中学生円山舞台あいさつ集

　入り口では大きな円山うちわを渡されます。舞台挨拶で使うんだろうなと手元に置いておきました。周りの人も同じようにしてました。大きすぎてカバンに入らないということもありますが（笑）
　12:30には映画が終わり準備が始まりました。５分ほどして、進行の笠井アナが登場。今日は休日出勤だそうです。この舞台挨拶は、全国の劇場に中継されると説明。恒例の注意事項のあと、監督・キャストが登場。一言ずつご挨拶。

　剛くん「みなさん、こんにちは。今日は、ホントに見てくださってありがとうございます。天気よかったのでうれしいです。よかったです、雨じゃなくて。出てくるとき、妄想で、お客さんが僕らより少なかったらどうしようと。たくさん来てくださってうれしいです。楽しんで演じることができました。最後はあたたかいものが伝わる映画だと思います。この映画のいいところ、友達に勧めてください」。初日を迎えて。剛くん「円山って感じです。円山じゃなくなってて。またまじめに生きていこうと。ホントに勉強になりましたし、次のステップに進もうと思いました」。
　平岡君「こんにちは。今日は見に来てくださってありがとうございます。今回の撮影では、服を脱いでがんばった作品なので、たくさんの方々に見ていただいてうれしいです」。
　遠藤さん「こんにちは。まじめなことも・・・」。手にしている紙をのぞきこんだ剛くん「すごい書き込んでますよ」。遠藤さん「省略して・・・クドカン監督は・・・一番正しいが一番大変。自分がつまらなかったら、人もつまらない。自分と格闘してます。天性の人です。監督に拍手！」。そしていつもの口上。その時、かけてたメガネをしたに落としていて、剛くん「メガネ、踏みつけますよ」と、気にしてました。
　坂井さん「楽しんでいただけましたか？妄想っていいですよね。いやらしいことでも、くだらないことでも、思うことって大切だなって。思うことで叶うんだろうなって。この映画大好きです。この映画に出演できて幸せです」。
　凪々美ちゃん「私が初めて経験したことがたくさんあって。年上の人に恋をしたり、本格的なかぶりものを着たり、ベッドから落ちたり。今日は、みなさん来てくださってありがとうございました」。
　刈谷さん「朝早くからこんなにたくさんのお客さんが足を運んでくださってありがとうございます。ステキな作品なので、広めていただいたらうれしいです。私もちょっと脱いでいるので・・・そんなことどうでもいいんですが。周りの人に広めてください」。
　宮藤監督「全国の劇場に生中継的な・・・昨日遅く考えてきたんですけど。素晴らしすぎて忘れてしまいました。この作品は自信作です。着想の段階からその自信を持ち続けてきました見ていただいた感想が大事です。お客さんが減ってしまうと、あっという間に小さくなってしまうので。なんならこのまま泊まっていってもいいんですけど・・・どんどん入れ換えていただいて。長いこと上映されるように、面白かったよ、と大きな声で、隣に誰かいるときに。そうすると、次、高校生円山なのか、無職円山なのかわからないですけど、次につながりますのでよろしくお願いします」。

　後ろにあったピンクの看板がはずされ、黒板が登場。そこにはみなさんの妄想の絵が。剛くんの絵は分かりやすく、客席からは笑いが。一人ずつ紹介していきます。
　宮藤監督「エンケンさんが、ギター弾きながらドラム叩くのがかっこいいなって。ギター弾きながら足で脚本を書くという」。剛くん「うまいですね。監督ね。うまいです」。宮藤監督「草なぎくんが何番かわかってしまいました」。
　刈谷さん。剛くん「３じゃないですか」。正解は，４番の食パン。刈谷さん「パン好きで。パン屋さんになったらって妄想してる・・・妄想だけです」。宮藤監督「なにパンですか？」。刈谷さん「なんでも」。宮藤監督「すごくおいしそうですね」。剛くん「パン好きですよ。お米も好きです。お米食べないですか」。刈谷さん「食べます」。剛くん「ふぅ〜ん」。
　凪々美ちゃん。イチゴと豚。剛くん「これもう，演じてたストロベリーですよね。それと，豚ですか？恋してるんですか？豚に」。凪々美ちゃん「中学生になって，お昼お弁当なんです。好きなお弁当の中身です。豚肉ってかきにくいので」。剛くん「たきにくい？火が通らない？・・・たきにくい？・・・豚肉がですよね・・・」。「描きにくい」と言っているのを「炊きにくい」と聞いてしまっていた剛くんでした。宮藤監督大笑いしながら「豚肉炊くって発想が」。凪々美ちゃん「パーフェクト弁当の中身です」。
　坂井さんはお肉の塊。坂井さん「お肉食べたくて」。剛くん「豚より牛ですか」。坂井さん「今はね。ずっと食べたいと思っているのにありつけなくて。大きなの食べたいです」。剛くん「いいんじゃないですか。夢でしょ。『はじめ人間ギャートルズ』みたいな」。宮藤監督大笑い。
　遠藤さん「曲作る時は妄想している」と。剛くん「"ネコラ"って書いてある」。遠藤さん「内宇宙と外宇宙があって・・・・」といろいろ説明。猫のたまが「ネコラ」に変身しているというもの。そういう歌があるそうです。
　平岡君のは，１００点のテストに人の絵。剛くん「わかりましたよ。１００点取って，すごく成績がいい平岡君が女の子からモテモテって」。平岡君「正解です」。剛くん「僕も同じ妄想してた」。平岡君「高校は頭がいいやつがもてるっていうのが」。剛くん「わかる，わかる。もてることだけ考えてますよね。それでいい！」。
　剛くん。サーフィンしているよう。宮藤監督「ブルーシートですか？」。剛くん「波ですけど・・・これ（サーブボード）人参なんです。キャロットボード。そんな夢見たんですよ。朝起きたとき。長い人参に乗って波乗りしてる。あったかくなってきたんで，海に行ってサーフィンするのも楽しいん名ｊないかなと」。サーフィンの経験はなし？剛くん「中学生の時，あったかも。ＳＭＡＰでハワイに行ったとき。稲垣吾郎君がおぼれかけたんですけど」。
　この黒板に，証明サインをすることに。代表で剛くん。剛くん「なんでもいいんですか？・・・そんなこと言われたら・・・どうするんだろう・・・監督でいいじゃん」。悩んだ挙句，書いたのは・・・＜クドカン！＞。宮藤監督「草なぎくんのこと，日に日にわからなくなる」と大笑い。
　　剛くん「生中継やってるんですか？元気ですかぁ〜？今日から公開なんで。おもしろい作品に触れていただくと，ハッピーになるので。自信作ですし，クドカンさんの渾身の一撃なんで，とにかく楽しい作品なんで，見て笑ってください」。

