで４千円で売ってもらったんです」。チョナンが「唄をちょっと練習してみようか」というと「唄は下手なんです。チョナン・カンさんの唄は難しいです」と。ちょっと歌ってみますが・・「違うよ！」と笑うチョナン。さらに歌うと「違うよぉ！」と大笑い。「低いよ」とアドバイスしていました。最後に，２人でバドミントン対決。「さぁこい！」「行きます！」「負けないぞ！」「負けませんよ」と２人で張り切っています。結局，ソン・ジェイル君がはずし「勝ったぁぁぁ！」と大喜びのチョナン。 「世界に一つだけの花」を口ずさみながら，ビルの中に入っていきます。そのビルには「ＭＢＣ」と書いてありました。 「ニューノンストップ」のプロデューサーの方とお話です。以前チョナンがお世話になったときの方と違い，新しい方です。共演した方々も，この番組を卒業しスタアになっています。 チョナンが出演した回を見たというプロデューサーは「見たときにとても驚きました。私は正直，日本の方には韓国語のセリフは無理だと思っていました。でも，ホントに発音も完璧で，演技もコメディのツボを抑えていて驚きました」と言ってくれました。チョナンが韓国語はまだ難しいというと「でもとても発音がきれいです。声だけ聞いていると，韓国人みたいです」と。チョナンが「是非また出演させてください」と依頼すると「私もそう言う話を聞いていて，作家達に相談してみたんです」。「ホントに!?いい演技しますよ」とうれしそうなチョナン。作家の方々も喜んでくれていているそうですが，それは前回が良かったから。前回が良くなければ真剣には考えてくれていなかったそうです。「やったぁ！」と喜ぶチョナン。やりたい役があるかどうか聞かれると「なんでも」と答えるチョナン。プロデューサーの方にによると，担当が変わってから，ドタバタコメディ色が強くなってきているので，そう言う演技が要求されるそうです。「動きもかなり必要ですが大丈夫ですか？」と聞かれ「こう見えても強いんで，大丈夫です」と力強く答えます。「マトリックス」みたいな撮影も大丈夫か聞かれても，「はい」と頷きます。 対談後，プロデューサーの方は「意欲があって，何でも快く引き受けてくれそうなので，私達も是非一緒に仕事をしてみたいと思いました。うちの番組は，何と言ってもシットコムなので，どうしてもコミカルさが必要です。うちに今売り出し中の男の子が３人いますが，その子達と共演させて，今度は女の子とではなく，男の子との面白いドラが作れればと思います」。 |
| 第８回＜５月３０日＞ 今回は「チョナン・カンスペシャル〜再会編」（３０分）。 赤い包みを抱えて，うれしそうな笑顔のチョナン。「実ほど頭の下がる稲穂かなとは，よく言ったものです。先日，念願のハン・ソッキュ氏にお会いすることができました。とても緊張しました。でも，あんな大物なのに，腰も低くて，気さくに接してくれました。本当に人としても素晴らしい方です。演技の事とかも話してくれて，とても勉強になりました。今日は，ハン・ソッキュ氏が『今度はソウルで会おう。私がもてなすよ。君と僕はもう友だちだから』（低い声で言っています）と言ってくれたので，お言葉に甘えて来ちゃいました」と，とあるビルに入っていきます。「チョナン，大丈夫か？」と自分に言いながら。 案内されて，ハン・ソッキュ氏が待つ部屋へ。通訳を入れず，２人きりの対談です。挨拶を済ませて「今日は，日本からお土産を持ってきました」と赤い包みを開くチョナン。ハン・ソッキュ氏は「お餅みたいだねぇ・・食べ物なのかなぁ」と楽しそうに待っていてくれています。「栗がお好きだと聞いていたので・・」とチョナンがふたを開くと，大量の栗が。うれしそうなハン・ソッキュ氏「一緒に食べようよ。食べながら話そうか」。今度は，ハン・ソッキュ氏からのプレゼント。映画「二重スパイ」の日本版パンフレットが完成したので，その赤い表紙に金色でサインをしてくれていました。そして「メガネをしてもかなり似合うと思って」とサングラスを２個用意してくれました。実際にかけてみて，うれしそうなチョナン。ハン・ソッキュ氏も喜んでいました。チョナンは「まだあるんです」と，チョンマルブック（緑）を差し上げます。「話には聞いていたよ」とハン・ソッキュ氏。チョナンは「この本を見て，日本語を勉強してください」と決めゼリフ。ハン・ソッキュ氏は「私も日本語を勉強しないと」と本を見ていました。さらに，チョナンからは，ＳＭＡＰのＣＤ（世界に一つだけの花）と「チョンマルサランヘヨ」をプレゼント。