〜スムル　アホプ篇〜

第１回	第２回	第３回	第４回	第５回	第６回	第７回	第８回	第９回	第１０回
第１１回	第１２回	第１３回	第１４回	第１５回	第１６回	第１７回	第１８回	第１９回	第２０回
第２１回	第２２回

第２２回＜１２月１９日＞ 　１２月１３日早朝。都内某所に「ホテルビーナス」の前売り券を求めて並ぶ人たちの姿が・・・。 　今回は，チョナンの原点を巡るソウルの旅後編。 　劇場や画廊が集まる若者文化の発信地・大学路。チョナンは，ここで占いをしてもらいました（2001.5.11放送）。その時の占いの内容は・・・「芸能面では，この人の『カン』という名前が，『最高』を意味している文字なので，２９歳を越えると最高の運勢がやってきて，５０歳までは全てが上手くいくでしょう」。 　ここ大学路で一番人気のお芝居は「地下鉄１号線」。中国人の主人公の目から見たソウルをシニカルに描いたミュージカルコメディーです。１０年間で２８万人を動員した人気のお芝居。 　続いて，明洞。韓国一の繁華街で，韓国の新宿。そこに，チョナンを温かく見守り続けているご夫婦がいます。そうあの屋台のおじさん・おばさん。チョナンがこの屋台を訪れたシーンが流れます（2001.4.20/2001.5.4/2002.12.6/2003.4.18放送）。この屋台は，冬季限定。今年も，明洞中央路の北の端で営業中だそうです。 　ちなみに明洞では，南山タワーが見えるのが南で，明洞駅もその方角。 　ヨイド。漢江に浮かぶ韓国のマンハッタン。国会議事堂，各テレビ局，大企業の本社ビルが建ち並ぶこの街で，チョナン韓国初出演ドラマの撮影が行われました。「シュリ」のパロディーのドラマ撮影風景（2001.5.25）。そしてそれが韓国でオンエアーされたときの映像（2001.6.1 MBC「ニューノンストップ」）。このときの役は，あっけなく死んでしまう役でしたが，この熱演がきっかけで，一歩一歩韓国でもその存在が認められていくことになりました。２度目ドラマ出演をはたします（2001.7.13）。 　続いて韓国でＣＤデビュー。あのビルの前ステージで「チョンマルサランヘヨ」を熱唱（2002.7.5放送）。バラエティにも出演（韓国版「どっちの料理ショー」出演シーン 2002.9.20放送）。さらに，あこがれのハン・ソッキュ氏との対談（2003.4.25放送）。 　 　そして・・・映画「ホテルビーナス」（予告編。第２弾と一部違い，チョナンが自転車で走る姿が）。映画の中でのチョナンの部屋で，台の上に足を載せ，腕立てをするチョナンの姿・・・。 　「ホテルビーナス」出演者・スタッフの記念写真撮影風景。

第２１回＜１２月１２日＞ 　「ホテルビーナス」予告編（第２弾）。公開日がいよいよ決定しました。来春３月６日！ 　今回は，チョナンの原点を巡るソウルの旅前編。 　まず梨花女子大学前。番組スタート当初，ここでチョナンは「ちょっといいですか？・・・僕のこと知っていますか？」と声をかけ続けていました（2001年4月27日放送）。まだ誰も知らず・・・。 　その梨花女子大学の学生に聞いた「最近はまっているもの」。携帯ストラップ，イ・ヒョリ，ヨガ，デジタルカメラ・・・。一番人気は「黒豆乳」。 　次に東大門市場。深夜でもたくさんの人でにぎわうこの街の店頭ステージで，チョナンは「アチムヘル　ボロ　カジャ」を熱唱。 　その東大門市場で働く人たちのお薦め深夜食は「ハンマッコル」という店の「ダットリタン」。

第２０回＜１２月５日＞ 　「ホテルビーナス」予告編（第２弾）。 　今回は，韓国人キャストロングインタビュー続編（再編集という感じです）。 　コ・ドヒちゃん（サイ役）「一生懸命やっていますので，応援よろしくお願いします」。 　日本と韓国の撮影現場の違いで困ったことは「特に問題はなかったです」。 　＜撮影の合間，市村さんと遊ぶコ・ドヒちゃん＞ 　チョナンの印象は「優しくて，面白いです」。 　＜チョナンとコ・ドヒちゃんが遊ぶ姿：２人でバドミントン。「負けないぞ！」とチョナン。今度は「世界に一つだけの花」の韓国語バージョンを教えてあげています。「難しい？」とチョナン＞ 　今４年生。学校が終わると，塾へ行って５時間ぐらい勉強してから家に帰るそうです。周りの友だちもみんな同じ。日本以上に学歴社会の韓国では，小学生の９割以上が塾へ行っています。もっと遊びたいと思わないかという質問には「この仕事は楽しいから別に平気です」。将来の夢は映画女優。 　＜撮影風景＞ 　パク・ジョンウさん「今回，『ホテルビーナス』で日本を訪れて，ガイ役を演じています。できるだけ多くの人にこの作品を見てもらえたらと思います。私達の『ホテルビーナス』をよろしくお願いします」。 　俳優になったきっかけは「芝居に興味があったんです。元々は演劇をやっていたんです。で，映画やテレビドラマなどにも軍隊から帰ってきてからチャレンジしてみたんです。韓国では，義務的に成人男子は２年半，軍隊に行かなければなりません。もちろん，私もそうでした」。 　＜以前チョナンが韓国のTVに出演したときの映像＞ 　「軍隊を出て，初めて韓国では男として認められるんです。私も個人的に，軍隊を出た後は，忍耐力が付き，そして意志が固くなったし，俳優としても，多くの悩みを抱えていたんですが，除隊後はそんな悩みも克服できるようになったと思います。今回のガイ役においても，そんな経験が役に立っていると思います」。 　＜撮影風景＞ 　チョ・ウンジさん「はじめまして。私はソーダ役のチョ・ウンジです。よろしくお願いします。一生懸命がんばります」と日本語で。「そして『ホテルビーナス』は，スタッフや監督さん，そして日韓の役者が力を合わせた作品です。だから，多くの人が観て，愛して，応援して欲しいです」。 　チョナンの印象は「最初は，ちょっぴり近寄り難かったんですが。でも，演技は上手だし，演技に対する取り組み方もまじめなので，とても勉強になりました」。 　＜撮影風景：合間に台詞を練習している(?)チョナンの姿も＞ 　今回の映画は韓国の人にどのように受け取られると思うか・・「とにかく，韓国でも今までになかった感じの映画だし，それに日本人が韓国語に挑戦しているのが，とても新鮮に映ると思います」。韓国ではポピュラーな整形手術について。「自分のコンプレックスを，現代の医学で治して，自信を持てるようになるなら，悪くはないと思います」。周りの友だちは・・「私が見た感じでは，たくさんいるんですが，みんなうそを付くんですね。でも，私にはなんとなくわかるんです」。自分自身はしていない。「治したいところはあるけど，みんなはそこがチャームポイントだと言っているので，今でも，たまに治したいとも思いますが，やってはいないです」。その治したいところは「内緒です」。 　＜撮影風景＞ 　イ・ジュンギさん（ボウイ役）。 　初の映画出演が日本映画になったことは・・「元々，僕は高校の頃から，日本の音楽を聴いていて，日本映画にも興味があったんです。映画では，『Shall we ダンス？』とか『鉄道員』とか『リング』など，かなり観ています。日本映画のテイストが好きなんです。だから，日本映画に出演できてすごくうれしかったです」。 　＜撮影の合間。デジタルビデオカメラで周りを撮っているイ・ジュンギさん「メイキングカメラがいる」。コ・ドヒちゃんとイ・ジュンギさんが楽しく遊んでいるのを，タップを踏みながら(?)笑顔で見守るチョナン＞ 　日本に来たのは「今回が初めてです。この映画のおかげで来れたんです」。日本の休みの日は・・「酒を・・（笑）」。「いろんな所へ行ってみました。僕が一番気になっていたのがファッションで。今，韓国で若い人に人気があるのが『日本フィーリング』と言って，日本風のスタイルの若者のファッションなんですが，そのスタイルを見に，原宿とか渋谷とか新宿に行ってみました」。 　＜撮影風景＞ 　「世界に一つだけの花」日本語バージョンを，コ・ドヒちゃんに教えるチョナン・・。