　上映後の舞台挨拶。

　いつものように笠井アナが登場。休日出勤も楽しいと。本日舞台挨拶3回目で、マスコミもいない、しかも上映後ということで、リラックスして話せるだろうと。注意事項を伝えた後、�Wチーム円山�Wが登場。ひとりずつ挨拶。

　剛くん「どうも、みなさんこんにちは。劇場に足を運んでくださり、ありがとうございます。今日は、天気もよくてうれしいです。楽しんでいただけました？(拍手)きれいな拍手ありがとうございます。楽しい映画なんで。宮藤監督の映画は、楽しい中に監督のメッセージが含まれていて。いつも宮藤さんの映画はめちゃくちゃやってるけど、伝わってくるものがあって。僕も好きなんですけど。今回、呼んでくれたことを嬉しく思ってます。ツイートって言うんですか？そういうのあるんで、自分が思った５倍ぐらいの感想を書いてくれれば、広がると思うので、よろしくお願いします」。笠井アナ「草なぎさんはツイッターはやってないですよね？」。剛くん「わかんないですね。アナログなんで・・・ソフトバンク！・・・心がアナログなんで。ソフトバンク！でがんばってます。ソフトバンク！」。慌てて，ソフトバンクへの配慮（笑）笠井アナ「いろんな気を使って」。剛くん「スマホ！スマホ！・・・よかった。カメラ入ってなくて」。笠井アナ「これがマスコミが入っていない舞台挨拶の楽しいところですね」。
　平岡君「こんにちは。今回は、エッチでバカバカしい妄想好きな中学生という役で。裸になったり、監督にあそこ触ってからやれとか、がんばった作品なので。たくさんの人にもらえて嬉しいです。ありがとうございました」。笠井アナ「さわった効果ありました？」。平岡君「自分ではわからなかったんですけど。見たら、リラックスできてたみたいですね」。笠井アナ「監督はどこでその技法を学んだんですか？」。宮藤監督「学んだ訳じゃないですけど。男子ってそうじゃないですか。本来の自分になるというか」。剛くん「キャイ〜ンのウドちゃん、よくさわってますよ」。宮藤監督「ああいう感じ」。剛くん「リラックスできるんじゃないですか」。笠井アナ「この映画に関係ない人が出てますけど、いい例です」。
　坂井さん「楽しんでいただけたようで嬉しいです。どうぞよろしくお願いします、『中学生円山』を」。
　遠藤さん「覚えてますか？今出てたんですけど。こんなに女の人の前で話すの緊張します・・・ちょこんと一輪のバラのごとく存在する凪々美さんも大女優でした。横にいて恥をかかせぬようがんばりました・・・全出演者、スタッフに恥をかかせぬよう、僕自身に恥をかかせぬよう、がんばりました・・・」と、最後は恒例になった口上。笠井アナ「これが出ないと、円山の舞台挨拶じゃないと・・・監督、またツボに入ってますけど」。宮藤監督「普通のこと言ったんで、最初に」。
　凪々美ちゃん「遠藤さんと一緒にやるあやとりのシーンがあったんですけど。あやとり、初めてだったので、いっぱい練習して。撮影の時に監督さんが、一生懸命やらなくていいっていったので・・・人間って一生懸命でいいなと思いました」。笠井アナ「男ってバカだなと思いました？」。凪々美ちゃん「思います」。
　刈谷さん「初日劇場に足を運んでくださりありがとうございます。楽しんでいただけましたか？・・・はい・・・」。笠井アナ「具合悪い訳じゃないですよね。いつもこんな感じですか？」。宮藤監督「そうですね。今日は調子いい方です」。笠井アナ「緊張します？」。刈谷さん「緊張します」。
　宮藤監督「初日から大勢のお客さんに集まってくれてありがとうございます。男性なら身に覚えがある、中学生の生態で、無理せず等身大の中学生をとらえました。男の人ならわかると思います。女性の方、みんなこうですから。これから付き合う人、あるいは父親。生まれてくる子が中学生になったら、"信じれば届くよ"って言ってあげてください。そういう映画です。そう言ってあげると、すごく救われます。ありがとうございました」。笠井アナ「メッセージは強いのに笑ってしまうという」。宮藤監督「すごくいい言葉なんですけどね。"信じれば届くよ"って」。