ジャケットを見たハン・ソッキュ氏「このマークはなんなの？」とチョナンポーズの意味を尋ねてきました。チョナンは「サランヘヨ〜」と一言。「手話の？」とハン・ソッキュ氏が言うと「手話の」とチョナン。さらにチョナンは，前回お会いしたときに撮った写真を写真立てに入れてプレゼント。チョナンが「僕の家にも同じものがあるんですよ」というと，「私も家に飾っておくよ。大切にするね」と言ってくれました。 ハン・ソッキュ氏が「最近はどう過ごしているの？」と質問。「仕事がちょっぴり忙しかったです。ハン・ソッキュさんは？」とチョナン。ハン・ソッキュ氏は，３日前に手術をしたばかりだそうです。軍隊にいたときに腰にケガをし，その時手術しましたが，それが再発。「体を動かしすぎちゃったみたいで。手術して，大したケガじゃなくて，１ヶ月か長くて３ヶ月位で治るらしいから。チョナン・カンさんも・・」というと，チョナン「ハン・ソッキュさんこそ気を付けてください」。ハン・ソッキュ氏は「もちろん。でもこうなってみると，健康が一番ですね」。 「ところで，主演映画が公開」とチョナン。ハン・ソッキュ氏「せまってきているね。私の映画が，韓国以外の国で公開されるなんて，あまり実感ないけれど，複雑だね，心境としては。うれしくもあり，緊張もするし。期待もしているし。そんな感じかな」。チョナンが，「二重スパイ」の中で好きなセリフは「いつからあそこに立っていた？」。「スミという女の子に言った，ちょっとした愛のセリフで，いろんな意味を持ったセリフなんだ」とハン・ソッキュ氏。１０回ほどこの作品を見たというチョナンは「ハン・ソッキュさんの英語がとても上手でした」と。ハン・ソッキュ氏は笑いながら「お恥ずかしい」。 「僕は韓国語を勉強し始めてまだ２年なんですが，正直言って韓国についてまだよくわからないことも多いんです」とチョナンが言うと，「私も日本についてはまだまだ不勉強だよ」とハン・ソッキュ氏。チョナンは「なので，ハン・ソッキュさんのお気に入りの場所を紹介してください」とお願い。しばらく考え込んだハン・ソッキュ氏「今回の映画の中でも出たところで，南山タワーというところがあって。ソウルのちょうど中心部で，昔からシンボルとしてタワーがあって，街中からも見れるんです」。「二重スパイ」にも，先輩とソウルの夜景を眺めるシーンで登場します。「多くの人が集まるデートスポットでもあり，そしてソウル全域を見渡せる，そんなところで。東京で言えば東京タワーがあるでしょ。それに似た感じが南山タワーで」。ハン・ソッキュ氏は個人的な思い出があるそうです。大学を卒業して１年間無職のまま過ごして，いろいろ大変だったそうです。そのころ時間をつぶしていたところが南山タワー。「反対に私が東京に行ったら，どこを紹介してくれる？」とハン・ソッキュ氏。チョナンは「やっぱり・・僕の家を。是非」。笑っていたハン・ソッキュ氏「チョナンさんは，一人暮らし？それとも家族と住んでいるの？」と。チョナンが「１人で・・・いいところですよ」と答えると，ハン・ソッキュ氏は「私の家には，今，家内と子どもが２人。来月には３人目の子供が産まれます」。「おめでとうございます」とチョナン。ハン・ソッキュ氏はさらに「チョナンさんは，結婚の予定はないのかな？彼女はいないのかな？」と質問。「今はいないんです。紹介してください」とチョナン。 チョナンの手相をハン・ソッキュ氏が見てくれます。ハン・ソッキュ氏が見たところでは・・「チョナンさんは，正直者ってでているよ。正直な性格だって」。さらに「子どもは３人とでているよ」と。するとチョナンは「ハン・ソッキュさんと同じですね」と笑顔。 対談も終わりが近づき，チョナンは「今日はどうもありがとうございました。いつか映画でご一緒させてください」と。ハン・ソッキュ氏も「もちろん」。「僕の夢なんです」とチョナン。ハン・ソッキュ氏は「チョナンさんがこのように気遣ってくれて，本当に感謝しています。そして，これからもずっと元気で。ケガをしてみると，健康が一番だと本当に実感できるから。チョナンさんも，体には気を遣って。全てが上手くいくことを祈っています」。「カムサハムニダ」とチョナン。２人で固い握手をします。ハン・ソッキュ氏は栗を見て「これは私には本当にうれしいお土産だよ」と。チョナンが「そうですか。良かった」と喜ぶと，「後で家族みんなで食べるよ」と言ってくれました。 ハン・ソッキュ氏が体調不良のため，予定されていた食事会は延期。