毒トマト殺人事件毒トマト殺人事件
| 東京芝浦スタジオ。LOFT照明倉庫。そこにSMAP５人が呼ばれました。待っていたのは田畑アナ。言われるがままにくす玉を割ると，そこに書かれていたのは＜祝SMAP５人勝手に主演ドラマ毒トマト殺人事件完成！＞。バラエティ「がんばります」の収録中，ドラマも収録。一流アーティストによる，全２６曲書き下ろしの楽曲も完成。木村君「僕らには内緒で勝手にドラマを作ったってことですよね。田畑アナ「そのとおり！」と拍手すると，周りのスタッフも拍手。木村君「全員，バカだよ」。慎吾君「勝手ですよね」。中居君「８チャンじゃありえないでしょ」。木村君「ゆる〜い犯罪ですよね」。田畑アナ「どう言うドラマに出来上がっているかわからないので，いろんな不安もおありで・・・」。中居君「不安がいっぱいですよ」。ここで役柄発表。中居君「逆なんだね。完成しているのにこれから配役発表するのね」。 まずは剛くん。最初に「がんばります」の企画を振り返ります。そして配役は＜全力で走り続ける男＞。撮影風景が流れますが，２mほど近づいていても全く気付いていない。VTRを見ている剛くん「全力でやんないといけないから，わからない」。落とし穴の場面が，ドラマの衝撃シーンに。そのシーンでのキーパーソンは木村君。剛くんが水槽に落ち重体と言うドラマの中のニュースが。 VTRあけ。剛くん「全然わかんなかったです」。慎吾君「そういえば気になったとかないの」。剛くん「まったく！」。木村君「もう早く見よう。一人ひとりの配役の説明は・・・逆に細かいこと知りたくない」。中居君「オンエアー見るから，飛ばしてドラマ見せてくれるかな」。 でも吾郎ちゃんの役柄説明。配役は＜カラオケボックスに住み続ける男＞。ただし，初期段階の台本には＜歌担当＞の文字が。ドラマの中で使うBGMを，吾郎ちゃんに歌ってもらおうと思っていました。ただ，企画を教えず，思い通りの曲を歌ってもらうのは至難の技。１００点を取るため必死の吾郎ちゃん，提案曲を断固拒否。仕方なく（？）配役が変わりました。しかも，刑事がはりこんでるシーンを取るため，カーテンをあけてもらおうとしましたが，これもなかなかやってもらえず。そして，部屋の中の採点機の下の箱にある人物が潜んでいました。 VTRあけ。木村君「なにしてんの？この人たちは」。吾郎ちゃん「わかんない。あのボックス」。木村君「全部不自然だもんな」。慎吾君「そもそもが不自然だから」。木村君「何が添付してきても不自然を感じないんだよね」。慎吾君「勝手にやってるからいけないんですって。１００点目指して１００曲ぐらい歌い続けている人に，カーテン開けてくれますかって，開けないよね」。吾郎ちゃん「開けない」。慎吾君「この曲歌えって言ったって，"うるさい，歌わせろ"ってことだよ」。吾郎ちゃん「もうそれどころじゃなかったから。点数もウソだったの？」。田畑アナ「あれはガチです」。吾郎ちゃん「もういい，撮れたよ，みたいな。稲垣がうるさいから『さくら』でとりあえず１００点・・・みたいな」。 次は慎吾君。配役は＜謎の縄文人＞。作っていた土器で，慎吾君と木村君がつながっていく・・・。 VTRあけ。慎吾君「なんなんですか」。木村君「慎吾の配役を説明するVTRを見て思ったんですけど，テレビの前の方と僕らが同じタイミングで配役を知ってるってことですよね。これ世界初じゃないですか」。田畑アナ「本当に世界初なんですよ」と拍手。スタッフも拍手。慎吾君「拍手いらないから」。田畑アナ「いいお芝居されてましたよね」。木村君「知ってるのに緊迫感がある」。中居君「何で気付かないの」。慎吾君「CCDとかだと思ってた。ドラマの役の人がのぞいてる筒だとは思わないよ。思う要素がないもん」。木村君「いい感じに持ってかれてる，今，オレら。オレらがこうやって言い合うのがまずおかしいもん。"なんでお前気付かないんだよ"とか，"あれは気付かないって"・・・この会話に持ってってるこいつらが悪いんだよ」と前にいるスタッフをさします。 そして次はその木村君。配役は＜トマトを栽培食べ続ける男＞。