　思い出のシーン。
　平岡君「大変だった、一番恥ずかしいシーは、最後、部活中に脱いで、やっと届くシーン。その時、女子部員もいて。最後には応援してる女の子とかいて。恥ずかしかったです。周りの男の子たちが、子役じゃなくて、本当のレスリング部の子だったので。僕は台本があるんですけど・・・」。剛くん「知らないんだ。ストーリー知ってたらね。恥ずかしかったんだ。大変だね。すげーわかる」。平岡君「最後には、監督が言ってくれたので。真剣になって、一つになりました」。剛くん「すげーがんばったんだ。拓真君の年で、僕できなかった。前ばりだけで。『がんばった大賞』あげます」。
　坂井さん「韓流スターの人に出会って、だんだんはだけてもくるじゃないですか。谷間、寄せてます。豊胸手術したと思われるのがイヤなので。すっごい寄せてます。台本に、谷間ちらりって」。宮藤監督「そうでしたっけ。寄せてくださいとは・・・」。坂井さん「作んなくちゃって」。剛くん「ステキでしたよ。ああいう真紀ちゃん見たことなかった。エロかったよ」。笠井アナ「女優魂で」。坂井さん「魂なくても寄せられます」。
　本格的役者は初めての遠藤さん「大変でしたね。思い出のシーン・・・ヤン・イクチュン出てましたね。『息もできない』好きだったので。追いかけましたよね。嬉しかったですね。強くなった気がして。あれ嬉しかった」。歌のシーンは、「任せとけって」。笠井アナ「あのシーンは、エンケンさんじゃないと」。宮藤監督「どうやってもらおうかなって。メインで。おじいとあかねちゃんのエピソード考えていて」。遠藤さん「どうだ、大したもんだろ。たまには言わないと」。
　剛くん「全部忘れちゃってねぇ。覚えてないんですよ。１年前ですよね。パンフレット見たら、６月１２日頃なんですね。マラソンの練習してて。それと重なってたんですよ。体的には、アクションのシーンは体がキレてて。ヤン・イクチュンさんと、僕も『息もできない』が好きで。彼がすごいパワーで、力強くて、怖かったんですけど。マラソンパワーでできました。それだけかなぁ・・・」。大ちゃんは？剛くん「よく泣いててね。覚えてないのは、台本、１回しか読んでないんですよ。読んでもわかんなかったんですよ。でも面白くて。台本読むとか読まないとかじゃないなと。現場でセリフ出してくれたんで。楽しくて。ジェットコースターみたく楽しんじゃって。大ちゃん泣いたのは、困りましたね。最後ね、子供だからわからなくて、ほんとに怖い人がいるんじゃないかって。最後、気持ち通じあえて。"ちゃんとやろう"って言ったら泣き止んで。海岸のシーンなんですけど。あそこ、びっくりしました」。笠井アナ「親の気持ち？」。剛くん「思いましたね。泣き止まないんでね。おもちゃとか、ゲームとかでも泣きやまなくて。最後は1対1で話しあったら聞いてくれて。撮影の時は、一人間として。2歳とか3歳とか関係なしに。"ちゃんとやってよ"って言ったら。人ってこうなんだなって」。
　刈谷さん「一番最初のブリッジでおいかけっこして、実際にやってるんですけど。撮影始まる前に、平岡君とサーカスの先生に、体がぐじゃんぐじゃんになるようにやってもらってから、やって。すごい気持ち悪いものなんてすが、気持ち悪くやった方がいいなと思って。そこがんばりました」。平岡君「やったことなくて。体かたくて」。剛くん「今はできないの？」と、この場でなんとかやってもらおうとする剛くん。でも、平岡君「マジでやめてください」と必死に抵抗。剛くん「届かない？今」。平岡君「すぐ体かたくなっちゃうんです」。剛くん「まだ、高校生でしょ？高校のときできないよ。相当訓練したんだね。こんなに嫌がるってことは。よくできたね」。平岡君「本気出しました」。笠井アナ「届いたって言うことですか？」。剛くん「届かなかったの？」。平岡君「一応届かなかったです」。剛くん「届くようになったんじゃないの？日に日に。監督押してたもんね」。平岡君「最後、届くシーンの前に、届いたときの表情わからないから、届かせとけよって、スタッフさんに言われたんで、やりましたね。どうやったら届くか会議して」。宮藤監督「ホントに届かないとダメだぞって」。笠井アナ「俳優も大変だね」。
　凪々美ちゃん「"お兄ちゃんが白目むいてる"って言うところで、自分も白目むいて追いかけるのが、恥ずかしかったです」。
　大変だったこと。宮藤監督「今回、なかったんです。スムーズで。大ちゃん泣き止まないのも、僕が原因でした。僕がいないと、会心の笑顔撮れました。泣けてきちゃって。これが自分の子供だったらって」。剛くんについて。宮藤監督「草なぎくんは、ヤンさんとたちまわりしてたシーンがあるんですけどUSBさして、うわぁ〜のあと。草なぎくん撮ってる時，急にケラケラ笑ってくれる？って言ったら、やり過ぎて使わなかった」。剛くん「気づかなかった」。宮藤監督「ホントに面白くて。あまりにも切り替えが。すごい切り替えで、怖くて使えなかった」。剛くん「覚えてないですね」。宮藤監督「２人ともハイになってるから、ムリ言いました」。剛くん「乱闘シーンは、いっぱいいっぱいでした」。宮藤監督「役者さんは、追い込むとハイになって、何でもやってくれるって。仲村トオルさんも、変身してるときで。あの日大変だったんですよ。現場で�Wカーディガン！�Wってやってくれって言ったら、�Wはいやります�Wってやってくれました」。笠井アナ「そのシーンは、DVDの特典とか」。宮藤監督「残ってないと思うなぁ」。

　最後の挨拶。剛くん「ホント、みなさん、ありがとうございます。僕も大好きな映画で。下井がスクリーンを通して言ってることなんですが。"考えない大人になるくらいなら死ぬまで中学生でいろ"っていうセリフがあるんですけど。僕自身も大人になりきれてないところがあるんですけど。下井のセリフから救われるところがあって。この作品に会う前から心の中にあったような言葉じゃないかなって。胸の中から突き抜けてくるものがあったりとか。これからたくさんの人に見ていただいて。いろんな人に見ていただきたい作品です。みなさん、ツイートお願いします」。これで終わるはずでしたが、遠藤さんが「説明したくなった」と、語り出しました。遠藤さん「草なぎくんは、横にたった時から下井でした。すごいなと、思いました。台本、１回しか読んでないと言ってましたが、ちゃんと読んでるんです。下井になったときは、怖いと思いました。俳優なんだなぁと。僕は音楽家だから、音楽では負けないAKB が来ても、SMAPが来ても、ビートルズが来ても負けない。監督の台本ですごいのは、世界中の人間の大多数が詰まってる。鋭く反応していていいなと。繊細な、独特なー彼の脚本。全人類が詰まってる。大多数の自分の中のこと。だから、なんとなくじーんときたっていう。そういうことです。ものすごい脚本家です。お笑いとるほど大変ですから。草なぎくんもすごいです」。剛くん「まさしく、じぇじぇですよ。監督、じぇじぇだ。クドカンはじぇじぇだ」。宮藤監督「パンフレットに脚本載ってますので、買ってください」。

笠井アナ「一番盛り上がった舞台挨拶でした」。

　そして、平岡君・剛くん・宮藤監督の順で入場。3人で円山ポーズ。松岡さんに「息があってますね」と言われますが、剛くん「正直、バラバラでしたね」。

　最初の挨拶。
　剛くん「こんにちは。ちょっとね、移動中に30分くらい寝てたんでね。寝て、起きて、みなさんに会えるのは、嬉しいです。今日、天気悪くて。雨降っててね。足元が悪いなか劇場まで足を運んでくださってありがとうございます。みなさん、ステキですね。（拍手)ステキな手から、ステキな拍手を・・・育ち盛りの中学生を経て、今では怪しいおじさんを演じる年頃に入ってきました。中学生の頃を思い出したりして。今回、監督さんが呼んでくれて。また新しい扉を開ける役をいただきまして。まだまだ知らない、いろんな自分を発見できました。監督には、感謝しています。僕は恵まれてるなと思います。まだ２日目なので、どんどんみなさん、広めてください。僕の評価も上がりますので、みなさんの力を貸してください」。
　平岡君「今回の『中学生円山』では，ちょっとね，体を張って演技が多かったり，自主トレとか、大変なことが多かったので、たくさんの人に見てもらえてうれしかったです」。
　宮藤監督「監督として３作目の映画です。２人に助けてもらいながら，公開することができました。おもしろかったですか？この映画、人に伝えるの大変だと思いますが。大阪では通天閣。名古屋なら何でしょう・・・シャチホコですか」と言いながら、自分で笑っちゃう。「金のシャチホコでお願いします。言うととんでもない映画みたいに思われますが、深いテーマもみなさんに届いていると思います」。