２人の写真撮影が始まります。「お久しぶり」と握手を交わす所を撮影します。チョナンは「演技してる，一緒に！うれしい」と日本語で。一緒にポーズをとって写真を撮ってもらっていると「ただのファンみたいになっちゃうんだよねぇ」と日本語チョナン（というかすっかり剛くん）。撮影も終わり，ハン・ソッキュ氏は「これからどこ行くの？・・休憩するのかな」と。チョナンは「スタッフのみなさんと食事へ」と答え「ハン・ソッキュさんも，本当にお元気で」と。「もちろん，治すようにするね」とハン・ソッキュ氏。 「二重スパイ」の監督・キム・ヒジョンさんと対談。チョナン「僕は，この映画大好きです。１０回観ました。撮影はどうですか？」。この映画は，監督さんにとって，長編映画のデビュー作だったそうです。「いきなり有名な方々・・ハン・ソッキュさん達を演出したわけなんですけど，初めの頃はいろいろ大変でした。でも結果的には，いろいろ助けてもらって，とても良い作品ができました」。チョナンがハン・ソッキュ氏の演技について質問すると「俳優としてのハン・ソッキュさんについて何か言わせていただくとしたら，集中力がとてもすごい方で。そして，シナリオについての理解力もすごい人で，自分のキャラクターだけでなく，作品全体についても，そのように深く理解される方ですので，普通の俳優さんと一緒に仕事をするよりも，監督としてはかなり助けてもらいました」。モニターに映画がうつっていましたが，それを観たチョナンが「やっぱり僕達似ていますよね」というと「確かにそうですね」と監督さん。 「あそこかなぁ・・もうちょっとだ」と南山タワーに向かうチョナン。ハン・ソッキュ氏へ手紙を書きます（日本語と韓国語で語りました） 『ハン・ソッキュさんへ。またお会いできて，うれしかったです。会ったときにも言いましたが，こんなに早くまた会えるとは思ってもいませんでした。ハン・ソッキュさんに会う度に，とっても僕は刺激を受けます。演技者として人間として，もっともっと成長しないといけないと思います。そのことは，僕にとって，とってもうれしいことだと思います。 今回は，一緒に食事ができなくて，残念でした。５月に東京で会えることを楽しみにしています。美味しい物を僕がご馳走します。 腰の具合はどうですか？健康に気を付けて，また素晴らしい演技を僕達観客に見せてください。それではさようなら。 P.S.いつか僕の家に遊びに来てください。それと，お兄さまにもよろしくお伝えください。 チョナン・カンより』 タワーに立ち，ソウルの街を眺める，真剣な表情のチョナン。 ＜あこがれの人，ハン・ソッキュ氏との再会。そして大好きは街を一望し，改めて自身を奮い立たせるチョナン。ハン・ソッキュ氏との出会いが，この男の野望をさらに大きくしたことは間違いない。これからのチョナンに，こうご期待！＞ |
| 第７回＜５月２３日＞ ソウル駅前。ソウル駅は初めてというチョナン。方向を確かめ，南に向かって前進。ひたすら歩くチョナン。スキップしていたかと思ったら，ダッシュ！「腹へたぁ」「チョナン，パリ！（急げ）」とつぶやきながら，どんどん走っていきます。さすがに疲れた様子で「かなり遠いなぁ」「疲れすぎて死にそうだ」と言い始めました。それでも「パリ！チョナン！」と自分に言い聞かせます。学校の近くを歩いていると，学生達に声をかけられ，握手を求められます。「応援してね」と応えながらも，「バスで来れば良かったなぁ」と歩いてきたことに後悔。 歩き続けること２時間。チョナンが着いたのはとあるお店。「ハン・ソッキュさんがいつも座っている席はどこですか？」とお店の人に尋ねます。案内されて座ってみて「ここなんだぁ。いい店だなぁ。雰囲気がいいなぁ」と感慨に耽っています。そう，ここはハン・ソッキュさん行きつけのステーキハウス。注文を取りに来た店員さんに「ハン・ソッキュさんと同じモノを」と。窓の外の風景を眺めながら「早く来ないかなぁ」「腹減ったなぁ」とつぶやいているチョナンの顔は，なんだかうれしそう。最初に運ばれてきたのは「パスタサラダ」。「今日は忙しくて朝から何も食べていなかったんです」とうれしそうに食べ始めるチョナン。そして次に出てきたのは，ハン・ソッキュさんが毎月必ず食べに来るという「茸の鉄板焼きステーキ」。食べながら「同じモノだ」と何度もつぶやくチョナン。サラダとステーキを平らげ「おいしかったぁ」と満足そうなチョナンに，さらにハン・ソッキュさんが一番好きだという「フルーツサラダ」が運ばれてきました。「幸せ」と食べるチョナン。「美味しかった・・お腹いっぱい」と満足したチョナンは，会計を済ませ，「今からソウル駅まで歩いて帰るんです」と店員さんに。店員さんは「かなり遠いですよ」とビックリ。「パリ！チョナン！」と走り去るチョナン。ハン・ソッキュさん行きつけのステーキハウスは，ソウル駅より徒歩２時間です。 ある建物の一室に案内されるチョナン。手には赤い風呂敷に包まれたモノが・・・。 |