世間話が尋問シーンに編集されるところや，謎の潜入捜査官が入っていたいすが紹介されます。そのイスの時には，潜入捜査官の頭が見えてしまっていたんですが・・・。 VTRあけ。木村君「潜入捜査官が僕が座っているイスの中にいたんですよね。あの瞬間は覚えてるんですよ。トマトのへたが取れて，何だよこのイスっていったのは覚えてんですよ。今見る限りでは，確実に頭の頭皮が映ってましたよ。人の頭皮には見えなかったんですよ」。中居君「発想がなかったんだろうな」。木村君「人が中に入ってるって言う発想がないから，普通にパスしちゃった」。中居君「目，合ってるように見えた」。木村君「あれは頭皮です」。中居君「あそこでもわかんない」。剛くん「うそー」。慎吾君「気持ち悪い」。木村君「ちくしょ・・・」。田畑アナ「残りお１人」。中居君「超こえぇーんだけど」。 最後の中居君。配役は＜地下要塞を自由に行き来する容疑者＞。撮影中，実は刑事役の人が中居君に見つかっていました。追いかけてくる刑事を見て，中居君「スーツの人誰？」。同行したスタッフは「スーツの人がいるのも面白いなっていって。解析員みたいな。分析員みたいな感じで。オニ以外にも分析している人がいる感じで」と必死にごまかし。中居君は「へぇ。ビックリした」と一応納得。次に洞窟の中で大量のトマトが栽培されているのを見ちゃいます・・・が，何も言わずに，そのままに。 VTRあけ。中居君「トマトのくだり，覚えてる。あ，たぶん触れちゃいけないのかなって思ったの」。慎吾君「そうなんだよ」。中居君「何かあるなって。それがドラマだとは思わない。『毒トマト殺人事件』ってことは，犯人がいるんですね，この５人の中で」。吾郎ちゃん「いるんだ」。田畑アナ「みなさんは自覚がないまま，犯人役を演じている方がいらっしゃるんです」。吾郎ちゃん「でも楽しみだな」。中居君「ドラマ何分あるんですか」。田畑アナ「小一時間です」。剛くん「１時間！？」。慎吾君「本気じゃん」。中居君「何？どうなるの？」。 |
| 事件当日。走り続ける草なぎ。それを見ている平泉刑事。 第１章 ５人の容疑者 木村の部屋をノックする音が。ドアを開けると，そこには平泉刑事の姿が。事件６日後。SMAPに殺人の容疑がかかっていた。 女子アナ殺人事件前夜。テレビ朝日第１スタジオに，平泉刑事と豊田刑事が来ていた。そこでは，SMAPの番組が生放送中。実は＜１月１０日SMAPの番組で人が死ぬ＞という殺人予告状が届いていた。2人がはりこむ中番組が終了したが，結局何も起こらなかった。しかしその翌日，その番組に出演していた大下容子アナが遺体で発見された。新鮮な毒入りトマトが胃の中から検出された。前日「SMAPの世界の野菜を食らう」という番組で一緒にトマトを食べていたSMAPが事件に関与している疑いがかかっていた。殺害現場の大下アナの部屋。死亡推定時刻は午前５時。完全な密室状態だった。同僚の女子アナが発見。その女子アナには，堀内刑事が事情を聞いていた。大下アナが寝ていた枕にはトマトのしみが。そして，ベランダにはなぜか大量のパンの耳が置いてあった。さらに，中居とのツーショット写真も見つかる。二人でバイカル湖に行ったことがあるようだった。しかも，大下アナの隣には木村が住んでいる。何か関連があるのか。平泉刑事は，木村の部屋を調べることにした。部屋に入ると，そこはトマト部屋。縄文土器もあちこちに飾ってあった。それは何を意味するのか。 事件翌日。草なぎは走り続けていた。稲垣は，カラオケボックスで歌い続け，外出は全くしていない。香取は，妙な変装をしているところを発見されている。SMAPが妙な動きをしている。 事件２日後。中居は，新木場付近で目撃されていた。そしてヘリで無人島へ向かったことが判明した。その無人島で逃げ回る中居。何かにおびえているよう。そして小屋に逃げ込んだ。一方，香取は変装して海へ。船に乗り行方をくらました。 事件３日後。香取が発見された。縄文人に変装して，小屋にもこり，土器を作り続けている。木村の部屋にあった縄文土器と同じようだった。木村と香取，共犯か？ 事件４日後。