　名古屋は久しぶり？剛くん「毎日考えてます。名古屋のみんなのこと、考えてます。ホント会いたかった。名古屋の女って・・・大阪でも言ったんですけど（笑）大阪より，名古屋。近いんですよね。おいしいものもあるし。１秒たりとも忘れません。今ね，駅から来たんですけど，栄えて・・・町の名前じゃないですよ・・・駅の周辺にいっぱいあるのに，ここにきてくれて。線路近いんですよね。実は近いんです。線路わきの劇場。電車の音大丈夫でしたか？実は前きていて。ここでまた会えるとは。スペシャル。ありがとう。名古屋のみなさんいいですよ。かわいい子たくさんいて。SMAPのメンバーも言ってる。"名古屋まぶい"って・・・僕，テレビとか入らなかったら，おもしろいの」。宮藤監督「"名古屋，久しぶり"で，こんなに話せるとは」。

　剛くんは・・・平岡君「撮影中、NG出すこと多かったんですが、やさしかったです。えげつないほど、NG出してて、やばいと思ったんですが、"リラックスして"って」。剛くん「拓真君、とにかく頑張ってました。僕は楽しんでたんで。台本１回しか読まなかったんです。だって，わかんないんだもん。"なんだ，これ？"って。"老人のデスペラード"ってなに？って・・・僕は楽しく。監督のこと好きで。長い話になるんですけど・・・『おいしい関係』で一緒になったときから、すごく気になってて。作品とかも好きですし。勝手に通じ合ってるなと思って・・・２人は大変でした」。宮藤監督「SMAPと中学生いたら，中学生いじめますよね（笑）プレッシャーもかんじてると思って。リラックスしなよと言う意味で、自分のシャチホコ掴んでからやりなよとか」。中学生だったからわかること・・・平岡君「自分だけ妄想してるのかと思ったら，台本読んで安心しました」。剛くん「レスリングのところ、シャチホコとどくかのシーン、最初見たとき泣いてしまって。不思議ですよね。感動しちゃうの。なんだろうね。クドカンマジック」。頭の中の・・・剛くん「監督自身ですから、拓真君が。だから厳しく」。宮藤監督「草なぎくんは、掴んでるんで。僕もイメージして書いたので。ことさら言うことはなかったので」。

　平岡君について。剛くん「いい顔している。男らしくなって。きりっとして。将来大物になったら、使ってよ。老人の役は草なぎさんにって。今いくつ？」。平岡君「１５です」。剛くん「１５ぐらいちがうのか」。会場がざわめきますが、本人気付かず（笑）剛くん「後は任せた！高校生になったら勉強大変みたいで」。平岡君「英語中心に頑張ってます」。ハリウッドを目指す？剛くん「夢は大きく。妄想だもん」。妄想でいい？剛くん「ん？・・・僕も，小さいとき妄想が現実になって。今のうち、いろんな妄想して」。宮藤監督「ＣＧ使わないでマトリックスできるし」。剛くん「妄想は、頭の体操になるし」。もう終わりということになり、剛くん「もっと話しましょうよ」。舞台あいさつもう１回ある。剛くん「あまちゃん先生・・・またあるんですよね。うれしいですね」。チケットは、販売開始１時間で完売。剛くん「うれしいですよね」。

　最後。宮藤監督「中身があったのかないのか。大丈夫ですよね？舞台挨拶がなくても面白かったって。ステキな２人に恵まれて、いい映画になりました。自分が中学生の時どうだったか、みんなとしゃべれたらいいなと思って作りました」。平岡君「この映画は宮藤監督の演出も、草なぎさんの演技もすごくて。みなさんがハッピーになれたらいいなと思います。周りのみなさんに言ってください」。剛くん「どうもありがとうございます。そうですね。僕自身も大人になりきれてなくて、悩んでいるところあって。“考えない大人になるくらいなら死ぬまで中学生でいろ”のセリフは、この作品に出会う前から胸にある言葉で。よく、活字として書いてくれたなと。言ったらものすごくスッキリして。バーンと取れた気がしたんですね。運命感じたものなので。大人にならなきゃいけない部分もあるんですけど、人として大事な部分あるので。大げさなこと言うと、救われたなって。前向きになって。監督も、平岡君も頑張ったので。たくさんの人に見てもらいたいので。一人でも、よかったと伝えてくれたら嬉しいです」。

　今回は、上映前の舞台挨拶。
　３人登場すると、また円山ポーズ。剛くん「一発で決まりました」。今日、最後の舞台挨拶。剛くん「７回目ですってね。４回目ぐらいなのかなって・・・雨の中、来てくれてありがとうございます。終わった後、足元気を付けて帰ってくださいね。名古屋のみなさん、こんなにたくさん・・・うちわ持ってくれてる方も。12年くらい前の・・・新しいやつも・・・去年の・・・円山の作ってくれたら、応援してくれてるのが伝わってきて嬉しいですよね。昨日から公開になりまして。監督のお芝居が好きで。見たこともない僕が登場してるんで、楽しみにしてください。見たら感想を、ツウィートですか？みなさんの感想が命ですので、よろしくお願いします」。
　平岡君「見に来てくださってありがとうございます。『中学生円山』という映画は、宮藤監督の映画は面白いし、草なぎさんの演技も尊敬しますし、僕も体をはって頑張ってます。いろいろ考えさせられる映画です」。
　宮藤監督「こんばんは。上映前ということで、内容は言えないんですけど。自信作なので、最高傑作なので。小さい子いるけど大丈夫かな。場合によって忘れてください」。
　平岡君「名古屋は親戚がいるので、遊びに来てます・・・今日は来てないです」。剛くん「ホントに、僕と言えば名古屋。名古屋と言えば僕。食べるものもおいしいし。昔、『名古屋嫁入り物語』というのに出て。知らないでしょ、みんな。マラソンの役で。それまでお芝居やったことなかったんですけど。ホントに好きなんですよね。テレビ塔とかあってね。三越とか。溜め池・・・？・・・今池？・・・今池？・・・昔、SMAPその辺で・・・厚生年金会館とかで、ドームツアーやる前。愛知万博。ポップアップSMAP。あのうちわですね・・・視力、2.0、2.0なんで。視力も名古屋のおかげです。おいしいものいっぱいあって。手羽先もおいしいですし。みそかつも。えびふりゃも」。宮藤監督とは初タッグ。剛くん「気になってた方で。『BANG! BANG! バカンス』の詞を書いてくださって。ホントに盛り上がるんですよ。年々、年々。年々新しい曲にしようとするんですけど。どこでもぶっ込めるんですよ、何かあると。助けられてるんですけどね」。宮藤監督「本を書く段階で、イメージして。読んでいただいて。かっこいいって言ってくれたんで。本格的に掴んでくれてるなと。細かいところだけ修正して」。剛くん「ホントに嬉しいです」。演技関する質問は？宮藤監督「なかったです」。剛くん「克也君は話してたけど、僕、なかったんで。監督と方向性似てるなって。2人は毎日殴りあってた」。宮藤監督「オレ殴られたら中断しますよ」。ドラマで一緒だった平岡君「脚本だけだったので、あんまりあってなくて。撮影中、怖かったです。いろいろと全体的に厳しく」。剛くん「ホントがんばってた。僕、拓真君の年だとできないですよ。体当たりで。『がんばった大賞』差し上げます。一番頑張ってます。トオルさんもがんばってましたけど、一番がんばった。最高でしたよ」。克也の気持ちわかる？平岡君「共感できるところもあるんですけど。本番になると、本番の顔になって」。剛くん「緊張してね」。平岡君「相談はしてないです」。剛くん「自分のことしか考えなくて。空気感というか。ちょっと離れた所にいて。うまい具合に距離感持って。時間かかってもかまわなかったので。台本読んでなかったですし。楽しんで。暖かかったんですよ。気温も暖かくて。自由にやらせていただいて。監督の姿見て」。宮藤監督「照れながらその通りって」。剛くん「初めてですよ。監督だったらしますよ」。やりやすいように。剛くん「演出しないときもあって」。現場の雰囲気は？平岡君「恥ずかしい時もあったんですけど、雰囲気作ってくれてやり易かったです」。宮藤監督「親にも見せたくないことを、映画でやってくれたんで」。剛くん「織田裕二さんの若いときに似てるなって。『踊る』のリメイクあったらね。僕は、いかりやさんの役で抜擢してほしいなって。今からよくしておこう」。宮藤監督「じゃあ犯人役で」。平岡君「がんばります」。剛くん「大物になりますよ。目力があるので」。客席から声が。照れる平岡君。宮藤監督「どうにかなっちゃうよ」。剛くん「一番多感な時期なので。もう一回言ってあげて」。宮藤監督「恥ずかしくなって」。剛くん「一番うれしそう。よかったじゃん。ファンできて」。
　最後にご挨拶。剛くん「あの、ホントにこうやってみなさんに会えてうれしいです。冗談のように言ってますが、足を運んでもらわないと意味がないので。見てくれること、感謝してます。監督の気持ちが、ふざけた中にも散りばめられている映画です。暖かくて感じるものがあって。監督が、暖かいものを、人間の大事なものを今回ついてくるので。なんか暖かいものを持って帰ってもらえるとうれしいです。今日はありがとうございました」。