| 第６回＜５月１６日＞ タップの練習場(?)。この前と同じ男の子と女の子の先生とチョナン。チョナン「今日は優しく教えてくださいね」とお願い。チョナンも，タップシューズを買いました。「高そうだね」という先生に「ちょっぴり高かったです」と。チョナンは「お手柔らかにお願いします」。そんなチョナンに「宿題やってきた？」と男の子先生。練習の成果を見せるチョナン。しっかり街中でも練習を続けていました。チョナンのタップに，拍手をする先生達「ちゃんと練習してきたみたいだね」。そして，今日のステップのお手本を披露。それを見たチョナン，しばし絶句。「今のはなんですか？」。「今日のステップだよ」と女の子先生。チョナンは「あり得ないです。あり得ない・・すいません。もう，お家に帰ります」と言い出します。「タップシューズ高かったんでしょ？ゆっくり教えてあげるから大丈夫」と女の子先生。それでも「できませんよ」とチョナン。男の子先生は「できないから練習するんだろう」。チョナンが「じゃぁ，ゆっくりお願いしますよぉ」と懇願すると，「ゆっくりやってても上手くなんないぞ」と男の子先生は手厳しい。そんな男の子先生に「調子に乗るなよ」とチョナン。すると今度は女の子先生が「だったらタップダンスなんてやめちゃいな」。チョナンは「もう１回見せてください」とお願い。でも，もう１回見ても「やっぱり帰ります」とチョナン逃げ腰。女の子先生に「この弱虫。これができなきゃ男じゃないよ」と言われちゃいました。「すみません」と練習を始めるチョナン。 通りを「チョンマルサランヘヨ」を口ずさみながら歩くチョナン。「ヨロブン サランヘヨ」。今日は，久しぶりにある人に会うことになりました。お店の中に入っていくチョナン。その人とは・・・チョナンの韓国初ドラマで共演したイ・ジェウンさん。今は，テレビや映画と超売れっ子です。 チョナンを見て「すごく痩せたみたいだけど」と心配するイ・ジェウンさん。「ドラマをやってて・・」とチョナン。イ・ジェウンさんは「忙しそうですね・・私も今ドラマをやっているんですよ」と。最近は，あのとき共演した番組は卒業したけれど，さらに忙しい毎日だとか。「あの後，私もアルバムを発表して・・」とイ・ジェウンさんが言うと「どんな唄？歌ってみてよ」とチョナン。イ・ジェウンさんは「歌手としてデビューして，今は映画をやっています」と話をそらせますが，チョナンは「歌ってみてよ」とさらにお願い。イ・ジェウンは「ダメですよ・・照れるなぁ」と最初は嫌がっていましたが，何度もチョナンが頼むので，ちょっと歌ってくれました。隣で聞きながらリズムをとるチョナン。そして「僕の唄も教えてあげるね」と「世界に一つだけの花」の歌詞を見せます。「昨日の夜，訳してみたんだ」とサビの部分を教えます。「僕のソロ」とうれしそうに教えます。イ・ジェウンさんは「唄がきれいだと思いました。歌詞もそうだし。すごくきれいな唄だと思います」。この言葉に「うれしいなぁ」と笑顔のチョナン。ＣＤをプレゼントします。２人で飲み物を飲みながら「僕のおごりだよ」とチョナンが言うと「もっと高いの頼むんだった」と笑っているイ・ジェウンさん。 「最近では，どんな映画が韓国では人気なの？」とチョナン。イ・ジェウンさんは「ジャンルが多様化してきて・・最近はセクシーコメディーが増えています。面白くて，気楽な感じで観られる映画が多いです」。イ・ジェウンさんも映画を撮ったそうです。韓国の伝統的なお祓いみたいなものが描かれていて，イ・ジェウンさんは巫女の役だそうです。カンヌ映画祭にも出品されるとか。 タップの練習を続けるチョナン。男の子先生は「かかとをあげて！・・かかと！」とチョナンのステップを見て注意しています。 チョナンとイ・ジェウンさん。緑のチョンマルブックを取り出し「日本語をこの本を読んで勉強してみてよ」とサインをしながら言いました。イ・ジェウンさんは，昔から日本語に興味があって，日本で映画を撮ることが夢だそうです。チョナンは「是非来てよ。共演しようよ」と。「チャンスがあれば是非そうしたいです」とイ・ジェウンさん。チョナンは「知っている日本語ある？」と質問。イ・ジェウンさんが知っているのは「はじめまして。よろしくお願いします」「幸せ」「愛してんだよ。死ぬほど愛したんだよ」。 |