第１９回＜１１月２８日＞ 　「カフェビーナス」から出てくるチョナン。 　「どうも。この『ホテルビーナス』では，たくさんのスタッフが働いているんですが，今日は，そんなみなさんを紹介しちゃいます。どうぞご覧ください。僕は，今から台本を覚えに行ってきます。じゃあねぇ」 　美術・北川さん。この映画でこだわったことは・・・ 　「西洋と東洋の折衷で，無国籍なイメージを出し，POPでも無く古すぎでもない，そんなセット作りを目指したことです」 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　小道具・竹内さん。この映画でこだわったことは・・・ 　「各役者さんが北の果てに流れ着いてきたという，それぞれの役になりきれるような雰囲気の小道具を集めたことです」 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　メイク・永嶋麻子さん。この映画で特に心がけたことは・・・ 　「今回，役作りのために日焼けまでしたチョナンさんの姿を，カメラを通してみなさんに100％伝えようとしたことです」 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　助監督・山田さん。この映画で特に気を付けたことは・・・ 　「日韓の両言語で声出しをして，現場にいる人が国籍に関係なく１つになってスムーズに動けるようにしたことです」 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　ケータリング担当・新井さん。この映画で特に気を配ってきたことは・・・ 　「朝晩は冷え込むこの季節に，できるだけ作りたての温かい物を用意したことです」。 　ケータリングの「カフェビーナス」にやってきたチョナン「あー，いいねぇ・・美味しそう」とキャベツのスープ（味噌汁？）を手に取り「キャベツ好きなんだよね」とたくさんキャベツを入れています。「美味しい」とうれしそうに食べるチョナンの姿。 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」（新井さん） 　通訳・チェ・ジヘさん。この映画で特に気を配ってきたのは・・・ 　「現場で監督の話を役者に伝えること以外にも，今回，特に韓国人キャストは，日本人スタッフとの仕事が初めてなので，早く日本の現場の雰囲気になじめるように，仕事以外の部分でもできるだけ話しかけて，リラックスしてもらえるようにしてきたことです」。 　＜撮影の合間の風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　録音・西田さん。この映画で特に気を付けたことは・・・ 　「台詞が全編韓国語なので，それを追っていくために，台本を本当に何回も読み込んだことです」。 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　特機・月村さん。この映画で特に気を付けたことは・・・ 　「日本とは勝手の違うウラジオストクで，いかにクレーンなどの特機を効率的にスタンバイするか考えたことです」。 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　照明・平野さん。この映画で特にこだわったことは・・・ 　「色で表現できない部分を，照明のコントラストで表現しようとしたところです」 　＜撮影風景＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　撮影・中村さん。 　「今回，この『ホテルビーナス』の撮影には，『いい映画を作ろう』というのはもちろんのこと，『いい現場を作ろう』という素晴らしいキャスト，スタッフが集まりとても楽しい雰囲気で仕事をすることができました」。 　＜撮影の合間，チョナンやスタッフが腕立て伏せをみんなでやっています。チョナンは，上半身裸で，見事な体・・・＞ 　「『ホテルビーナス』ご期待ください」 　ＳＭＡＰコンサートＤＶＤのＣＭ風のものが流れました（韓国語だったので番組の一部でしょう） 　宣伝担当・アスミックエースの伊藤さん，伯井さん，宇田さん，内田さん。 　「特にみなさんに伝えていきたいのが，そのドラマのおもしろさです。チョナン・カンさんはもちろん，登場人物が皆，最高に魅力的に描かれていて，私は予告編だけで，もう５回は泣いちゃっています」。 　＜予告編第２弾：第１弾よりも物語の内容に触れるシーンが多＞ 　「ホテルビーナス」の前売り券がいよいよ１２月１３日から発売されます。先着順で，松竹系の劇場で購入した方には，携帯ストラップをプレゼント。 　１２月１３日〜先着１万名　黒のストラップ 　　１月１０日〜先着１万名　紫のストラップ 　　２月　７日〜先着１万名　青のストラップ 　それぞれ，カフェビーナスの看板バージョンとシューズバージョンの２種類があり，全部で６種類あります。 　撮影の合間，流しそうめんを楽しむチョナンの姿・・・

第１８回＜１１月２１日＞ 　「ホテルビーナス」予告編。 　今回は，韓国人キャストへのロングインタビュー後編。 　チョ・ウンジさん（ソーダ役） 　韓国でデビューして３年。ファッションモデル，映画出演４本，ドラマやＰＶも経験しています。「ホテルビーナス」終了後は，韓国のKBSのドラマ収録。役のためにバイオリンを持ってきたそうですが，まだ１回も練習していないとか。 　映画製作の現場での日韓の違いは・・「韓国映画も細かいんですが，日本映画ではより細かくスケジュールが立てられていると思いました。最初，日本で日本の役者さんと一緒にお芝居すると聞いたとき，お互いに言葉が通じないから，やはり韓国にいる時みたいにはいかないと思いましたが，チョナン・カンさんは韓国語も上手だし・・中谷さんもそうだし，香川さんもそうだし，市川さんもそうだし・・みんな韓国語を一生懸命勉強していて，会話もできたので，あまり違いは感じませんでした」。 　＜収録の合間や記者会見の時，出演者のみなさんが楽しそうに話をしている様子＞ 　チョナンの印象は・・「最初は，少し近寄り難かったんですが，でもお芝居がとても上手で，しかも演技に対してもとても真剣で，すごく尊敬できると思いました」。 　今までに日本には来たことがなかったそうです。日本で好きなものは「ファッション」。ファッションの日韓の違いは「日本の方が開放的だからかもしれませんが，韓国では見かけないようなファッションがありますね」。今，韓国で流行っているファッションは，マフラーやワイドパンツだそうです。覚えた日本語は「すいません」「ごめんなさい」「ありがとうございました」「ありがとうございます」「ありがとう」「お疲れさまでした」「お疲れさま」「お疲れさまです」「日本語好きです」「日本人が好きです」「衣装を替えてください」。「チョナン・カンさんから教わったんです」。他には「私が間違えました。すいません」。「まだ覚えた単語は少ないんですけど，それでも充分楽しく会話できる現場だったので良かったです」。 　＜撮影の合間の風景＞ 　「『ホテルビーナス』は，スタッフや監督さん，そして日韓の役者が力を合わせた作品です。だから多くの人が観て，愛して，応援して欲しいです。カムサハムニダ」。 　イ・ジュンギさん（ボウイ役） 　韓国では，ファッションモデルをしながら，ＰＶやＣＦ等に出演。初の映画出演が日本映画になったことについて・・「学校で映画について勉強しているんですが，日本映画に出演できると聞いて，すごくワクワクしました。実際に撮影の時感じたのは，僕の大切な初体験を，未知の国で初めての環境でできるというのは，すごいチャレンジになるし，今もワクワクしていて，すごく幸せに感じました」。 　チョナンの印象は「初めて拝見したのは，韓国ＣＤデビューしたときのTV番組だったんですが，初めはとにかくすごい面白いという印象でした。韓国にはいないキャラだったんで。実際に，この映画でお会いして，話をしてみたら，すごくいい人で，優しい方だなと思いました。だから，一緒に撮影していて楽しいです」。 　＜楽しく話をする様子＞ 　日本に来たのは，今回が初めて。「この映画で来ることができました」。日本に対して持っていた印象は・・「たとえば，サッカーでは，韓日戦といえばライバル関係と言うことで，すごく関心を持ってみていましたし。エンターテイメントの分野でも，まだ完全に解放されてはいないんですが，個人的にはすごく興味を持っていて，僕はちょっと神秘的な魅力を感じていました」。１月から日本の文化がさらに開放されること，ノ・ムヒョン大統領になって何か変わったことはあるのか・・「正直に言えば，なんで今まで日本文化を受け入れないんだろうと思っていました。もちろん，理由があった訳なんですが。個人的には，そう願っていました。ノ・ムヒョン大統領とチョナン・カンさんとの対談を観たんですが，大統領が文化開放を積極的に考えていて良かったです」。 　覚えた日本語は「冗談だよ」「お疲れさまでした」「どういたしまして」というような「生活用語です」。スタッフにはよく使っているとか。「発音しやすいので，覚えやすくて，韓国語が難しすぎるからかもしれないですが，なんか表現しやすくて，覚えやすくて楽しいです」。日本語をどうやって覚えたか・・「元々高校時代に，日本語が選択科目にあって，興味があって日本語を選択したんですが，でも勉強はあんまり・・・まじめにしてなかったんですけど。でも今は，日本に来てみて『チョンマルブック』を片手に，必需品難ので，いつも勉強しています」。 　「今回，日本に来て，いい人達といい映画が撮れて最高です」。 　「ホテルビーナス」第１弾ポスターが完成。「カフェビーナス」の建物（と思われる）が素敵な感じ（人物は無し）。　　　 そのドアを開けるとき やさしさがあふれ そのドアを閉めるとき 涙があふれる