　剛くん「こんにちは」とご挨拶。2回以上見てる人が半分いると聞き、剛くん「ありがとうございます」。はじめて見たという人を聞いてみます。剛くん「多いですね」。11時から上映のこの映画を選んで見てくれた・・・。剛くん「 11時に見るってことは、遅くても10時には起きてるってことで」。客席の反応から、剛くん「8時ぐらいかな？そのためには、昨日12時には寝ないと。この映画のために、昨日から今日にかけて、早起きしてくれて、ありがとうございます。ちゃんと睡眠とっていただいて。今日は、5月26日。"吾郎いる日"ってことで。もしかしたら、稲垣君も客席の隅で見てるかもしれませんね。ドライヤーかけてないで、プライベートだと、天パーなのでわからないと思うんですけど。さっき命名しました。意外と受けたから、今日てっぱんで使っていこうかと」。

　剛くん「みんなと会ええるのを楽しみにしてました」。11：00からだと，11：10には克也の目的がわかって"なんだ？"ってなったはず。剛くん「朝から全開で。中学生の青春とはこう言うものです。すごい伝わることがあったと思います。公開されてまだ1週間なので、周りの人に伝えてもらえたらうれしいので」。1週間でいろいろ感想が聞けてる？剛くん「"すごい、つよぽん、よかったよ"って言ってくれてます」。下井は一言ではいえない性格。剛くん「台本、1回しか読まなくて。よくわかんなかったんですけど」。よくわからなくてもう1回読もうと思わなかった？剛くん「読んでもわかんないんで。わかんないままやって。僕も見て，すばらしいなと。ちゃんとやってたんで。どうやってたかわからないんですけど。それがよかったんですよね。監督も『あさイチ』で言ってたんですけど、相談しないのがいいって。また見たことない草なぎくんがいたんじゃないですかね」。クドカン作品なら、何でもでも出ようと思っていて，実際にやってみてどうだった？剛くん「こんなにしっかりと仕事したの、初めてだったんですけど。以前からよく知ってる方だったので。共通項がたくさんあって。僕自身も、中学生の部分もあって。でも、もういいオヤジですからね。"早く卒業しろよ"みたいな。でも，エネルギーになるんですよね。監督とは、感覚的なとこ似てて。卒業しようじゃなくて、"いいんだよ"って。自分を燃やすエネルギーとして、人から見るとバカなことも大事なことだと」。ここでマイクを外して生声に。剛くん「だからぁ，最高だったねぇ」。何で生声？剛くん「わかんない。だんだんテンション上がって。先日まで舞台やってたからね。みんな、肉声の声って聞けないじゃないですか。マイク通してて。僕、芸能人だから、肉声の声聞くことないと思うんだよねぇ。プライベートで会わないと、この声聞けることないんだよねぇ・・・。思いのほか受けたんで、この後もやろう・・・歌は勘弁してくれないか。音程取れないから。声のボリュームは調節できるけど。僕、裏音痴なんだよね。中居君は、表音痴。中居君から止められてんの。"オレがゴー出すから"って。"ゴー"が出ても、ホントに微妙な空気になるんで」。

　監督は、「あまちゃん」を書きながら「中学生円山」を書いてた時期も。剛くん「天才ですよね。あのドラマかいた人が、この映画だよ。天才だよね。『BANG！BANG！バカンス』も、2006年だから、何年前？・・・４，５，６・・・」と数えたので，客席騒然(笑）気にしない剛くん「7年ぐらい経ってるのに，当時より盛り上がる歌なんですよ。すごいですよね。なんでも」。マイク使ったのに、声が大きくなっちゃう。剛くん「これぐらいかな・・・じぇじぇなんかも、すごいですよね。つかみどころなくて。どこからこんな発想生まれてくるのかなと。クドカンと・・・呼び捨てしてる・・・宮藤さんとお仕事できて、共通項あって、幸せ感じてますね」。

　子役たちは体当たりの演技。剛くん「平岡君はね、1番がんばってましたよ。すごく監督とディスカッションしてて。僕はしてないんですけどね。もうしない。僕が近づくと、監督逃げるから。質問されると困るみたいで。平岡君、がんばってたので、『がんばった大賞』さしあげます」。