| 第５回＜５月９日＞ 女の子とぴったりくっついて話しをしているチョナン。女の子は「１回だけ見せてよ」「あのすごいこと」とおねだりしていますが，チョナンは「ダメ」「ここじゃダメ」「まだ昼間だろう」「明日ね」と拒否。それでも「今日」「見せて」とおねだりを続ける女の子。チョナンは「腹へったぁ」「買い物行こうか」「飯くいに行こうよ」とごまかしても，女の子には通じない。おねだりが続くだけ。「まだ昼間だよ」とチョナン。すると女の子は「夜になったら見せてくれるの？」。これには，女の子の方を見ないで，空を見上げて何も答えない。「今日は天気いいなぁ」とごまかすチョナン。「映画でも見に行こうよ」と誘ってもダメ。「困ったなぁ」とチョナン。 韓国でもっとも人気のある素人参加番組「八道ものまね歌手王」。それに，チョナンのモノマネをする男性が登場！それをテレビで見ているチョナン。「がんばれ」等と声をかけ，笑いながら見ています。そして番組の最後に各賞の発表。なんとこの男性が「金賞」を獲得。「すごい。おめでとう」と拍手を送るチョナン。「よかったぁ」。見ての感想は「すごく面白かったです。でも歌をもうちょっと練習しないとねぇ・・・僕もそうだけど」。 またチョナンに甘える女の子。腕を組みながら歩いています。まだおねだりをしていますが，チョナンは「今日はダメだって」と。女の子は，なぜか「早く，早く」と急がせますが，チョナンは「焦るな」と。 港。女の子が号泣。困っているチョナンが「どうした」と聞いても「なんでもない」と泣くだけ。チョナンが「泣くなよ」というと「じゃあ，あれ見せてくれる？」とまたおねだり。「あれは・・・ダメだよ」とチョナンが答えると，また号泣。チョナンは「まいったなぁ」「泣くなって」となだめます。それでもダメ。「そうだ，美味しいカムジャタンの店を見つけたから，一緒に食べに行こうよ。俺がおごるから」とチョナンが誘いますが，女の子は「見たいよぉ〜見たいの」と泣くばかり。チョナンは，なぜか笑っちゃいますが「それはできないよ，その代わり，カムジャタンおごってあげるから。タクシーに乗れば30分だから」。でも，女の子はただ泣くばかり。 |
| 第４回＜５月２日＞ 先週に引き続き，チョナンとハン・ソッキュさんの対談。 雑誌の対談と違う場面なのか，リラックスムードで，なるべく通訳の方を入れずに話しています。ハン・ソッキュさんにタバコを勧められますが，断り「やめたんです」とチョナン。「うらやましいなぁ」というハン・ソッキュさんは，かなり吸うようです。そしてハン・ソッキュさんは「１週間でどれぐらい休みあるの？」と質問。無いと答えるチョナンに，ハン・ソッキュさんは「僕がチョナン・カンさんの頃，まだテレビドラマをやっていて，その時は，１日に数時間しか眠れなかったんです。その時は，本当に忙しくて。でも映画を始めてからは，時間に余裕もできてきました。チョナン・カンさんも体には気を付けてください」と言ってくれました。「僕はすごく健康です」と答えるチョナン。 対談は演技論へ。ハン・ソッキュさん「俳優という仕事は，当然大変なことも多いと思いますが・・・同じ俳優という仕事をする仲間の１人として聞いてみたいんですが，どんなときが俳優として一番大変ですか？」とチョナンに質問。チョナンは「大変と思えば全てが大変な気がして・・大変じゃないと思えば全部大変じゃないような・・・」。チョナンは，ハン・ソッキュさんの好きな言葉を引用します。「演技で自分が思った演技ができないとストレスがたまる。じゃあどうすればいいのかと言うことで・・そしたら自分が思った演技ができたら，ストレスが解消する・・僕は演技の中でストレスがたまったり，たまんなかったりするんだ」。そのコメントを見たときに「僕もそうだな，やっぱり僕達似ているな」と思ったそうです。「もっともピンときた言葉で，僕もいつも自分が思った演技ができるとホントにストレスがなくなるんですけど。少しでもダメだったなと思うとストレスがたまってきます」。 ハン・ソッキュさん「俳優にとって，一番大切なのは観客なんです。もし観客がいなかったら，俳優という存在は成り立たず，観てくれる観客がいるからこそ，俳優は存在できるんです。