「ホテルビーナス」〜初日舞台挨拶〜

 2004年3月6日(土) 丸の内ピカデリー2
 

 3月6日(土)。いよいよ「ホテルビーナス」公開です。初日舞台あいさつが行われたのは,東京・丸の内ピカデリー2。第1回目の上映&舞台あいさつに参加しました。
 映画が始まる前には,NTT東日本のCMとヤマサ・昆布ぽん酢のCMが。NTTは,映画館での放映ありとあったので,ある程度予想できたのですが,ヤマサは新しいCMが始まったばかりで,突然流れてきて会場は大喜び。なんとCM終了時には拍手まで(笑)長ーい予告編の後,いよいよスタートしました。

 2時間5分の上映後。場内が明るくなり,前方のドアが開きます。そこから,次から次へとマスコミ関係者が入ってきました。最初,舞台に上がる階段には手すりがあったのですが,カメラがスタンバイすると,いきなりはずし始めました。手すりがじゃまになったのかなぁ。それほど急でもないし,段数も少ないので,必要がないといえば無いんですけど。いきなりはずすので,どこから登場?と一瞬だけ考えちゃいました。
 12時40分近くになって,やっと今日の進行役・千野アナが登場。いつものように映画の説明をしましたが・・・カミカミ。そして剛くん・中谷さん・市村さんが登場です。剛くんが中央に立って,舞台あいさつスタート。
 剛くんはかなり緊張しています。「本日はお日柄もよく・・・今日の天気は・・・朝起きたら,あのー・・・・・・・ぱっとはれているというか,公開にふさわしい天気で・・・でも,お昼から曇ってくるそうです。そういう情報も仕入れてきました。はるばるお越しいただいて・・・・いかがでしたか・・・カムサハムニダ。『ホテルビーナス』が持つ独特な温かいぬくもりを,一人でも多くの方に感じていただきたいと思います。メールで,『黄泉がえり』の時は,3人以上って言ったんですが,5人以上に・・・・じゃなくてもいんですけど。・・・はとこにまで送信していただけるといいなと思います。・・・感無量というか,これからも,映画の中にあるんですが,終着地点でもあり,出発地点でもあるので,この『ホテルビーナス』温かく見守ってください」。あいさつが終わると,下を向いて,ちょっとへこんでる?(笑)マイクを持たない方の左手は,ずっと袖口をつかんでいるほど,緊張しています。
 次は中谷さんですが,剛くんが動いています。最初は気づかなかった中谷さんも,何だろうと剛くんの方を向きます。「真ん中の方がいいのかと・・・」と剛くん。中谷さんは「ここで大丈夫です・・・チョナン・カンさんは優しいんですよ」と。改めてあいさつ。「今日で,韓国語漬けの日々も終わってしまうんだなぁと思うと・・・・草なぎさんの夢に便乗させていただいて,すばらしい映画に関われたことをうれしく思います。メールで一人5名ずつ送信してください」。
 市村さん「草なぎ君が主演で,韓国語でやるというので,やりました。やって良かったです。それにしても,いいね。何もしないのに,『お元気ですか』でうけるんだから。現役アイドルにはかなわない」。ここで会場から拍手。「僕もまんざらじゃないな」と市村さん。「初日は,舞台の時は緊張するんですが,今日はできあがっているんで,緊張していません・・・芸披露しようかな」。剛くんは,ずっと市村さんの方を向いて,笑って聞いています。市村さん「なぞめいたオカマという役で・・・・もっとかっこいい役やりたかった。中谷さんには,市村さんみたいなおかあさんのいるバーがあったら行きたいな,と言われました。そのうち,新宿2丁目でお店を出すかもしれません。もう名前決めました。『ビーナス』」。最後に「耳で美しい韓国語を聞いて,目で美しい日本語を読んでください。『あなたはどの部屋で泣きますか』とありますが,みなさんはどこで泣きましたか?・・・僕は,トイレで泣きました」。すると千野アナが「ずっと考えていたんですよね」と。こういう質問が出たらこう答えようと考えていたそうですが,質問が出る前に,心配だから自分から言ったそうです。「僕は一人芝居が多いから,一人で質問して,一人で答えました」と市村さん。
 朝から興奮しているという剛くん「今日からだぜ!って起きました・・・押さえ気味なんですけど,興奮してしまうんですね。探り探りやっています。・・・今日から始まるということで,僕の人生も今日から始まる・・・もう始まっているのかもしれない」。ここで『興奮のタップ』を披露。終わると「終わりです」。タップを踏んでいるときも,マイクは自分の口に向けたまま。「タップ踏みながら,マイクこうしたんでしょう?」と自分で自分の行動がわからないぐらい興奮しています。映画の中のタップについては「タップの先生が,張り切っていて,なかなか部屋に帰してくれないんですよ」と話をしていますが,どんどん息が荒くなって「はぁはぁ」言っています。興奮の最高潮?ウラジオストクのロケでは,遅くまで練習をしていて「莫大な迷惑をかけました」と剛くん。すると市村さんが「今度は,タップのミュージカルをやるって・・・僕も出させてもらおうかと・・・」と言いだし,剛くんは「そんなこと一言も言ってないですよ」とすぐ否定。そして「市村さんこそ,テンションおかしいですよ」と。「君が緊張しているから,それがびんびんくるんだよ」と市村さん。出番前の中谷さんについては「わいせつな韓国語をしゃべっていました」と剛くん。「そこは僕が押さえました」。中谷さんが韓国語を話し始めると・・・「言わないでって言ったじゃないですか。女優さんなんですから。ある程度の品は保ってください」とお願い(笑)