香取がバイク便で何かを誰かに送っていた。バイク便にたずねると，木村へ土器を送るところだった。あの番組でトマトを入れていた容器も縄文土器。しかし，この時は誰がどのトマトを食べるのかわからない状態のはず。謎が深まる。 第２章 直接対決 平泉刑事は，SMAP全員をしょっ引くと動き出した。まずは草なぎにターゲットを絞る。猛スピードで走り続ける草なぎ（BGM「RUNNER」ｂｙ稲垣）。豊田刑事も捕まえられない。もう少しというところで，車で逃げられてしまった。豊田刑事がテレビ朝日の２階にあるアトリウムで平泉刑事と落ちあった。下には巨大な階段が設置されていた。不思議だと見ていると，木村の姿が。巨大な階段をチェックし，なぜか笑っている。そして何もせずに去っていった。平泉刑事たちがその階段の近くに行くと，ちょうど草なぎが走ってくるところだった。草なぎは階段を駆け上がると・・・そのまま巨大水槽に落下。ニュース＜SMAPの草なぎ剛が巨大な水槽に落下。意識不明の重体。大下アナ殺人事件との関連が疑われる＞。平泉刑事は，木村を徹底的にマークした。そのために，伝説の潜入捜査官"ぬっくん"に依頼。どんな場所へでも必ず潜入する潜入のオニ・ぬっくん。木村の部屋に潜入することになった。 事件６日後。木村が部屋戻ると，ソファの中にぬっくんが隠れていた。木村に気付かれないよう，行動をチェックしている。 事件７日後。木村には何も変化が起こらなかった。ただ，朝，採血をするという不思議な行動が。部屋のトマトを収穫するが，自分で食べており，毒は入っていないよう。他に証拠も見つからず。続いてぬっくんは，稲垣のいるカラオケボックスに潜入。そのころ，中居は逃げ込んだ小屋から一歩も外に出てきていなかった。 殺人事件犯人逮捕当日。それぞれの朝を向かえる。稲垣は，まだ歌い続けている。その稲垣をチェックしているぬっくん。木村の部屋のトマト・土器からは，毒は見つからず，他に怪しいものはない。そして，枕のトマトのしみには毒が検出された。 |
| 殺害犯人逮捕の手がかり。 ・木村のトマトには毒が検出されず，疑いが晴れる。 ・香取の土器もあやしいことがなく，疑いが晴れる。 ・謎として残るのは，「トマトのしみ」「ベランダの大量のパンの耳」「中居とのツーショット写真」。 |
| スタジオ。 中居君「気付かなさすぎだよね。なんでこんなつながっちゃうんだろう。怖いね」。剛くん「ぬっくんすごいね」。慎吾君「全然気付いてない？」。木村君「気付いてない。今ドラマで同じ現場だけど，一言も言ってない」。中居君「さすが」。木村君「オレ，ぬっくんあんだけ近くにいたら，何か匂ってもいいなって思う・・・うちらの性質までをもスタッフが手玉にとって撮影してた」。剛くん「木村君が犯人なんじゃないの？」。中居君「木村が犯人だと思ってた」。慎吾君「その線は消えたな。中居君も怪しいんだけど」。剛くん「小屋に入って出て来ないもんね」。木村君「オレらの中じゃないと思う。警察署の中にいると思う」。吾郎ちゃん「なんで？」。木村君「見逃してると思うよ。たぶん，堀内さんだと思う」。中居君「香取君はどうやってこの関係性に入ってくるの？全く入ってきてないよ，まだ。稲垣，ないな」。慎吾君「草なぎ剛ある」。剛くん「オレ，重体だよ」。吾郎ちゃん「もっと絡みたかったな」。 |
| 第3章 犯人逮捕 平泉刑事は，事件現場のベランダから外を眺めていた。その時，川原に咲いている黄色い花に気がついた。豊田刑事に連絡する。中居が潜伏する無人島にも，湖のそばに同じ黄色い花が咲いていた。署に戻ると，地図上でバイカル湖と大下アナの部屋を直線で結ばせる。その線上に中居が潜伏している無人島が位置していた。平泉刑事の指示で豊田刑事が小屋に突入する。しかし，そこには中居の姿がなかった。床の抜け穴から地下要塞への道があった。そこで中居を見つけ追いかける。その洞窟の中では，トマトが栽培されていた。 平泉刑事は，大下アナの手紙を見つけていた。 ＜マーくんへ。些細な事で別れ話を切り出してごめんなさい。2人でいったロシアの湖のこと覚えてる？