　NGは？剛くん「僕、1回も出してない！でも，"もう1回やってみようか"っていうのは。監督もね、わかんないから、"もう1回違う感じで"って。ヤン・イクチュンさんとのシーンで、チップ(USB）埋められた後にゲラゲラ笑うって。でも怖すぎてカットしたって。いろいろ現場で言われて。台詞なんかも、宮藤さんがその場で言って。台詞、覚えていかなかったですね。意味ないなって。すごい変わるので。現場でもずーっとディスカッションしてんですよ、拓真って。"なめたくて"とか、くだらない台詞もずっとやってるんで、すごい、僕、時間あるんで、覚えられました。"何回、なめたくてって言ってるんだよ"って。すごいばかばかしくて、最初笑っちゃうんですよね。でも、だんだん本気になってきて。下井の核となる，この映画全体の核となる"考えない大人になるくらいなら，死ぬまで中学生でいるべきだ"で。そこは拓真の"なめたくて"を僕は考えないって。集中してやったので。すごい好きなシーンですね」。

　ブリッジは専門のトレーナーさんに教えてもらって。剛くん「最後の方，ホントに届くぐらいになったらしくて」。スタッフから脅迫されてた？剛くん「柔らかくなってきたと言ってましたね」。

　２回目はさらに面白くなる。剛くん「最初，"妄想とは"ってナレーションで，なんの映画かな？って。変な人ばっかでてきますよね」。見終わると，腑に落ちるすっきり感が。剛くん「どこまで妄想で，どこまで違うのか，わかんないのがあるんですけど。拓真との友情も好きですし。なんかね。見た人に想像力掻きたててもらえる，不思議な映画。すごい好きなんですよね。人って，いろんなこと考えるじゃないですか。前の日と違うこと考えてたり。そういう人間の部分ってあるなって。下井と拓真って，心が通い合ってっる部分あって。はたから見るとわかんないけど。でも通じ合ってて。いいなと思うんですよね。監督は思ってないと思うんですけど。いろんな解釈していいと思うんだよね。お互い楽しい時間過ごせるって，下井と拓真楽しいだろうなって。最後，下井は他界しちゃってるのかな？あれも妄想かもしれないですよね。ここ（額）撃たれてるのに，"早く話せ"って。やりながらおかしいなって。即死だろって。あそこのシーンもすごく好きで。カメラ，クレーンで撮って。みんな，今の時代に住んでるからわかると思うけど、どうやって撮ってるか。上から撮ってて。ワンカット・・・わかるよね？あのシーンもすごい好きで。やりながら即死だろって。でも，あ，いいんだな，宮藤ワールドだなって。すごい好きなワンカット。何回もやってるうちに，泣けてきちゃって。あれ，何回もやってるんです。８回ぐらいやってるんです。僕，完璧！拓真君が監督と何回もやってんですよ。８回目ぐらいは・・・どのカットが使われてるかわからないけど・・・すごいじーんとして，うるうるってしましたね。不思議ですね，人間って」。

　剛くん「クドカンさんの映画って，泣くのと笑うのが紙一重で。僕そういうとこ好きで」。

　舞台あいさつも終わりに。客席から「えぇ〜！」。剛くん「"えぇ〜!"だよね。もうね，１時半ですからね。おなかもすいてるだろうし。満足一本バー食べて満足してください。夜は，昆布ぽん酢で豚しゃぶ食べて。ソフトバンクでツイートしてください。まだ時間があるので，ユニバーサル行って，ジェットコースター」。そして最後のご挨拶。剛くん「今日はお集まりいただきましてありがとうございます。これからもまだ公開されて１週間なので。誰か連れてきて見てください」。

　上映前の舞台あいさつ。フリーアナウンサーのやすだゆうこさんが進行。簡単な説明の後、剛くん登場。

　剛くん「こんにちは・・・うん・・・はい」。先週からの舞台あいさつ、この回で15回目。剛くん「ありがとうございます。今日，僕，5月26日で，吾郎・・・」。ここまでで客席から笑いが。すでに，今日のネタが広まってる（笑）剛くん「韓国語で，”２"のことを"イ"っていうの。混ざっちゃってるの。間違ってて。さっき言われたんだけど。厳密に言うと、"吾郎煮る日"になっちゃう。こっちのがおもしろいなって。『中学生円山』の中で、吾郎さんの話してるとは思ってないよね」。

　今回の舞台あいさつは，これから見る人対象。剛くん「見ことある人？」と手を上げてもらいます。続けて「・・・初めての方？・・・けっこういますね。僕も・・・」と話し続け、，思わず質問にかぶっちゃっていました。剛くん「はい・・・僕一人だから，しゃべんないといけないと思って。ごめんなさい。けっこう気持ちちっちゃいんで」。

　今回の役どころ。剛くん「変なおじさんで・・・演じたことのないような役なので。変な感じでやってますね。ずーっと変な感じでやってるんですけど。ちょっと変わってくんですよね・・・だいたいそんな感じですよね。映画って。その感じは、僕、ちゃんとやったなって。撮ってるときは、わかんないんですよ。台本、1回しか読んでないし。台詞覚えてないし。監督と平岡君がディスカッションしてる時間があって。2日目ぐらいに気づいたんですよねぇ。時間があるので、その時覚えればいいなって・・・あったかいし」。外が？剛くん「冬のロケって、厳しんで、すぐ"帰りたいな"って。夏はずーっとロケしてたいなって」。ここからマイクはずして生声。「気持ちよかったです。この肉声，うけてるんで。普段，音声通してるんで、生の声聴くことないんでね。気持ちいいですね」。"変なおじさんで・・・"とやすださんが言うと、剛くん、変なおじさん風な動きを。マイクを使ってないから「手がフリーなんで」と剛くん。ターンまで披露。剛くん「今日は最後なんで、ダブルターン」とやってくれます。剛くん「ウォーミングアップなしでやるのは、久しぶりです」。今日はラッキー？剛くん「そうですね」。変なおじさんは分からなかった？剛くん「わかんなかったですね。やっぱりね。宮藤さんって，リスペクトしてる方で。好きな方なので。"はい"という一つ返事で引き受けたしだいでございます・・・『あまちゃん先生』だったりとか」。混ざっちゃっていると言われ・・・剛くん「先日まで堀北さんとやってたんで・・・すごい好きな人なんですよ。『GO』って映画も好きで。あの脚本手がけてるのもクドカンさんで。あの作品好きで。たぶん、僕が一番好きかも」とターン。剛くん「こんな広いんでね」と広いステージを横歩き。剛くん「あと、取材が入ってないから，滑っても大丈夫ぅ」。

　「あまちゃん」と「中学生円山」を同時に書いている時期も。今度はマイクを使って、剛くん「すごいでうsね。天才だ！『BANG！BANG！バカンス』も、今でも好きな曲ですし、盛り上がってるし。一緒にお仕事したい方なので、うれしかったですね」。