観客には，その俳優がどのような考えで演技をするのか，どんな価値観を持っているのか，どんな人生観をもっているのか，そこまで見えてしまうと思います。だから，その演技で人生が変わってしまう観客もいるはずで。だからといって，俳優が人間の模範のように生きて行けという意味でもないんですが，観客に対して羅針盤のような役割を持つことは重要だと思います。そして，俳優のエネルギーは観客から与えられるものなので，いつかはそのいただいたエネルギーを観客にもう１度還元することも必要ではないかと思います」。 チョナン「僕が演技に欲を持ったのは，ハンさんの作品を見てからなんで，本当にここ１・２年なんですよね。本当に演技の中で，楽しみを見いだしてきたのも，というか。もしかしたらきっかけは，ハンさんのお芝居だったとか。ホントに思いますね」。この言葉に「ありがとう」とお礼を言ってくれたハン・ソッキュさん。さらに「俳優は，働いているときより休んでいるときの方が辛いんです。だから，俳優・・いや，俳優だけでなく観客相手の仕事をする人全ては，仕事をしているとき，休んでいるときの方が辛いのではないかと思います。前作からしばらく期間を開けた私は，尊敬する高倉健さんのことを考えていました。あの方も，休んでいるときの辛さを乗り越えてきたんだろうなと，自分自身を慰めることができました」と言っていました。 またリラックスムードの中。ハンさんに趣味を聞かれ「ハン・ソッキュさんの映画を見ることです」とチョナン。ハン・ソッキュさんは「お世辞はいいから」と笑っていますが「本当に趣味なんです」と答えるチョナン。 演技論。ハン・ソッキュさん「演技で大切なのは，リズムなんです。その役柄のリズムを見つけたら，そのリズムを維持すればいいんです」と。それに対してチョナンは「非常にいいことを聞いたなぁというか。やっぱりリズムはすごく大事だなぁと，僕自身も思ってることですし。やっぱり，その状況に合わせた環境にしていくというのは，それがそのまま自然な形でお芝居にも流れていく・・というのは当然のことであって，結構それができていないって事に気づかないというか。そう言うのあるんじゃないかなと思います」。そしてハン・ソッキュさんは「こういうのを聞いていると，チョナン・カンさんは演技に対する熱意，そしてさらに何というか，演技に対してすごく純粋だという印象を受けました。俳優というのは，本当に魅力ある職業だと思います。これは私の言葉ではなく，アラン・ドロンがインタビューの中で語った言葉ですが，そのインタビューの中に『俳優という職業を持つことができるのは，最高の幸運を手にした人だ』。そんな言葉がありました。その言葉を聞いた瞬間，全くその通りだと思いました。チョナン・カンさんと私は，本当に大きな幸運に恵まれたと思います。私は，これからもがんばるつもりですし，チョナン・カンさんの活躍も期待しながら見守っていきたいです。思い通りの演技をすることのできる，そばらしい俳優，演技者になって欲しいと思います」。 |
| 第３回＜４月２５日＞ 「俺，この世界入って，マジで，すげー一番緊張するかも知れない。なんか，一番会いたい人だからね・・・・・気合い入れていきます」と日本語で語るチョナン。「がんばります。ハン・ソッキュさん，待っていてください。本当に楽しみです」と言った後，また日本語に戻り「やったぁぁぁぁ！」と大喜び。 帰国翌日。 「みなさん，こんにちは」と，緊張しきった表情で登場したチョナン。「昨日は寝ていません。はぁ・・・。最高に緊張しています。どうしよう・・・いってきます」。 ハン・ソッキュさんは，バラエティやトーク番組には一切出演しない，いわゆる「映画俳優」。そんなハン・ソッキュさんを，自分に似ていると思い，韓国での成功を夢見てきたチョナン。２人がいよいよ初対面。 チョナンが「お会いできて光栄です」とご挨拶すると，素敵な笑顔で向かえてくれたハン・ソッキュさん。「私もいろいろ聞いていますよ」とハン・ソッキュさんが言うと，「・・・」緊張しきっているチョナンは固まっています。「とにかく会えてうれしいよ」と笑顔のハン・ソッキュさん。「すごくうれしいです」とチョナン。 今回の対談は，６月に発売される雑誌（CUT）の取材と言うことで実現しました。なので，最初に２人の写真撮影。その後，いよいよ対談が始まりました。 「すごい緊張しています」と相変わらず緊張しているチョナン。