第１７回＜１１月１４日＞ 　「ホテルビーナス」撮影現場。チョナンが階段を下りるシーンを撮影・・。 　今回は，韓国人キャストへのロングインタビュー。 　 　最初は，コ・ドヒちゃん（サイ役）。 　今までに出演した映画は「ホテルビーナス」「極道の妻」「ウララシスターズ」「ブラザーフッド」。「ウララシスターズ」では，舞台で踊るシーンがあり，そのために１ヶ月練習をしたことが特に記憶に残っているとか。日本と韓国の撮影現場の違いで戸惑ったことは「特に問題なかったです」。チョナン・カンの印象は「親切で，面白かったです」。 　スタジオの隅(?)で，手遊びをしているチョナンとコ・ドヒちゃんの姿。チョナンができず「難しい」というと，「練習してください」とコ・ドヒちゃん。 　日本で好きなものは，アニメの「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」。実際日本に来てみた感想は「車が左側通行だし。それと，テレビを見ていると途中でＣＭが入るのでビックリしました」。覚えた日本語は「愛してる」。「チョナン・カンさんが歌っているので」。 　スタジオの隅(?)で，２人。チョナンが「僕が歌を教えてあげるね」というと，コ・ドヒちゃんは「サランヘヨ」と。チョナンは，ちょっと笑いながら「チョンマルサランヘヨ」を口ずさみます。笑って聞いているコ・ドヒちゃん。「面白い？」とチョナン。 　コ・ドヒちゃんは，現在４年生。学校は好きで，友だちと話をするのが一番楽しい。学校で流行っているのは「コンギ遊び」。お手玉に似た遊びで，５つの玉を投げて掴み，取り損ねると次の人へ・・というゲーム。本来は女の子の遊びなのに，男の子も楽しんでいるとか。「勉強は好き？」という質問に「はい」と答えます。学校が終わると塾へ行き，５時間ぐらい勉強してから家に帰るとか。「この仕事は楽しいので，遊べないけど平気です」。この仕事を始めた理由は「私が前からやりたかったんです。それで，まずはリトルコリアの応募から始めたんです」。将来の夢は「映画女優」。個性的な女優になりたいそうです。 　「一生懸命お芝居しましたので，よろしくお願いします」。 　次は，パク・ジュンウさん（ガイ役）。 　韓国で出演した映画は，今までに１０本位。最近公開されたのは「TUBE」。現在撮影中なのが，「シュリ」のカン・ジュギュ監督の「ブラザーフッド」。俳優になったきっかけは「芝居に興味があったんです。元々は，演劇をやっていたんです。で，映画やTVドラマ等にも，兵役が終わってからチャレンジしてみたんです。それは，俳優としても，軍隊で自信がついて，演技にも幅が出ると実感したからです。今回のガイ役においても，そんな経験が役に立っていると思います」。撮影現場における韓日の違いは・・「日本映画と韓国映画との制作面での違いは，いろいろとあるんですが，個人的に感じたのは，韓国映画はたいてい長い時間をかけて，贅沢に映画を撮って行くんですが，それに対して日本映画は短時間でも入念な事前準備をして，その中で100%設計図通りの完璧な作品に仕上げていくことです。それぞれの良さがあって，日本映画は無駄が無く効率的で，韓国映画は現場で試行錯誤する時間があり，でもその分，本来の設計図から離れていってしまうそんな危険性もあります。役者については，韓日で変わらないと思いました。でも，日本の俳優は，感情の表現がより豊かだと感じました。韓国の俳優の感情表現はどちらかといえば押さえるタイプが多く，感情表現が小さいと思います」。 　「チョナン・カンさんとは，１ヶ月半ぐらい共演してきているんですが，カットがかかるまで，絶対に集中を切らない姿だったり，それ以外にも見えないような所・・たとえば，撮影現場以外に，控え室とか廊下とかで，台本を通して韓国語を勉強しているような姿をずっと目にしてきました」。廊下の隅で，静かに台本を読んでいるチョナンの姿。「だから，チョナン・カンさんは，スタアなのにそこにとどまらず，常に努力しているんだといつも感心させられていました」。チョナンのことは「以前からも，韓国での歌手としての活動は何回か見ていました」。チョナンが歌のプロモーションで出演したテレビ場組の映像。「その時は，はじけた雰囲気で，コミカルで，すごくポップな感じがして，面白くて。あの人誰？って感じで，日本のスタアだとも知らなくて，誰なんだろう？と楽しんでいました」。日本には初めて来たそうで，その感想は「日本人は韓国人より親切ですね。韓国人も親切ですがそれ以上に」。覚えた日本語は「よろしくお願いします」「すごい」「かっこいい」「かわいい」「いただきます」「がんばって」。実際に使ってわかってもらえたのでうれしかったそうです。 　「私達の『ホテルビーナス』をよろしくお願いします。応援してください。がんばります」。 　撮影所の通路で，バドミントンをするチョナンとコ・ドヒちゃんの姿・・・。