　見どころ。剛くん「中学生の妄想なんですけど。青春というか。ふざけた中にも、監督のあったかいメッセージ含まれてるので。うっかりすると，なんの映画かわからないので。宮藤さんて、天才なので。照れ隠しっていうか、ストレートに来ない。ホントはきれいなものですけど。エロもはさみつつ。変化球と言うか、暴投みたいで。受け止める方は大変な映画なんですけど。僕、好きで。ちゃんと見てくれると、真面目な方だなって。逆に・・・逆に？・・・感じてください。満足，満足，一本満足・・・まだ，公開されて1週間なんで。たくさんの方に、伝えてもらえると、映画ってたくさんの方々に見てもらえるので」。

　2回目の方の楽しみ方は？また生の声に。剛くん「2回目の方は，セットとか。ジャムの色とか。ホントに作ってるんで・・・やっぱり，備品類とか。細かいのでね。下井の部屋とか。美術さん、頑張ったんで。ペットボトルが粉砕するんですけど、いびつ加減とか、リアルで、大好きです」。

　女性はどう見る？マイクに戻り、剛くん「難しいですね。かわいいなって。あったかい目線でみていただけると。大げさに表現してるとこあるんですけど・・・下井と拓真君・・・克也の友情もあるので。そこ好きなので。友情感じてほしいです」。

　剛くんの中学時代。剛くん「あれですね。ねなかったですね」。忙しくて？剛くん「いや。寝なくても大丈夫みたいな。今はすぐ寝ちゃうんですけど。香取君と妄想してて。ねないんですね。毎日、振付してて。香取君が洋楽が好きなので、1曲振り付けするんですよ。なんのためにやってたのかなって。お互いが競争してて。眠い人は、自分じゃない時に寝てたりとか。"お前寝てたろ"，"寝てないよ"とか。いっつもそんな感じで。寝ないのがかっこいいみたいな」。今アドバイスするとしたら？剛くん「そのままでいいんじゃないですかね。変ってないんですね。その時培ったものあって。人として考えてたものが、今でたりとか。僕、そうなんですけど。中学生の時思ってたのが、今現実になってるんですよ。それが核になってます・・・香取君と妄想してましたね。仕事の時間だって駅まで行くんですけど、"まだ夜中だ"って家に戻って。２回ぐらい繰り返して。すっごいすがすがしくて。公園よって・・・寝てないんですよ。ブランコのって。青春ですよねぇ。こんどは眠くなって。でも、ホントの仕事の時間だって。そういう中学生で。そのころこうなりたいな、ああなりたいなって言うのが、今の僕ですね」。今の話から、さらに伝わりやすくなったっと。剛くん「ホント？」。

　宮藤監督の作品、次に出るとしたら？剛くん「なんでもお仕事一緒にできるのであれば。全く違う役がいいですよね。どストレートに真面目な役とか。正反対な。あの・・・全く妄想しない、というか、思考回路が停止してる役とか」。監督とは信頼関係ができてるから？剛くん「言葉交わさなくても、通じ合ってるところあって。機会があったら、仕事したいなと思ってます」。

　これで終了となり、客席から「えぇ〜〜！」。剛くん「もう５時１０分ですからね。日が長くなってますね」。最後に。剛くん「これからご覧になっていただけるということで。応援していただけて、励まされて、僕自身も健やかに過ごすことができます。元気が一番。元気があれば何でもできる・・・お前は猪木かって。そんな映画なんで。元気爆発の中に、中学生の青春が含まれて、ぐっと来るものがあるので。感動したものを、隣におじさんがいたらお勧めしてください。今日はありがとうございました。ばいばーい」。

　上映前。前の回の終了が結構遅く、開演まであまり時間がない状態でした。

　中村光宏アナ登場。そして簡単な説明の後、剛くん登場。剛くん「こんにちは。中村さん、もっと近くに寄ってください」。大ヒット御礼舞台あいさつ。剛くん「ありがとうございます。皆さんが応援していただいて・・・みなさん、これからご覧になる方ですよね？もう何回か見たという方？」。かなり手が上がります。剛くん「見てんじゃないですかぁ。じゃあ，大丈夫だ・・・初めての方いますか？」。やっぱり手は上がります。剛くん「じゃあダメだ・・・うれしいです。皆さんに実際に会えて、うれしくおもってます。ありがとうございます」。今回はマスコミがいない舞台あいさつ。剛くん「さっきまでマスコミの方いて。緊張して、トークはねないの」。中村アナ「そんなことないです」。剛くん「ホントにぃ?ありがとう。『幽かな彼女』の生徒さん来てくれて。コラボみたいのあったんですけど。案外緊張しちゃって。今だれもいないからね、何でも話せて」。中村アナ「キーワードは妄想・・・かなり聞かれてるとは思いますが、最近見た妄想は？」。剛くん「妄想だらけですよねぇ。逆に言うと・・・逆？・・・昨日は、"明日楽しみだな"とか。"ポップコーン食べられるかな"・・・映画館なんで，だいたい控室にポップコーンがあって。味が違うんですよ。塩加減が全然違くて。舞台あいさつ２０回近くですよね？」。客席ざわざわ。剛くん「そんなんでもない？・・・たくさんしてるから。いろいろ行ってるじゃないですか。今日、なかったんです。"あ，ないんだ"って思って。昨日妄想してたので、"こういうパターンもあるのか”と。不意打ちでしたね。あんな大きい」と手で表現したので、この後ちょっとだけ生声に。剛くん「こんなんですよ!?あれ一人で食べちゃうの!?食べながら見るんですか？あんまり行かないので。そういうの楽しいですよねぇ」。

　　撮影で苦労したこと。剛くん「なかったんですねぇ。台本も１回ぐらいしかよまかったんで。わかんなかったですね。なんて言うんでしょうかね・・・クドカンさんの本って、わかんないんですよ。でも、自分の役はよかったんで。二役できそうな・・・おなかなったけど？」と中村アナに。中村アナ「ポップコーン妄想して・・・すみません」。剛くん「いいですよ・・・内容わかんなかったんですけど。クドカンさん、すごい好きで。すぐやりたいと。内容わかんなくて、見終わった後に"僕ちゃんとやってたな"って。始めてみる方は楽しみにしてください。まぐれでできちゃったみたいな。もうできないです。僕、お芝居好きで、いろんな映画を見てるし、ひとのドラマも見るんですよ。”こういうのやりたいな"ってあるんですよ。今回は、思ってる以上に下井って役を楽しめて。これからも可能性が、自分の中でいろいろできるなって役だったので、監督に感謝しています。毎回一つの作品を終えると、達成感とか得るものあるので。今回その中でも大きくて。時間がたつほど得るものが多いなと」。