あの時カモにえさをあげたね。そのカモによく似た鳥がうちの近くにやってきます。あの時のように戻れないかと，私は毎日ご飯をあげています。あのね，隣に住んでる木村君が，あなたが戻ってくるようにと黄色いハンカチじゃなく，赤いトマトをベランダで栽培しはじめたよ。吾郎ちゃんは，仲直りのパーティーのために，カラオケをずっと練習。慎吾ちゃんもそのパーティー用の器を手作りしてくれてるよ。みんなあなたの帰りを待っています。＞ 別れ話が元で大下アナを殺害。木村が自分のために栽培したトマトを利用した。中居が犯人と断定。無人島に特殊部隊が投入された。特殊部隊の手によって，中居が逮捕される。特殊部隊の中には，ぬっくんの姿も。 毎年この時期にロシアから東南アジアに飛んでくる鳥がいる。その中に日本で休憩していく鳥も。休憩地点が無人島の湖と大下アナの自宅近くの川。鳥が花の種を運んできて，ロシアに咲く黄色い花が咲いていた。その花を見て，殺害を計画。最初の休憩地点でトマトを栽培。そのトマトに毒を注入。そして，渡り鳥の足に水に溶ける紙でトマトをつける・・・という平泉刑事の推理。これを実際にやってみる。鳥が大下アナのマンションへやってくる。川だけでなく，屋上のプールで休憩する鳥も。プールに浮かぶ毒トマト。それが，中居が作った大掛かりな装置で大下アナのベッドの上の穴から落ちてきて，寝ている大下アナの口の中へ。口からこぼれたトマトの上に顔がのり，枕にしみがついた。平泉刑事は，自分の推理に納得し，事件解決とした。 ちなみに他のメンバーは・・・。潜入捜査官ぬっくんは，稲垣のファンになり，彼がカラオケに行くたびについていっているそうだ。草なぎが水槽に落ちたのは，ただ単にコースを間違えてしまったから。 |
| 最終章 本物の犯人 大下アナの部屋で，香取とのツーショット写真を中居とのツーショット写真にすり替え，枕にトマトのしみをつけていたのは・・・堀内刑事。彼女が，大下アナを発見した女子アナに事情聴取をしている時に，彼女の肩になぜか鳥の羽が乗っていた。そして，バイカル湖→無人島→大下アナの部屋・・・その先に，香取のいた無人島が位置している。その無人島にも，あの黄色い花が！堀内刑事が，香取のミュージカルのパンフレットを読んでいる時もあった・・・。 |
| スタジオ。 慎吾君「すばらしかったですよ。世界初のことなんじゃないかなと思いながらも」。剛くん「僕ら全く知らされてないわけだからね。それでここまでドラマにするって半端じゃない」。吾郎ちゃん「でも面白いよね」。中居君「よくつなげたよね。バカみたいに」。吾郎ちゃん「よくわかってますね。メンバーの性格とかね。僕だけにいっといてくれれば，もうちょっとうまく協力したんですけどね」。木村君「ジグソーパズルよりも大変な作業を・・・1回作り上げたものを，あえて作ったスタッフ自らがトンカチでかちわって，そんでまた違うものに。そのかけらで違うものを作ったんだなって。僕らの素のリアクションだったりとか，素の走りだったりとかしてるんだけど，それを加工によっては，違うストーリーになってしまう」。 中居君「これは何かあるんですか？今収録してるじゃないですか。これ何かあるんですか」と疑いはじめます。他のメンバーも，周りをキョロキョロ。中居君「すごい怪しくて。この倉庫をなんかっていうのが」。潜入捜査官ぬっくんを探し始めるメンバー。木村君「いるとしたら，この中にいるはず」。でも見つからず。 収録を終えて。木村君「この人たちこえぇ〜」。剛くん「ありがとうございました。がんばります！」。吾郎ちゃん「温水さん，探してますよ」。先に廊下に出た中居君と木村君は，まだ探しているようです。いろいろ探しても，ぬっくんの姿は見つからず。結局あきらめて？メンバー全員が倉庫を後にします。メンバーがいなくなった倉庫。ずっとカメラを回していた男が帽子を脱ぐと・・・ぬっくん！ |
| 注：一部合成された映像が含まれています（画面上での注意書き） |
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