「ゆうゆうワイド」

　ジングルは，「ゆうゆうワイド♪」と歌う剛くん。「おはようございます。草なぎ剛です」。コーナーはじめは，いつも剛くんの歌から。
　大沢さん「起きてる？」。剛くん「あ，起きてます。始まりましたか？最初の僕の歌が，すごい恥ずかしくて・・・こうやって使われるのかって思って。以前，吾郎さんが・・・稲垣吾郎さんが・・・それを聞きながら録音したんですけど。あまりにも音程とかが微妙な感じで，ちょっと恥ずかしかったです，今」。大沢さん「そんなことないよ」。佐藤さん「撮り直します？今から」。剛くん「今のでお願いします」。
　大沢さん「お鍋のコマーシャル好きなんだなぁ。あの顔がいいんだな」。剛くん「ありがとうございます。昆布ぽん酢・・・あ，すみません」。商品名を言ったことを謝りますが，大丈夫と言われます。大沢さん「お鍋の所から顔を出して・・・」。剛くん「ヤマサさんが，10年以上僕使ってくれまして。だから，もうがんばっちゃうんですね。毎年ね，契約がある度に，がんばろう！・・・みたいな。いろんなパターンがあるんですけど」。大沢さん「やさしいって雰囲気あるよね」。剛くん「ありがとうございます」。大沢さん「悪い役やったことないでしょ」。剛くん「まあ，あるんですけど・・・なんか，そう言う役が多くて。ボクも好きですし。やっぱり，そう言う役って言うのは，僕の中でも影響して。やっぱり日頃の私生活でも反映してきますので，役によってすごく助けられてる部分，すごくあります」。大沢さん「私生活に反映するって，悪いことしないの？」。剛くん「しないですねぇ・・・なかなかしないですね・・・やっぱりそう言う役やってるんで。しないってことはないんですけどぉ・・・やっぱりなんかね，自分の中で，こう，いい役をやると，普段からよくなっちゃいますね」。大沢さん「酒飲んで暴れたりしないの？」。剛くん「そう言うのはありますね（笑）」。大沢さん「どう暴れるんだろう？」。剛くん「やっぱりね，お酒好きなんで・・・なんかね。どっかぶつけて，ちょっと肘が痛かったりとか，朝起きてみると・・・朝から，なんで僕，お酒の話しているんだろう？・・・人に被害を加えるって言うのは・・・慎吾ぐらいかな・・・メンバーの慎吾なんですけど。慎吾にちょっとじゃれ合うって形で，ちょっと，なんか被害与えちゃうかなってあるんですけど。だから，慎吾ごめんね・・・みたいな」。大沢さん「仲いいんだよね」。剛くん「そうですね。慎吾とは，仲いいですね。他のメンバーとも仲いいんだけど，一番近いんで年が」。＜「ぷっすま」で飲み過ぎ＞というお便りも。剛くん「朝から深い話に入ってきますね・・・大丈夫です。自分でちゃんと考えてますので。でも，ドラマの撮影あると，もう飲まないんです。そうなんです・・・・今回のドラマも，12月2日にクランクインしたんですけど，終わるまで一滴も飲まなかったです，お酒を。それは，お酒飲んだらできなかったので。それだけ集中してやったので，すごくいい作品になったと，僕も自信があります！」。大沢さん「それ10時台に話すって言ったじゃない」。
　大沢さん「今日もジーンズで来るんですね。ジーンズの何がいいんですか。殿堂入りしたんだよ」。剛くん「ファンの皆様の投票みたいのがありまして。おかげなんですけど」。大沢さん「いつも？」。剛くん「いつもってことはないんですけど，やっぱり楽で。靴なんかも，スニーカーでもいいですし，ブーツでもいいですし。だから朝時間がないもんで，とりあえずジーパン履いて，あとは全部合わせていこうみたいな。そういう感じなんで。それがもう10年20年続いて」。古着屋に買いに行って・・・大沢さん「今日もボロボロだよ」。剛くん「これ，古着じゃないんです。これで。これはボロボロだけど，最初からこういうやつなんです」。大沢さん「若いからいいんだよ」。剛くん「お似合いになると思います。なかなかそのストライプを着こなす方いないですよ。かっこいいですよ。アイロンかけてる感じだし。どこで買いました？買いに行こうかなぁ」と大沢さんの着ている物を褒めます。