第１６回＜１１月７日＞ 　ウラジオストクロケから約１ヶ月半。１０月２０日，都内撮影所で「ホテルビーナス」最後の撮影が始まろうとしています。 　本番直前。スタジオの隅で，精神統一するチョナンの姿が。その周りでは，着々と撮影の準備が進められています。撮影最後のシーンのカットがかかり・・・「チョナン・カン氏これで『ホテルビーナス』クランクアップになります。スゴハショッスムニダ」というスタッフの声。花束とプレゼントを手にしたチョナン（日本語で）「お疲れさまでした。スゴハショッスムニダ。まだ終わった感じがしなくて・・・・・ちょっと余韻に浸らないと，ホントに終わったんだなって言う気分にならないなというか。えー，それだけちょっと没頭したというか，熱中できたんじゃないかなぁと思っています。頭のシーンはラストシーンでした。最後のシーンは，最初のシーンで，なにか・・・・何かの縁というか，今までに，ホントないような映画になるんじゃないかなと思っています」。 　「ホテルビーナス」３０秒スポット。 　＜目指した訳ではなく　たどり着いただけの街に　生きる事も　死ぬ事も　できない人たちがいて　そして・・・　僕もまたその中の１人だった　『ホテルビーナス』＞（byチョナン） 　「黄泉がえり（ファンセン）」が，１０月３１日，韓国で公開されることになりました。 　東亜輸出公司のソ・ヨンミンさん「『黄泉がえり』が１０月３１日から，日本映画としては過去最大規模で公開しました。現在の韓国映画市場では，自国映画が好まれる傾向があり，外国映画には厳しい市場となっております。そんな中，今回『黄泉がえり』の配給を決めたのは，昨年度日本での大ヒットぶりが印象深かったこと。そして，心温まるストーリーが，韓国でも今求められている重要なテーマなのではないかと思い，韓国の観客も惹き付けてくれることを願い，配給を決めました」。 　実際に映画を見た人たちの感想・・・ 　「悲しかったけど，とても感動的でした」 　「友だちが言っていたとおり，おもしろかったです」 　「公開を楽しみに待っていたかいがありました」 　「誠実で男らしい主人公が格好良かったです」 　「テーマが独特で，すごく良かったです。次回作が楽しみですね」 　「この作品を見て，震えるような感動を味わいました。ホントに期待していたんですが，期待以上でした」 　「この映画のチョナン・カンは，韓国でのチョナン・カンと大違いでした」 　「韓国ではチョナンさんは，ちょっとコミカルなイメージだけど，あんな演技のうまい人だとは全然知りませんでした」 　「彼は，次回作で韓国語の映画に挑戦していると聞いています」 　「全編韓国語の台詞の映画だって聞きました。『ホテルビーナス』っていったと思います」 　最新韓国映画情報。人気の映画は・・・ 　「殺人の追憶」「黄山ヶ原」「スキャンダル」 　K-POPランキング。１１月第１週のベスト５。 　第５位　ウン・ジウォン「陶酔 in melody」 　第４位　グループＳ「I Swear」 　第３位　チェリーフィルター「カモメ飛ぶ」 　第２位　ブラウン・アイド・ソウル「本当に愛していたんだろうか」 　第１位　イ・スヨン「ドングロニ」 　「ホテルビーナス」クランクアップ。缶ビール片手のチョナン「私達の未来に乾杯しますので，韓国語で『コンベ』とみなさん一緒に・・・じゃ，コンベ！」と乾杯。

第１５回＜１０月３１日＞ 　ウラジオストクロケ。「お疲れさま」と日本語で挨拶する韓国の出演者のみなさん。 　ウラジオストクロケもあと３日。ここからが正念場。「今からワイフとの初シーンなんです。楽しみだなぁ」とチョナン。９月１５日。チョナンとワイフ（中谷さん）との初シーンの撮影です。屋上で洗濯物をとりこんでいると・・・何かに気づき走り出すチョナン・・・。その夕方。ウラジオストクに到着したばかりの市村さんが現場にやってきます。夕暮れシーンを撮るため，現場到着早々，リハーサルもなく本番に挑む市村さん。スタッフに「セリフ行けるところまで・・」と言われますが「オレがずっとしゃべってんじゃん」と市村さん。そう，このシーンは台本４ページ分のビーナス長台詞のシーンです。そんな過酷な状況も，１発ＯＫの市村さん。チョナンが韓国語で「感動しました。ビーナス最高」と笑顔で話しかけます。市村さんには通じず「え？」。「感動しました」と日本語で言うチョナン。「スタジオでまたお願いします」と日本語で挨拶していました。 　９月１６日。チョナンが現場入り。「本日もよろしくお願いします」。今日のシーンは，自転車で階段を走り下り，街を自転車で疾走。「疲れた」とチョナン。さらに街中を駆け抜けるチョナン。やっと「食事です。腹ぺこです」というチョナンは，走って暑かったのか，シャツのボタンを全開。「今日のランチは，韓国料理です」。熱い料理を口にして「熱い」。「おいしいね」と日本語で。撮影は快調に進んでいきます。この日の撮影終了。「今日はホントにお疲れさまでした。やっぱり演技は難しいです。でも明日からもがんばっていきます」とチョナン。「いつもこんなしめになっちゃいますね・・・明日また会いましょう。お疲れさまです」。 　９月１７日。１０日間のウラジオストクロケ最終日。まずクランクアップしたのはワイフ役の中谷さん。そして次のクランクアップは・・チョナンの運転する自転車の後ろに乗っているコ・ドヒちゃん。「ＯＫ」がかかり，チョナンが優しく「ワンビョッケヨ（ＯＫだよぉ）」と言葉をかけます。ただ，そこは道路。車に注意していたチョナン「サイ，危ないよ」と車から守ってあげていました。自分の撮影前に集中するガイ役のパク・ジュンウさんもロケ終了。 　深夜の公園。タップの確認をするチョナン。この場所での撮影で，チョナン＆「ホテルビーナス」のウラジオストクロケ全日終了！チョナン「まだ撮影はたくさん残っています。みなさん，東京で会いましょう。ご期待ください」とカメラに向かってまじめに挨拶した後で，スタッフに「みなさん，お疲れさまでした」と。そして・・・「ハンジャン　ハルカヨ（一杯行く？）」とうれしそうな声で。 　ロケ終了現場で乾杯をするチョナン＆スタッフ。

第１４回＜１０月２４日＞ 　ウラジオストク。９月１０日「The Hotel Venus／ホテルビーナス」クランクイン。 　初日参加のキャストが紹介されます。 　チョ・ウンジさん「これからよろしくお願いします。一生懸命やります。ありがとうございます」 　パク・ジュンウさん「一生懸命がんばります。それと，映画のために，身も心も健康に注意します」 　イ・ジュンギさんは日本語で「始めまして・・よろしくお願いします」 　コ・ドヒちゃん「よろしくお願いします」。 　「The Hotel Venus／ホテルビーナス」最初のロケは，パク・ジュンウさんのシーン。 　パク・ジュンウさんは，「アフリカ」「TWO MEN」「TUBE」等１０本以上の韓国映画に出演している実力派。現在「シュリ」のカン・ジェギュ監督の超大作映画「太極旗を翻って」でウォン・ビン氏やチャン・ドンゴン氏と共演中。撮影するシーンは，大きな石を運ぶ労働シーン。リアルな汗を求めて，撮影前から体を動かしています。 　次は，ソーダのシーン。ソーダ役のチョ・ウンジさんは，映画・ＴＶドラマ・ファッション雑誌のモデルと，韓国でマルチに活動中。この冬からは韓国KBSのドラマにも出演する予定。線路際に立つソーダ。そのすぐ目の前を列車が通り過ぎます。このシーンを撮影するために，線路毎全部借り切っています。列車が通り過ぎ，線路を渡るソーダ・・・で，このシーンの撮影終了。 　初日の夜には，中谷さんも合流。スーツケースに座り込んでいるシーンを撮影。 　３日目。ボウイのシーン。イ・ジュンギさんは，韓国の各種雑誌グラビアや広告，ＰＶのモデルとしてブレイク。今回が映画初出演で注目を浴びます。 　撮影の合間，チョ・ウンジさんとイ・ジュンギさんが，チョンマルブック（緑）で日本語を覚えようとしていました。 　４日目。コ・ドヒちゃん。９９年にミスコリアの子供版・リトルコリアに入賞。「My Life is a gangstar」「ウララシスターズ」等すでにたくさんの映画に出演。今日のシーンは「歩くシーン」とコ・ドヒちゃん。荷物を持って，ガイの後ろをただ歩いていくサイ・・・。 　撮影５日目。ウラジオストクを一望できる丘に，チョナンの姿が。「風が強ぇ〜・・でも，こう見えても強いんで大丈夫です」と強風の中の撮影になりました。「今日から撮影が始まります。みなさん，いろいろとよろしくお願いします」とご挨拶。チョナンが最初に撮影するのは，本編のラストシーン。 　チョナン，合流２日目。「ここはウラジオストクの街です」と街中を歩くチョナン。台本を見せ「ホテルビーナスの玄関です」とチョナンが示す台本の裏表紙には，建物のイラストが。そして，表紙を見せ「The Hotel Venus・・チョナン・カン」と読むチョナン。 　ホテルビーナスの屋上で，洗濯物を干すシーンを撮影。この屋上は，実は歴史ある税務署の屋上を借りています。もちろん，エレベーターはなし。機材半優は，全員総出の一大イベントになります。 　まだまだ続くウラジオストクロケ・・・。