ハン・ソッキュさんは「ずいぶん前から，チョナン・カンさんが，私のことを気に入ってくれていると聞いて，私もとてもうれしいです。ホントに，映画の力というものはすごいと感じています。私の映画を見て，韓国以外の人が気に入ってくれて，会いたいとまで思ってくれるなんて。ホントに映画というのは伝える力があるんだなと感心しています」。実際にあってどうか聞かれたチョナン「やっぱり緊張しています。大ファンなんです。僕は，ハン・ソッキュさんが出演した映画は全部観ています。僕は，韓国についてあまり知らなかったんですけど，ハン・ソッキュさんの映画を観てから，韓国映画に興味を持つようになりました。そして，韓国という国にも関心を持つようになりました。俳優ハン・ソッキュさんが大好きです」。ここから日本語になり「いつも演技の面でも本当に勉強させていただいているというか・・・それで，韓国語も勉強するようになったんです」。それを聞いたハン・ソッキュさんは「それはすごいことですよね。ある俳優が好きになったからといって，その国の言葉まで習うと言うことは，とても大変で，努力が必要なことですよね。私は，高倉健さんが好きなんですが，日本語を習おうとまでは思いませんでした。だから，チョナン・カンさんを尊敬するし，ありがたく思うし，とてもうれしく感じます」と。チョナンは「すごくうれしいです。おそれ多いです」。 チョナンがはじめてみたハン・ソッキュさんの作品は「接続」。「ＮＨＫＢＳで，1999年10月10日にオンエアだったと思うんですけど，それ，たまたま観たんですよ」。その時は，ハン・ソッキュさんのことは知らなくて，途中から吸い込まれるように画面に釘付けになったチョナン。「ハンさんの葛藤する姿だったりとか，セリフのではない所というか，しゃべってないような演技とか。すごく驚いて，それからちょっと注目しはじめました」。それから韓国でトップスターということを聞いて，その時に「僕達ちょっと似ているなぁ」「ハン・ソッキュさんと似ているなぁ」と思ったそうです。「すいません」と韓国語で謝るチョナン。「なんとか韓国でがんばれるんじゃないかということもありまして，何度も韓国に行ってみてはいるんですけど，そんな甘いモノではなかったなというのもあるんですよ」とチョナン。ハン・ソッキュさんは「似てるって言っても，僕と違って，チョナン・カンさんはもっときれいな目をしているよね」と言ってくれました。「そんな・・すいません。冗談なんです」と恐縮しているチョナン。 ハン・ソッキュさん「映画というモノは，他の国の文化と一番簡単に接することができるジャンルやメディアだと思います。日本の映画を韓国で紹介し始めたのが，約５年前で。それまでは，いろいろな問題・・韓日の微妙な問題で，日本映画を公開することが禁じられていました。それは本当に愚かな話だし，悲しいことでした。でも今は昔と違い，韓国と日本の微妙な溝も埋まってきて，今の若者達が私ぐらいの歳になる頃は，何の問題もなくなるでしょう。私の願いとしては，韓国と日本は，歴史的にも文化的にも，切っても切れない，そんな関係といえるから，もしチャンスがあれば，日本と韓国で何か素敵な物語を映画にできないかなと思っています」。さらに演技論へ・・・。 次週は，夢の対談後編です。 |
| 第２回＜４月１８日＞ 「緊張しているけど，がんばってきます」とチョナンが向かったのは，あのステージ。「世界に一つだけの花（シングルバージョン）」の最初の部分を韓国語で唄います。チョナンが歌い始めると，どんどん人が集まってきます。そして・・「みなさん，こんにちは。久しぶりにここに戻ってきました。ここは，僕にとって，思い出深い場所なんです。やっぱり韓国はいいですね。それはそうと，僕がやっている番組知っています？その『チョナン・カン』が，４月から遂に３年目に突入しました。本当にありがとうございます。全部，みなさんのおかげです。これからも応援してね。では，今から，心を込めて歌います。みなさん，聴いてください。・・・緊張するなぁ。でもがんばります」と，サビの部分を歌い出します。 また２番の部分になるとトーク。「みなさん，この歌どうですか？・・（いい反応）・・ありがとうございます。実はこの歌，僕らの新曲なんです。本当にいい歌なんで，みなさん，是非覚えてください」「この中に，日本からいらっしゃっている方いませんか？」日本語でも聞いてみると，何人か手が挙がります。「韓国は，何回目ですか？」「昨日の夜は何を食べましたか？」と日本語で質問。プルコギを食べたという人。