　大沢さん「話戻すよ。日野原重明先生と」。剛くん「『山のあなた』と言う映画ですね・・・大沢さんご覧になりました？」。公開前だからまだ見ていないそうです。剛くん「試写会もやってますので，ぜひ。公開になったときに見ていただけるとうれしいんですけど・・・日野原先生が，『SMAP×SMAP』の方にもですね，来ていただきまして。お肉とかものすごい食べられて。全然好きな物召し上がられて。毎日5時間と歌詞か寝なくても元気で。階段とかもぴょんぴょんぴょんぴょん」。大沢さん「草なぎさんのこと感性があってって褒めてましたね」。剛くん「日野原先生が，『徳市の恋』で僕の役のことで，だんだん崩れていく気持ちが剛くんわかったよって言ってくれて。すごくうれしくて。あまり人に言ってなかったんですよ。深いことは。でも，1回見ただけでそれを当てて，すごい方だなって・・・・朝からみのさんに会って，変なテンションになっています」。話があっちこっちになってしまい，大沢さんも反省。剛くん「みのさん，いつ寝てんの？」。
　コーナーが改まって。大沢さん「だいぶ目が覚めてきたね」。剛くん「覚めました」。大沢さん「 "草弓剪"って剛さんで覚えたね。難しいですね。子どもの頃困った？」。剛くん「画数が多いですし・・・」。"剪"の下を"刀"じゃなく"力"と書いてしまう人がいると。大沢さん「東山君にあこがれたんですって？」。剛くん「そうなんですよね。中学1年の頃に入りまして」。大沢さん「すぐ入れてくれるの？」。剛くん「すぐってことはないんですけど・・・たくさんいましたよ。Jr.。100人，200人いたんですけど，何があってか，最終的には今のSMAPの中居君とか，木村君，吾郎さん，慎吾となんか一緒になって」。大沢さん「組み合わせの妙っていうのはたいしたもんだと思う。何見て選ぶのか」。剛くん「20年になりますから，この世界で。でも何もうまくなってないです。20年やってるんですけど，うまくなんなくて・・・歌とか，踊りとか，お芝居もそうですし，大丈夫かな・・・みたいな」。大沢さんは，自分でうまいと思っていたらダメ，満足できない方がいいと。剛くん「大沢さん，うまいじゃないですか」。佐藤さん「この人，40年以上やっていますから」。
　韓国の大統領と会う話。剛くん「緊張しますよね，今から。やっぱり」。韓国の好きなところは，剛くん「韓国行くと，すごくエネルギーもらって。韓国の俳優さんがすごく好きで。映画なんかも好きで。ホントに少しでも韓国の俳優さんに近づきたくて，言葉習ったり。演技なんか見ても，すごい刺激になるので，ぼくのなかで知らないパワーみたいの出てきたから。韓国映画見たりとか，向こうの方と対談したりするのが，すごい好きなんですよね・・・独学で。先生もいるんですけど。やっぱり好きこそものの上手なれじゃないですけど。1日10分って目標なんですよ。どんなに忙しくても。でも今回の『猟奇的な彼女』は，1日10分できなかったです。もうすっごい毎日大変で。丁寧に撮っているんですけど。ドラマも映画みたいに丁寧に撮っていこうってコンセプトで撮っていって。ホントにもう妥協しなかったので，僕の1日10分の韓国語もできなかったです，今回。1行のト書きで，すごく遠いロケに行ったりとかしたので，今回できなくて。だから，大統領さんできないです，僕。もう忘れちゃった。できない！どうするんですか！しゃべれないですよ！ホントに！『猟奇的な彼女』のおかげで！やりますけどぉ・・・4ヶ月ぐらい収録したんですよ」。それでもやらなくちゃいけない。大統領に質問することは・・・「みんなが聞かないようなことを聞きたいなっていうのがあって。プライベートの話とか，そこまで聞けないと思うんですけど。でも自分なりに質問を考えて，ハングルに直してやってましたけど，ずーっとやってないと口が回らなかったりして。でも昨日は勉強はしました。韓国語」。