 韓国語でセリフを言うと言うことに関しては,市村さんは「抵抗?・・・やるって決めてからは,本屋さんでCD2枚付きの初級ハングル講座を買ってきて,ずっと勉強してきました・・・教えてくれないんですよ」。剛くんは「聞きに来ないんですよ。びっくりしました。上手で・・・。中谷さんは,台本にないセリフを言うのでびっくりしました」と,二人の韓国語に驚いた話を。
 ここで剛くんから重要な発表が。「韓国公演が決まりました!」。市村さんが「俺たちの言葉が通用するって証拠だよね」というと「・・・・・」と剛くん黙っちゃいます。どういうことかわからなかったのか,どう答えて良いかわからなかったのか・・・・?そこで市村さんは「韓国の字幕出たらどうしよう・・・韓国に見に行ってみようかな」と。「そうだね・・・」と剛くん。「無いと思うよ」と市村さんは,韓国語字幕を否定。剛くんも「問題ないと思います」。
 この映画では音楽がいい効果を出しているという話題で,剛くん「ラブサイケデリコさんの曲をお借りして・・・・じゃじゃじゃじゃっていいですよね。ずっちゃずっちゃ,じゃじゃじゃじゃ,ずっちゃずっちゃ・・・バーンとしてるじゃないですか。この映画にぴったりだと思います。それから『Desperado』ですか。ぐっと来てしまうというか・・・」と話していると「Desperado」のイントロが流れてきます。すると,曲にあわせて踊り出す市村さん。剛くんは「思い出しますね・・・サイちゃんの泣き顔って言うか・・・」。
 イントロが終わり,歌の部分になると・・・・ドアが開き・・・・慎吾君の登場!映画に登場したときと同じ格好をして,「Desperado」を歌っています。「謎の旅人だ!謎の旅人!」とびっくりする剛くん。慎吾君もステージに上がります。歌っていたはずですが・・・マイクが遠くにあっても歌声が(笑)「歌ってない!なんだこれ!」とうれしそうにはしゃぐ剛くん。慎吾君は持ってきた花束を一人ずつ渡していきます。「ありがとう」ときちんとお礼を言う剛くん。慎吾君「『ホテルビーナス』公開されて,とてもうれしく思っています」とかっこよく(?)話し始めます。「なんだこれ!?」と剛くん。慎吾君はかまわず「とってもうれしく・・・」。「何これ!?」と剛くんは言いながらもうれしそう。慎吾君「一番大好きな,映画になったと思います。草なぎ剛,チョナン・カン,そしてみなさん,公開おめでとう!」。慎吾君登場に「一番おいしいじゃん・・・映画でもおいしいのに」と剛くん。
 すると慎吾君はステージの端の方に歩き出します。「もう帰っちゃうの?」と剛くん。戻ってきた慎吾君に「ありがと,今日ね」とお礼を。今度はいつものテンションに戻った慎吾君「すいませんね,今日は。映画の中でも,あんなところで登場して」と。すると市村さんは「カラーだよね」と。慎吾君は「カラーでね・・・服も全部私物です。映画の中でも・・・本を読ませていただいて,いいお話で。オレ,どこに出るんだろうって,ずーっと読んでいって・・・これまずいよって。映画に出たこともまずいよって思ったのに,今日来てくれって言われて・・・勘弁してくれって。初日ですよ!晴れ舞台なのに,なんなんだオレは!近藤勇でいいじゃないか!って」。剛くんは「うれしいよ」と。「大親友の草なぎ剛のために・・・」と慎吾君が言うと「とりたてて,フォローできないから。やりっ放しだから」と剛くん(笑)
 映画について慎吾君は「好きな映画で・・・タップのところが」と。剛くんは「ありがとう」と言うんですが・・・慎吾君「タタンってやっている・・・サイが。最高でした」。「オレじゃないんだ・・・言ってくれたじゃない。かっこよかったよ」と剛くん。慎吾君「今までに見たことがないかっこいいつよぽん」と評価。剛くんは「辛口の慎吾に誉められるから,自信を持って勧めるわけよ」と。このコメントに「オレ,いつから辛口になったんだ?」と慎吾君。剛くんは「いっつもダメって言うじゃないですかぁ」。それから慎吾君「韓国公演じゃないからね・・・公開だから」と指摘。剛くん「言った後で失敗したなって。舞台じゃないもんね・・・・やっぱ辛口じゃん」。
 ここで挨拶が終了し,写真撮影へ。3人はスムーズに動いているんですが,どうして良いかわからない慎吾君。参加して良い物かどうか困っている?(笑)剛くんは「慎吾からいただいたお花は?」と。最初は持っていてもと言う指示でしたが,やっぱり顔が映らないといわれたようで,預けていました。4人が並び,写真撮影へ。4人ともチョナンポーズです。「香取さんの笑顔最高ですね」と千野アナ。そういわれても慎吾君は「オレはなんでいるんだぁ?」と困っています。「出演者の一人ですから」と千野アナ。困っている慎吾君は,向きを変えるとき,隣のポスターにぶつかったりしていました(笑)プレス関係・TV関係と順に撮影していきます。剛くんがいつものようにチョナンポーズをすると・・・顔が隠れちゃったようで,それを指摘されると,剛くんだけがポーズをやめちゃいました。でも,あとから位置を変えればいいと言うことがわかり,またチョナンポーズ。写真撮影が終わると,全て終了でした。
 
 かなり緊張していた剛くん。マイクを通して「はぁはぁはぁはぁ〜」聞こえてきました。そんな剛くんも,慎吾君が登場してからはちょっと落ち着いたようにも見えました。

 仕事が忙しかったため,レポをまとめるのが遅くなり,だいぶあやふやな部分ばかりです・・・(^^;)公開初日後のワイドショー等のレポを参考にしてください。(04/03/28)
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