チョナンは「僕は昨晩，カムジャタンを食べました。すごく美味しかったです」と韓国語で言った後，日本語で「カムジャタンという鍋があるんですけど，一度召し上がってください。とても美味しいんで」と。「では聴いてください」と，サビの部分を韓国語で唄います。 歌い終わり「みなさん，今日は本当にありがとうございました。これからも，もっと韓国語をがんばります。みなさん，応援してください。お疲れさまでした」と深々と頭を下げます。最後に「みんなの明日のバンザイ！」。ステージを降りると，たくさんの人に囲まれます。「人気が出てきたなぁ」とうれしそうなチョナン。「今から，食事にでも行きましょう」と去っていきます。 街頭ビジョンにうつるハン・ソッキュさんを見て「やっぱり似ているなぁ」とチョナン。そんなチョナンが向かった先は，あの屋台。チョナンが「お久しぶりです」と声をかけると，うれしそうなおじさんとおばさん。おじさんは「本当に久しぶりだね」。おばさんも「この冬は来てないよね」と。チョナンが「最近の景気はどうですか？」と尋ねると，「どこも良くないよ。うちは，冬の商売だから，春になるといまいちだねぇ。品物を変えてかないと。これから何にするか考えないと」とおじさん。チョナンは「そうなんだぁ。がんばってください」と。おじさんは「ありがとう」と言った後で「韓国語もうまくなっているねぇ」と言ってくれました。今度はチョナン「プレゼントを持ってきました」とチョンマルブック緑版を手渡します。「私達は何もしてないのに」とうれしそうなおじさん。「この本を見て日本語を勉強してください」とチョナン。「韓国語で書いてあるんだ」とおじさんが表紙を開くと，そこにはチョナンのサインがありました。 １人タップの練習をするチョナン。タップの小さな先生から，毎日１時間練習するように言われていました。「がんばれ，チョナン」と自分を励ましながら，練習を続けるチョナン。「疲れたなぁ」と一言。 そこに「ＯＫです！」というスタッフの声。急に元気になったチョナンは，そばにいたハトの群を追いかけて楽しそう。「お疲れさまです」とチョナンが言うと，スタッフから「いい報告があります」と言われます。「会いたがっていた，あの人との対談が決まりました」。一瞬，わからないチョナン。「そうなんだ」と。「誰なの？」とチョナンが確認すると・・・「ハン・ソッキュさんです」とスタッフ。一瞬固まるチョナン。固まった表情が，みるみる笑顔に。「まじ？・・・チョンマル？」。 ＜次週，遂に，あこがれのハン・ソッキュと・・・＞ スタッフのうれしい報告に「もう東京に帰らないと」と日本語で言うと，うれしそうに去っていきました。 |
| 第１回＜４月１１日＞ チョナンの韓国語講座。今日は「世界に一つだけの花」のサビの部分。歌いながらの練習です。「完璧！・・みなさんも是非覚えてね」。 今回から「虎穴に入らずんば虎児を得ず篇」がスタートです。 小学生ぐらいの男の子と女の子を先生にして，タップ(?)の練習をするチョナン。髪を束ね，スカジャン・Ｇパン姿です。「基本から始めるよ」と男の子。かなり厳しい先生達です。一寸でも違うと，すぐに「違う！」「ダメ」と言われてしまいます。最初は「簡単じゃん」と言っていたチョナンも，「疲れたぁ」と弱音を。 チョナンスタイルのチョナン。「まだ花粉症で困っている人多いですよね。僕は平気なんですが，ＳＭＡＰのメンバーでは，吾郎ちゃんが，いつもグチョグチョグチョグチョやっています。花粉症の人は，お手洗いの時に，鼻の穴も洗うといいみたいですよ」と一言アドバイス？そして「『僕の生きる道』の最終回，グチョグチョしてくれました？僕もかなりグチョグチョでした」。「みどり先生・・サランヘヨ」。 韓国でも「グチョグチョ系」のドラマが流行っていると言うことで，韓国で流行っているドラマの紹介。 「野人時代」（伝説的ヤクザの一代記） 「人魚娘」（自分を捨てた父への復習に執念を燃やす女の物語） 「オールイン」（カジノを舞台に生きていく実在のギャンブラーの物語） タップの練習を続けるチョナン。先生の厳しい指導の元，なかなかクリアできません。「先生，お家に帰りたいです」と言い出しちゃいました。どうしても上手くいかないときには「トッパロ！チョナン！」と自分に喝。やっと一連の動きがクリアし，チョナンが「じゃぁ，先生・・」と言い出したところで，「次は・・」とはじめようとする男の子先生。 街中を女性腕を組んで歩くチョナンの姿・・・・。 |