　コーナーの絡みでネクタイの話に。剛くん「しますねぇ。たまにピシッとしたいとき，いきなりスーツ着たりとか。慎吾さんの影響なんですけど・・・慎吾さんだって・・・慎吾が，結構服好きで，急にスーツ着たりとかするんで。まねしようと思って」。
　大切な絆とは・・・剛くん「やっぱ，メンバーですかね。もう20年なんで。何の巡り合わせか，一緒になって。やっぱり一番絆と言えばすぐメンバーのことは思い出しますね」。大沢さん「よく続いたですね」。剛くん「そうですね。いろいろあるんですけど・・・（笑）でもすごい仲良くて。みんなホントに素直で，最終的には何かあっても素直なんで，許せて。なんか認めあえるっていう。そう言う，なんか，人なんですね，みんな」。大沢さん「電話で話し合ったり？」。剛くん「そうですね。電話したりとか。根がこいつやだなって思うとイヤじゃないですか。たまたまそう言う人がいなくて。だから長く続いているのかなと思うんですけど」。お便り＜1mmでも前に進めればいい，でもがんばりすぎないでという言葉に救われた＞。剛くん「ありがとうございます。その気持ちあります。なんか，いつも，"今が一番剛くんいいいね"って言われたいって言う気持ちがあって。それは，すごく意識してて。なんか。でも，みんな言ってくれるんですよね。今がすごくいいなってつって・・・って，友だちみたいに言っていますね・・・」。
　「猟奇的な彼女」は映画を11話に。映画を見たときにやりたいと思った？剛くん「見たときには思わなかったんですけど。映画はすごい好きでした。泣いたし。ホントに韓国のラブコメの代表だなって思っているし。泣けるんですよね。最初はすごくおもしろくて」。ストーリーと役柄は映画から。剛くん「まさしくいい形で日本バージョンで，ドラマに11話にできたなって言うのはあります」。剛くんだからドラマ化がOKになった・・・剛くん「僕もすごいうれしくて。だから，ホントにがんばりましたよ。がんばった。自分で言うのも何なんですけど。がんばったぁ！」。1シーンに時間をかけて。剛くん「土手に行って，自転車こいでたりとか。すごいいろんな所に行って。もうジェットコースターみたいに展開が進んでいくのもすごく楽しいんですよね。でも，土手のシーンがあるんですけど，そこは急にゆっくりとしたシーンになるんですけど。そこからがドラマのコンセプトに入っていくんですよ。それを見ていただけると，たぶん，11話の意味だったりとか，あるんですよね。そこの土手のシーンがあるんですけど，そこのシーンで，スタッフの方も，最初は何撮っているかわからなかったんですけど。そこでこのドラマのおもしろさとか，意味がわかったっておっしゃる方もいて」。大沢さん「どこの土手？」。剛くん「・・・荒川の。たぶん。いっぱい土手も行ったんで，どこかわからないんですけど。土手以外も，遊園地行ったり，豪華客船とか乗ったりとか，とにかくいろんな所多くて。ホント映画だったりとか・・・とにかくいっぱいいろんな所へ行って・・・最後は，きちんとそれがまとまって，グッと来るんですよね。ピアノもやりました，僕。『カノン』僕弾けるようになったんですよ。1番簡単なバージョンなんですけど。それは。でも両手で弾くわけですよ！2週間ぐらいで，僕，弾けるようになっちゃって。『カノン』が。奇跡だって言われて。ピアノの先生が。これも超おもしろくて。ピアノの先生泣いたんですよ。収録じゃなくて，最初から教えてくれた先生が，泣いてたんですよ。できたって。事務所の人が，泣くはずがないって。両手でやるなんてないんですよ。それを泣いてないみたいに言われちゃって。泣いたんだけどなぁ・・・あれは幻か？」。テンションが高くなっていく剛くん。大沢さん「終わりますよ」。