第１３回＜１０月１７日＞ 　都内某映画スタジオで行われた「The Hotel Venus／ホテルビーナス」の会見の模様第２段。 　「The Hotel Venus／ホテルビーナス」の見どころについて１人ずつ語ってもらいます。 　まずはそれぞれの役柄について・・・ 　剛くん「あのー・・感情をタップで表現するシーンが，所々ありまして。えー・・そうですね・・言葉じゃなくて，足の音で感情を表現しないといけないので，そこがすごく苦労しました。あのー・・撮影は，ウラジオストクだったんですけど。ホテルで，毎晩，エレベーターホールのところで練習していて。みなさんに・・・すごいご迷惑をかけてしまいまして・・・すごい小さなホテルだったんで・・・みんな，ごめんね」。 　中谷さん「台本の中で，私が話すセリフといったら『チュゴ（死ね）』『ナガチュゴ（死んでこい）』『ティジョラ（死んじまえ）』『シッパル（畜生）』とかっていう，大変汚い言葉ばっかりで。なんだか，うれしいやら悲しいやら，です」。中谷さんの今回の役どころは，香川さんとの冷え切った夫婦仲を演じると言うことで，その役作りは？・・・「ウラジオストクのロケから始まって，２週間ほどたってから，やっと香川さんにお目にかかることができたんですね。初めてお目にかかって，いきなり別れのシーンを撮ったりとか・・それがまたひどい乱闘シーンだったりもして，殴り殴られ，お互いに痛みを共有して，一緒に助けていただいて，役を作ることができたと思います。あとは，香川さんがひかれた風邪を私がそのままもらって，喉が痛くなったりとか。さらに，撮影のない日に舞台を見に行く機会があったんですけど，そしたらなんと，隣の席に香川さんがいらしたんですね。夫婦ってこういうもんなんだなぁと思いました」。 　コ・ドヒちゃん「韓国で，チョナン・カンさんとテレビで見たことがあったんですが，この役で共演できてうれしいです」。 　パク・ジュンウさん「このガイという役は，『男の中の男』だと思います。しかし，心に傷を持っていて，希望や，さらなる愛を求めているというそんな役でもあります。その深い愛故に，心に傷を負ったガイを演じていくためには，誰よりもおさえた演技が必要だったので，私はこの役を演じるとき，常に緊張感を持って挑んでいます」。 　チョ・ウンジさん「ソーダという役の，外見の明るさと内面の暗さの両方を表現することはとても難しいんですが，それがソーダ役のポイントだと思いがんばっています」。 　イ・ジュンギさん「演じていて感じたのは，この役が僕の子供時代とよく似ていると言うことで，役作りの時には自分の経験が役に立ちました。誰もが本当は弱い人間なんだということを，実際にご覧になって確認してみてください」。 　香川さん「中谷さんが説明されたように，ドクターとワイフという夫婦は，本当に，働かないでアル中におぼれている夫と，働いて生活費を稼いでいる妻の葛藤というものがあるんで，中谷さんはすごく気合いが入られてて，全力で来られるんで，僕はそれを受け止めるだけって言う，そう言う役作りが成立していると思います。日常でもそうだと思うんですけど，俳優のセリフは日本語でもね，『お前なんか嫌いだ』と言いながら『ありがとう』って言う気持ちを出していたりとか。言葉と気持ちが全く離れている場合が，俳優の作業だとすれば，韓国語で気持ちを伝えるって言うのもそのうちの一つだなと自分の中に言い聞かせて，セリフを覚えて，できるだけ感情を入れるというような作業として韓国語をがんばりたいと思ったんですけど，そう言うことはたてまえで。本音は，本当にきついです。死ぬ思いです。台本をいただいた日から，あの『The Hotel Venus／ホテルビーナス』の白に青字の台本が，毎日毎日頭の上に重石でのっかってて，セリフを全然覚えていないという夢を３回以上僕は見たし，本当に韓国語を覚えるというのはキツイです。でも，これをやることは，本当に何かのステップ，俳優として大きなステップになるのではないかと思って，ありがたい場として挑戦していっているし，楽しんでやろうかなぁと思っていますけど・・キツイです。今，１日１日が終わっていって，シーンが終わっていくと，本当にほっとして・・ほっとしています」。 　市村さん「今回の僕の役は，ビーナスと言うことで，このホテルの主なんですけど。映画初出演。他のメンバー，みなさん映画とかテレビで活躍なさっている。僕は，舞台１本でここまで来ましたんで，できればこの中が僕の舞台だと思って，住人の方達に人生を演じてもらったらいいな，そんな温かい気持ちで，お母さんのような，お父さんのような，おじいちゃんのような，おばあちゃんのような，そんな感じでやれたらいいなと思っています」。 　「The Hotel Venus／ホテルビーナス」の魅力は・・・ 　剛くん「それぞれが，あのー・・・なんか，過去があって。あのー・・うーん。それぞれのストーリーがあるんですけど。あのー・・・それでも，なんか，最後はみんな一緒に前向きになっていくようなところが，あのー・・魅力的かなと思っています」。 　中谷さん「この世の中に完璧な人間などいないのだとは思いますが，特にこのホテルに在住している人々は，足りないところ，欠けているところだらけの人間たちで，それが非常に深い人間味をおびていたりして，私にはとても魅力的にうつりました」。 　パク・ジュンウさん「今回の映画には，魅力がたくさんあるんですが，私が特に感じたのは，誰もが，ここには１号室から４号室まであるんですが，そこは誰もが入りうる場所だということです。誰にでも心の傷があり，誰にでも希望があるわけですから，誰もがここの住人に共感できると思います。そこが魅力です」。 　チョ・ウンジさん「このホテルは古びてはいるけれど，各部屋の心に傷を持った人々を，静かに受け止めて，しかもその傷をいやしてくれる・・『ホテルビーナス』のそんなところが魅力だと思います」。 　イ・ジュンギさん「この１つの建物の中で，いろいろな人々がその心の傷を抱えながら，それを克服し，立ち直っていく・・という，そんな独特なテーマが，私には魅力的でしたし，みなさんもご覧いただければ，１つの室内におこる様々なストーリーをきっと気に入ってくれると思います」。 　香川さん「本当，日本人と韓国人が韓国語を使ってやる映画で。言葉は，我々は日本語でない言葉をしゃべるんですけど。この地球にある人間の感情っていうのは，１つであると思うんですよね。僕は，母国語ではない言葉を通じて，こういう感情を体験する事って言うのは，すごくこれからの世界には必要な，みんな感じていることは一緒なんだということをこの映画ですごい感じることができるんじゃないかなと思います。それが感じられたらいいんじゃないかと思います」。 　市村さん「台本読んだときは，３・４カ所で鳥肌がたって，目頭がウルウルと熱くなった場面があります。今こうやってみなさんの話を聞いていて，ビーナスのホテルの中にいる人々の傷が暴露されつつ，なおかつそこから癒されていく瞬間が，映画の中であると思うんです。それはどこかと言うことからばらしちゃうと，映画ですからつまんないですからね。そういうところがいっぱい詰まっている作品だなと言う風に，本当に感じています」。 　 　次回は，ウラジオストクでのロケ風景。