　お便り＜ハデではないけれど，俳優としてはＳＭＡＰの中で一歩ぬきんでている＞＜目立とうとしない演技に感動＞。剛くん「お褒めいただきありがとうございます。そんなことないんですけど」。大沢さん「『猟奇的』って言葉滅多に使われないけど」。剛くん「韓国では，結構日本でイメージされる言葉とはちょっと違って。かわいさだとか，キュートだとか，そう言う意味も含まれてて。そう言うのをわかっていただきたいなって気持ちもあるんですけどね」。あの蹴りのシーン。剛くん「パットみたいの入れるんですけど・・・ガードはしているんですけど，麗奈ちゃんが手加減なしで蹴るもんで・・・裏の方に入ってきて。それがホントに，パット入れているんで大丈夫ですけど，ギリギリの感じですよね」。大沢さん「体当たりだね」。剛くん「どこか痛くないと伝わらないですし。それはホントに麗奈ちゃんと相談しながら。キックの練習もたくさんしたりとかして。手加減するとおもしろくないんで。お互いテンション上げて」。大沢さん「麗奈さんとは初めて？」。剛くん「初めてですね。すっごい可愛いですね。魅力的な女優さんで。今回『猟奇的な彼女』なんで"猟奇的な彼女"が魅力的じゃないと，ドラマもおもしろくないので。麗奈ちゃんが，ホントに1話からどんどん変わっていくので，麗奈ちゃんの過去にふれてきたりとか。なぜ猟奇的なのか・・・と言う，そっちに焦点が集まってくると，どんどんどんどん，そっちにみんながよってきて。ホントに，麗奈ちゃんが，1話から11話通して，変化していくので，それはすごく見どころだと思います」。大学の先生役で，そのためにスキューバダイビングの免許も取得。大沢さん「『日本沈没』もそう？」。剛くん「免許とってなくて。潜水艦の，乗って，操縦士みたいな役だったんですけど。今回はとりまして。伊豆の方行って，水潜って。イカとか見ちゃって。イカすごいキレイだなぁって」。他の共演者は・・・剛くん「谷原さん。3回ぐらいお芝居してるんですけど，ホントに今回いいんですね。すごくコメディなんですけど。2人のシーンは。ホント楽しく，テンポもあって。ホントにどんなとき見ても，笑えると思うので，みなさん，悩みのある方とか，大変なときでも，見ていただけると，2人のシーンは，心から笑えると思いうので，ぜひ見てほしいと思います」。思い入れも違う？剛くん「今回はね，ホントにもう大変でした」。20年の集大成？「ありますね。ここまで大変だと思わなくて。大変って言うのはいいんです，僕。がんばろうと思うし。それだけ大変な思いしないと，いいものって生まれないと思うんですよ。楽してたらいい物できないですし。だから，そう言った意味では自分の力を，全て持っている物を出し切った形なので。それができたのは，共演者の方とスタッフの方が，どんなに忙しくても，僕より元気で，そう言う空気を作ってくれたので，その中でお芝居できたって言うのは，すごく大きかったです」。大沢さん「大事なこと。みんながいるから自分があるんですよ」。剛くん「1人じゃできないです」。大沢さん「この年で悟るって・・・おじさんやっと悟った」。剛くん「そんなことないですよ」。
　お便り＜「僕の生きる道」で悔いのない人生を生きようと＞。大沢さん「その通り。いろんな役がやりたい？」。剛くん「役柄も，人生勉強できるので，まだまだホントに僕はみんなが応援してくれて。"剛くんいい人だ"とか言ってくれるんですけど。全然追いつかないので。ホント毎日毎日，まじめにがんばらないとなって思って。そういう風に思っています」。
　大沢さん「韓国大統領とうまくいきますように」。剛くん「しゃべれないんだけどなぁ・・・がんばるよ，オレ」と自分に言い聞かせるように。最後に「また呼んでもらえるようにがんばります」と言っていました。