第１２回＜１０月１０日＞ 　都内某映画スタジオ。100名を越す報道陣が集まってきました。そう「The Hotel Venus／ホテルビーナス」の会見が行われます。 　政井アナの進行で会見は進みます。まずはキャストが，ホテルビーナスの室番号順に呼ばれていきます。 　０号室：チョナン・カン（剛くん） 　１号室：いさかいの絶えない毎日を過ごす元は腕利きの闇医者・ドクター（香川照之さん）と看護婦・ワイフ（中谷美紀さん） 　２号室：経歴不詳の男・ガイ（パク・ジュンウさん）と心を開かぬ少女・サイ（コ・ドヒ） 　３号室・４号室：自分の花屋を持つことを夢見る娘・ソーダ（チョ・ウンジ），カフェに置き去りにされ，ソーダに思いを寄せる少年・ボウイ（イ・ジュンギ） 　そして，これら心に傷を抱える屈折した住人達を穏やかに見守る，カフェビーナスのなぞめいたオーナー・ビーナス（市村正親さん）。 　企画の石原氏（フジテレビ）のご挨拶。 　「無国籍な映画とか，国際的な映画という日本映画，そう銘打った映画はたくさんあると思うんですが，文字通り無国籍，インターナショナルな映画だと思います。ハングルで全員しゃべっていたり，あるいはロケ地がウラジオストクであったりしますが，決してそれは舞台が韓国であるとか，その街はウラジオストクであるという風には既定していませんで，あくまでも最果ての１つのとある街というあるファンタジーを描くための場所という風になっております。おそらくは，世界中どの人が観てもそれがある特定の文化圏に属した街に見えないと言う意味においても，圧倒的にインターナショナルな映画に仕上がるんじゃないかと思います。 　是非，よろしくお願いします。ありがとうございました」。 　キャストが一言ずつ韓国語でご挨拶。 　剛くん「みなさん，こんばんは。ようこそおいでくださいました。ついに僕の念願だったオール韓国語の映画に出演できて，本当にうれしいです。まだ，撮影も半ばなんですが，すでにい感動的なシーンがたくさんあって，今から絶対泣ける映画になると楽しみにしています。だから，是非，小さなお子さんからご年輩の方までたくさんの人に見てもらいたいです。これからも，韓国と日本の交流のためにがんばります。応援してください」。 　中谷美紀さん「こんばんは。ワイフ役の中谷美紀です。韓国語で，お芝居ができて，本当にうれしいです」。日本語で「どうもありがとうございます」。 　コ・ドヒちゃん「こんばんは。私は，サイ役のコ・ドヒです。よろしくお願いします」。 　チョ・ウンジさん「こんばんは。ソーダ役のチョ・ウンジです。よろしくお願いします」。 　パク・ジュンウさん「こんばんは。ガイ役のパク・ジュンウです。お会いできてうれしいです。この作品は，私にとって，大切な映画になると思っています」。日本語で「よろしくお願いします」。 　イ・ジュンギさんは日本語で。「始めまして。ボウイ役のイ・ジュンギです。日本の映画に参加して，本当にうれしいです。好きな言葉は『若いときの苦労は買ってでもしろ』。一生懸命がんばります。みなさん，どうぞよろしくお願いします」。 　香川照之さん「みなさん，こんばんは。ドクター役の香川照之です。よろしくお願いします。ボウイから学んだ言葉は『チョルモソ　コセウン　サソド　ハンダ（若いときの苦労は買ってでもしろ）』。セリフ以外で，僕がしゃべれる韓国語は，これで全部です・・カムサハムニダ」。 　最後は市村さん「こんばんは。私は市村正親です。オカマイムニダ（おかまです）・・・カムサハムニダ」。 　質疑応答。今回は剛くんだけ。 　政井アナ「テレビ番組とはがらっと違ったキャラクターになるそうですけれども，役作りのポイントなど教えてください」。 　剛くん「えーとですね。この，カフェビーナスというところにですね，在住しているわけなんですけど・・あのー・・過去にですね，精算できない・・精算できていない過去がありまして。そういうちょっとトラウマを持っているというか，そこらへんが，役作りの上では難しいのかな，と思いました。・・・感情を，タップで表現するシーンが所々にありまして。えー・・そうですね・・言葉じゃなくて，足の音で感情表現しないといけないので，そこがすごく苦労しました。・・『黄泉がえり』という初めての主演で，たくさんの人がですね。ご覧になってくれまして。今回も，そう言った面では，少しプレッシャーとか，どうしようかなって気持ちあるんですけど。あのー・・ホントにこの撮影現場に来るとですね。プレッシャーとか不安が，あのー・・消えてしまうというか，えー・・出演者，それと監督さんと一緒に撮影するのが，毎日，ホント楽しくて，えー・・今，半分ぐらいですかね・・きて・・ホントにあのー・・今までに感じたことの無いような，あのー・・自分の中の感情がわき出てくるシーンが所々にあったりとかするので，あのー・・自分自身も，どういう風に，あのー・・どういう作品になるのか，すごく今から楽しみです」。 　 　次週，他豪華出演者が「ホテルビーナス」の魅力を語ります。

第１１回＜９月１９日＞ 　今回も「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ特別編　サランヘヨ〜愛の劇場＆愛の唄」のアンコール放送の続き。 　「ヘンボカセヨ」後半。娘が韓国に来た本当の理由を知らされ別れたところまで。 　詳細レポは当時のレポ参照（「よみがえるつよぽん」へ）。

第１０回＜９月１２日＞ 　今回も「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ特別編　サランヘヨ〜愛の劇場＆愛の唄」のアンコール放送の続き。 　まずは「ミアネヨ」のラスト。日曜日にやってきた男が，自分の秘密を明かすと・・・・。 　続いて「ヘンボカセヨ」前半。動物園で男（写真屋）に声をかけられる所まで。 　詳細レポは当時のレポ参照（「よみがえるつよぽん」へ）。

第９回＜９月５日＞ 　ずっと「韓国映画に出たいです」と言い続けてきたチョナン。そんなチョナン発主演の映画製作大決定！チョナンの韓国映画への思いが，「オール韓国語映画」として実現。「ホテル　ビーナス」（新聞記事の紹介）。来春公開です。 　 　今回は「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ特別編　サランヘヨ〜愛の劇場＆愛の唄」のアンコール放送の続き。 　「ミアネヨ」の後半，後半の大どんでん返しの前まで（日曜日に行くという電話のところまで）。詳細レポは当時のレポ参照（「よみがえるつよぽん」へ）。

第８回＜８月２９日＞ 　今回は去年放送された「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ特別編　サランヘヨ〜愛の劇場＆愛の唄」のアンコール放送。 　「ミアネヨ」の前半のみの放送（男の携帯を気にする女・・のところまで）。詳細レポは当時のレポ参照（「よみがえるつよぽん」へ）。

第７回＜８月２２日＞ 　岸壁のチョナン。「暑いですね」とご挨拶。「チョナン・カンのハングル講座では，今まで２３個の言葉を学習してきました。みなさん，覚えているかな？」と。 　今までの『ハングル講座』のＶＴＲ。 　「今のは保存版でしたね。ビデオには録画しました？」。今まで出てきた単語を暗記するだけでも，結構会話ができるそうです。「外国語は使わないとすぐ忘れちゃうので，日常生活の中で意識して使ってみるといいですよ」。大雨が降ってきたので，屋根のある方へ移動。ソウルに行くと，ホテルでもお土産屋さんでも日本語が通じるし，食事のメニューには日本語が書いてあります。「韓国語を話せなくても支障はないんですが，やっぱりその国へ行ったら，少しはその国の言葉を使うのも礼儀ですよね」。 　ということで，韓国旅行した日本人がどれだけ韓国語を話せたのか，街頭インタビュー。ほとんどの人が挨拶程度。一部，自己紹介まで。日本語が通じちゃうので，覚えないようです。 　鏡の前で自分の姿を見ているチョナン。「のびたなぁ・・・こんなに伸ばしたの初めてかも・・メンバーの中でも一番長いしな。中居君は，早く切れって言うんだけど。ベッカムみたいに毎週変えてみようかな」と考えています。振り返って「みなさん，僕，どんなヘアスタイルがいいと思いますか？僕に似合いそうなヘアスタイルや色などがありましたら，是非この番組のホームページへお願いします。お待ちしています」。また鏡を見て「カツラ，似合うかも・・・カツラもいいかもね・・・それにしても，チョナン，かっこいいなぁ」。 　韓国の有名ヘアサロンの美容師さんに，韓国で流行っているヘアスタイルを聞いてみました。段を作って毛先を軽くして，自然なウェーブをける・・というのが流行り。ただし，韓国人はカットがあまり好きじゃないので，デジタルパーマで自然な感じを出すそうです。

第６回＜８月１５日＞ 　勝村さんと久しぶりに会うチョナン。勝村さんは「全然連絡もくれないで・・もうすぐ２年になるんだぞ。チョナンがアクション映画やろうって言ったんだろう」と。黒チョナンと勝村さんとの争いの日々・・（ＶＴＲ）。「全然忘れてた」とのんきなチョナン（笑）「あれから毎日考えているんだけど」と勝村さんが言うと「何を？」とチョナン。勝村さんは，映画の中でどうやったら格好良く死ねるか，ずーっと考えてきたそうです。チョナン「勝村さんは死ぬ役なの？」と不思議がります。 　勝村さんは「オレはそう思っていた」と自分で考えたストーリーを語りだします。愛する恋人を敵のマフィアのアジトから助け出そうとして殺される。まず最初はチョナンが１人でアジトに乗り込んで，勝村さんの恋人を捜す。何人かは敵を倒すけれども，いいところまでいってチョナンは捕らえられてしまう。「若さが出ちゃうんだ。そこで，エリックの登場だ・・・エリックというのはオレの役名なんだけど。エリックは，デューク東郷のように強くて，青島刑事のように熱い男なんだ」。アジトをかぎつけたエリックは・・・「どう？かっこよくない？」。 　「かっこいいかな，それ」とチョナン。勝村さんは「一番の泣かせ所だと思うけどなぁ」と。チョナンは「マフィアだとか，エリックだとか，そんなストーリーにはならないと思うんだけど」と言います。「チョナン，当てるんだったらアクションかホラーだよ」と力説する勝村さん。チョナンは「そうかなぁ」と疑っています。勝村さんはまだ「エリックは左利きなんだ・・」と熱く語り出そうとします。そんな勝村さんに「役とか決めてないし・・」とチョナン。勝村さん「頼むからエリックやらせてくれよ」と懇願。「そんなこと言われても・・困ったなぁ」とチョナンが困っていると「頼むよ」と懇願しながらチョナンを襲う勝村さん。 　 　タップの練習をするチョナン。いつものちびっ子先生２人との練習。「そろそろ終わりにしませんか」とチョナンが言うと「その代わり宿題たくさん出すからね」と女の子先生。男の子先生は「今度できなかったら，わかっているよね？」と脅します（笑）必死で練習するチョナン。街中でも，スタジオの廊下でも・・・。　 　そんなチョナンの元に，先生達からビデオレターが届きます。 　「チョナンはいいものを持っているんだから，僕達の言うこと利いてまじめに練習すれば，ある程度はタップ踏めるようになると思うよ」「タップは心で踏むんだよ。決して，見た目のかっこよさとかじゃないから」「今度会うときは，基礎IIから始めよう」と。「あんにょん」と挨拶した後・・・「まさかと思うけど，人前ではまだ披露してないよね。僕達がGO出してないから，まだやっちゃダメだよ」「来年のコンサートには間に合うかもね」。 　「・・・もうコンサートでやっちゃってます。師匠，怒らないでね」とチョナン。最後には「しーらないっと」。 　１人敵のアジトへ向かうエリック。銃弾の音が響いてきて，助けを求める恋人の声が！走り出すエリック。 　銃弾に倒れたエリックの姿・・・。海辺で遠くを見つめるチョナン・・・。雷が鳴り響き，雨も降り出す中，「エリーック！」と叫び，号泣するチョナン。

第５回＜８月８日＞ 　「痛い・・ビビったぁ」とある部屋の前にやってきたチョナン。「暑い日が続いていますが，元気にしていますか？僕はすごく元気です。今日はわけあって，オーディションです。ＳＭＡＰも若いうちはいろんなオーディション受けていたなぁ・・・今日は，初めて僕がオーディションする立場です」。２年前，チョナンが韓国で受けたオーディションの映像が流れました。 　オーディションを受けているのは，全員女性。担当はチョナンのみ。いろいろな人がオーディションにやってきました。主な質問は，「年齢」・「職業（何をやっているのか）」・「こういうところは初めてか」・「日本映画はよく見るか」・「整形をしているか」等々。最後は紙を渡して「これを読んでみてください」と。それは，レポーター役のセリフ。終わると「アラッスムニダ（わかりました）」と言うチョナン。 　ある女性を見送った後「迷うなぁ・・でも足が長かったなぁ・・羨ましい」と。 　１人のオーディションが終わると「どうしようかな・・誰がいいのかなぁ」と悩むチョナン・・・。

第４回＜８月１日＞ 　２年前の夏。トンバンと２人楽しく過ごすチョナンの姿・・・。 　チョナン「夏休みの予定きまりました？韓国旅行なら，やっぱり，ソウルはもちろん，釜山。あと，済州島なんかも有名ですよね。でも小さな田舎町も風情があっていいですよ」。 　ということで，日本人の訪れない韓国の名所を探る旅・・・です。今回は，ソウルから車で２時間。江華海峡を渡った人口６万の島・江華島（カンファド）。そこの名所は，まず高麗宮跡（コリョクンジ）。１３世紀，高麗時代，モンゴルと闘うために都を移した跡です。３９年間だけでしたが，自国の歴史を大事にする韓国では，全国的に有名なスポットです。全国からいろいろな人々が，訪れてきます・・・。 　続いて，知る人ぞしる浄水寺（チョンスサ）。新羅の時代に建てられた寺。当時は「精修寺」と書いていましたが，世宗時代にお寺の西側から水が湧き，それがとても美味しかったことから「浄水寺」になりました。食事で有名なのは「うなぎ村」。うなぎの蒲焼き専門店が十数軒並んでいます。うなぎの蒲焼きに，たっぷりコチュジャンを付け，焼き肉のようにいただくのが韓国式。お土産は，高麗人参。ソウルより値段が安く，品質も良い。韓国全土の４割をここで生産しています。紅塩泉で有名なホテルもあります。 　韓国語講座。今日は「シウォネ」。暑い外からクーラーきいた涼しい部屋に入ったときに「シウォネ（涼しいなぁ）」。「シウォ」が「涼しい」という意味。続いて，かき氷を食べたときなどは・・「チャガオ！（冷たい）」。「これはそのまま暗記してね」。「みなさんも冷たい物ばかり食べてお腹壊さないでね・・僕，昨日，冷たいビールの飲み過ぎで，まだ腹の調子がいまいちなんです。気を付けます」と，サンダルでタップを踏みながら去っていきました。

第３回＜７月２５日＞ 　ソファに座るチョナン「新しい水着買いました？僕は今年，すごいの買っちゃいました。いろいろお手入れしなくちゃ」と。今回はまず韓国で流行っている水着の紹介です。「お手入れ気合い入れないとな，マジで」とつぶやくチョナン。 　海辺で水着姿の人にインタビュー。いろいろポイントを聞きますが，実は水着になっている人はごく少数。人に見られるのがイヤということで，服を着ている人が多いそうです。 　 　映画館前のピンクシャツチョナン「よく似合ってません？やっぱり僕かっこいいでしょ」と笑顔。「みなさん最近，映画を見ていますか？」というチョナンは，「マトリックスリローデット・・・見てないなぁ」「チャーリーズエンジェルフルスロットル・・・見てないなぁ」「ターミネーター３・・・見てないなぁ」。「日本では大ヒットしているようですが，韓国ではどうなんでしょう」ということで，韓国最新映画情報。「『黄泉がえり』のＤＶＤもよろしくお願いします」と映画館へ向かうチョナン「見たいよぉ〜！マトリックス」と叫んでいました。 　第５位「おいしいセックス，そして愛」 　第４位「呪怨」（日本映画） 　第３位「薔花，紅蓮」 　第２位「チャーリーズエンジェルフルスロットル」 　第１位「初恋死守決死大会」 　「マトリックス」も大ヒットしましたが，外国映画の上映が６割以下に宣言されているので，すでに他のハリウッド映画と入れ替えられているそうです。韓国で次に観たい映画NO1はドラマ「２９歳のクリスマス」の韓国版リメイク「シングルズ」。

第２回＜７月１８日＞ 　「世界に一つだけの花（韓国語バージョン）」を歌いながらやってくる浴衣姿のチョナン。「この歌覚えてくれました？やっぱりいい歌ですよね」と。そして浴衣なのに左手にはリストバンド。「これは僕がすごく気に入っているヤツなんです。かっこいいでしょ」と笑顔。 　以前にもこの番組で紹介したことがありますが，現在日本には約７０万人の韓国人の方々が住んでいます。いわゆる在日韓国人の方々が約４０万人。ニューカマーと呼ばれる，生まれや育ちが韓国で仕事の都合や結婚のために日本に住むようになった人達が約２０万人。さらに，留学や出張などで短期的に来日している人達が約１０万人いると言われています。「今日は，そんな人達と話をしてみようと思います」。 　一旦その場を離れたチョナンですが，すぐ戻ってきて，ゲタのままタップを披露。「タップダンスも上手くなったでしょ？」と笑顔。 　 　男性。韓国の人に日本語を教えるため，勉強をしに日本に来ました。「僕にも教えてくださいよ」とチョナン。時間があればいつでもといわれました。趣味はヒッチハイク。日本についてももっと詳しく知りたくて，北海道や九州の長崎など遠いところにヒッチハイクに行くそうです。日本についてもっと広く深く知りたくなり，せっかく留学に来たのだから，学校の勉強以外に日本の社会や文化を肌で感じたくなったから始めたとか。「今度一緒に行きましょう・・休みができたらぜひ」とチョナン。 　女性。旦那さんが日本の会社に就職したためにやってきました。日本に来てビックリしたことは，韓国の食卓には必ずスープとご飯があって，それをスプーンで食べるのが普通。でも日本ではスプーンを使わない。初めて牛丼を食べに行ったときには苦労したそうです。そんな話をしていたからか「お腹減って来ちゃったな」とチョナン。 　男性。放送関係の勉強のために来ました。日本は，ＴＶ番組がとても面白くて，ＣＭもすごく格好良くて，ドラマもとても面白いから，日本で本格的に学びたいそうです。東京は物価が高いから，それがかなり辛いとか。「日本のキムチはどうですか？」とチョナンが質問すると，どれを食べても辛くない，辛くなければキムチじゃないのに・・と不満そう。 　女性。２２歳。韓国の数え方では２４歳。韓国より日本の方が若くなるから日本が好きだそうです。日本に来て９ヶ月。日本の男性は，韓国の男性に比べて，すごく優しくて，すごくおしゃれ。ヘアスタイルはみんな芸能人みたい。実は日本人の彼氏がいるとか。「日本人の彼氏ができるとは思っていなくて，何でこうなったのか・・・」。 　男性。日本に来てビックリしたことは，日本人が親の前でもタバコを吸うこと。韓国では，目上の人の前ではタバコを吸いません。チョナン「僕，最近，ノ・ムヒョン大統領と対談したんだけど，観た？」と質問。観ていたけれど「すごく緊張していましたね」という答え。チョナン「超緊張したよ・・大統領はどう？」。まだ何とも言えないけれど，国民が選んだ大統領だから期待はしている。ノ・ムヒョン大統領によって何かが変わってくれれば・・・。 　女性。日本の生活がとても楽しい。９月に変える予定だけれど，帰りたくないほど。テグの出身ですが「僕は行ったことないなぁ」とチョナン。「遊びに来てください。案内しますよ」と言われました。趣味はカラオケというので「歌ってみてよ」とチョナン。「世界に一つだけの花」を日本語で歌います。そこで，この曲のサビの部分を韓国語（チョナン）ｖｓ日本語（女性）で歌ってみます。途中でチョナンが歌えなくなり負け。「やっぱりもっと練習しないとね」とチョナン。 　１人お茶を飲むチョナン。「日本のキムチはいまいちだと言っていた人が多かったです。たとえば，外国でお寿司を食べてもおいしくないですよね？それと同じです。だから，キムチは韓国で，寿司は日本で・・・それが一番ですね」。

第１回＜７月１１日＞ 　「みなさん，毎日恋をしていますか？僕は毎日恋をしています」と言うチョナン。「僕は今年もＳＭＡＰのコンサートが始まりました。９月６日の宮城まで全国で２１公演やっちゃいます。みなさんもぜひ見に来てください」。梅雨が終われば夏。「僕は夏が抱き好きなんです。冷や麦やそうめんもいいですが，暑いときにあえて豆腐チゲ。ホントホイ思想。あれがまたたまらないんです。スタミナつくよ」。韓国の夏も暑いけれど，サーフィンをやる人はほとんどいないそうです。 　ということで，韓国の夏。 　街頭インタビュー。「韓国の夏と言えば」・・・サングラス。今流行っているから。サムゲタンを食べる。暑いときには熱いものを食べろというから。海。ソウルから車で３時間強の東海のビーチが一番人気。ムクゲの花。７月に咲き，ホテルの等級マークにもなっているとか。韓国版かき氷。人数に会わせて大きさを選び，混ぜながら友だちと楽しく食べます。 　今回から「スムル　アホプ篇」がスタートです。 　久しぶりの韓国語講座。「楽しみだなぁ」。今日の言葉は「トウォヨ＝暑いなぁ」。いろんなシチュエーションで表現してくれます。「トウォヨ（暑いなぁ）」「トウォ（暑っ）」「トップタ（暑ーい）」。同じ「あつい」でも「鍋を食べて熱かった場合には・・」。「トゥゴウォヨ（熱い）」。豆腐チゲを食べて「トゥゴ（熱っ）」「トゥゴウォヨ（熱い）」。柚子茶を飲んで「トゥゴッネ（熱いなぁ）」。 　曲に合わせてノリノリチョナン。韓国で一番はやっている曲で，カラオケでも人気。 　ということで，K-POPランキング。 　５位　イム・チャンジョン「焼酎１杯」 　４位　キム・ジンピョ「ありったけの力で」 　３位　ユジン「The Best」 　２位　イ・ジョク「あの時はまだ分からなかったんだ」 　１位　コヨーテ「悲傷」。 　パーティー会場。韓国語で挨拶した後「これからもよろしくお願いします」とチョナン。