　監督について。剛くん「最高です。じぇじぇですね・・・」と言ってみますが、「じぇじぇ」がうまく言えない（笑）剛くん「"じぇじぇ"言えてないっていう・・・才能ある方で、大好きですね。物を作る感覚に優れてる方で。監督は、すごい真面目で、照れ隠しして、オブラード（オブラート・・・笑）に包んで提示してくるから、中にはすごいものがあって。僕、好きです」。でも台本は１回しか読んでない。剛くん「キャプテンフルーツとか言われてもわかんなくて（笑）プルコギとか、よくわかんないです。そこは読まなくて、自分のとこしか読まなかったです。大丈夫だと。意味のわからない自信があって。同じ船に乗ったら大丈夫。ちゃんとした着地点あると」。

　アクションについて。剛くん「アチョーってやってますねぇ。アチョアチョアチョって。アクション好きなんで。アチョチョチョチョって・・・それを言いたいだけ（笑）なんて適当な。SMAPのメンバーいたら突っ込まれてる・・・好きなんですよ。団地住んでたので。友達とアクションごっこしてて。僕、運動神経よくて・・・ファンの方はわかってると思うんですけど、僕のこと知らない方は弱々しい感じでいるかもしれないけど、運動神経よくて・・・何度も言いますけど。団地でアクションしてて培われたもので。団地では有名でした。団地のアクションヒーローって。いろんなとこ登ったりして、団地で鍛えられました。階段アクションとか。塀とかつかまったりとか。２階に住んでたんですよ。わきから登ったりとか・・・」。中村アナ「不法侵入じゃないですか」。剛くん「みなさん、ダメですよ。自分ちですよ。鍵がないときあるじゃないですか。人がいなくて。家族がいなくて。外から入るしかないんですよ。そうすると登るわけですよ、いろんなところから。そういう経験から、アクション鍛えました・・・ツイートしないでくださいね・・・カギ、ポストの中になくて。かあちゃんが忘れたんでしょうね。小学生の時帰ってくると・・・」としゃがんで中腰になって歩いてます。まるでおじいちゃん（笑）剛くん「このくらいじゃないですか、小学生って」。中村アナ「大きさの問題ですか」。剛くん「そうですよ。ポストあけてないんですよ。かあちゃん言ってたのに。でっかい団地と戦うんですよ。こんな感じだから、ちっちゃい体で大変なんです。団地でっかいから。今はこうですけど（立ち上がる）。全身使ってですよね（と、また子供サイズになり伸びあがるので脇腹ちらり）。それで鍛えました。昔はそういうもんでしたよ、団地って」。中村アナ「団地で鍛えられたことが含まれている」。剛くん「うん」。

　そろそろ時間。剛くん「あっという間ですね」。最後にメッセージ。剛くん「今日、ホントにこんな天気がいい日に来てくださってありがとうございます。みんなと会えてうれしく思っています。いつも応援していただいて、皆さんの気持ちホントに伝わりますので。バカな映画だけど、おもしろいですよ。しっかり受け止めてくれて。監督や僕らがこう受け取ってもらえたら嬉しいなって思っている通りに受け取ってもらえているのでうれしいです。一人でも多くの方が見て食らえたらうれしいです。僕も大好きな映画なんで、たくさんの人に見ていただけると嬉しいです」。

　終了したのは、１２：１５頃でした。

　17:40上映後。19:45。進行の方が登場し、すぐに剛くん登場。出入り口がスクリーンの方になかったようで一般入り口から通路通って登場(劇場出るとき見たら、そちらの入り口前にスタッフ入り口あり)。

　剛くん「みなさん、こんにちは」と挨拶すると、円山ポーズ。客席が一緒にやると、剛くん「ありがとうございます。あわせてくれて」。今日は朝豊洲から始まって大活躍。剛くん「大活躍ですね」。豊洲２回のあと、新潟でも２回。剛くん「20回目なんですよ、これが・・・中学生大宮！」。「さいたま新都心で」と言われてます。剛くん「アイラブさいたま！アイラブ大宮！・・・お久しぶりです。みなさんに会えてうれしいです。みなさんに大宮で会うと思って、昨日寝ました。みんなに会うために生まれてきたと言っても過言ではない。スーパーアリーナでコンサートやったことあって。何年前だ？」。客席から見たという声が上がり、たくさんの人が見たと手を上げました。剛くん「ありがとう！」。　埼玉県で過ごした中学時代の話。剛くん「どうぞ聞いてください」。どんな中学生だった？剛くん「虫とか、カブトムシとか、ザリガニとか好きでね。毎日とってましたね。春日部中のザリガニとってました。まっかちん」。何を言い出したのかわからない(^_^;)剛くん「アメリカからね、なんかかけあわせたやつ。赤いんでまっかちんっていうんです。まっかちんじゃないとイヤなの。日本のは小さいの。まっかちんは、アメリカ人って感じででっかくて。今はそんなに大きくないんだけど。昔はすごい大きくて。ハサミもこんなあって。学校終わったら、毎日家に帰らないで、春日部中の、と言っても決まってんですけど、田んぼは。元気な子でした」。とったザリガニはどうしていた？剛くん「食べちゃうんですよねぇ。焼いてとか。今で言うと、食べるとこありますよね。たまたま、友達とやってみて。いつもじゃないですよ。かわいがってましたよ。せっかくとったんだから。カブトムシとか好きで・・・うん。好きで」。昆虫になった妄想とかは？剛くん「まっかちんになった夢は見ました・・・ウソです。ただ言いたいだけだと」大人になってくると、触れなくなってきて。だんだん触れなくなって、さびしいなって。少年の気持ちなくなってきてんのかなって。どこか大人になってるところあるんですねぇ」。この映画からするとそれは問題では？剛くん「はさまれたらどうしようとか思うんですよねぇ。計算してるんでしょうね。挟まれる瞬間に引いて、アチョッってやれば。それもアクションで」。もし今中学時代に戻ったら？剛くん「楽しい中学時代だったので、後悔はないんですけど。もうちょっと勉強すればなと」。なにを主に？剛くん「Englishとか」。"語学の天才"では？剛くん「そんなことないです。カムサハムニダ。チョンマネヨ」。客席から「サランヘヨ」とあったようで、剛くん「サランヘヨ。チョド　サランヘヨ」。離れた席の人たちが合わせたように反応するので，剛くん「友達？」。ファン同士友達や親せきになっちゃうんじゃ？剛くん「ファンの方で交流増えて、友達が増えましたってお手紙もらいますね」。
　謎のシングルファーザー役。大吉君，泣いてた。剛くん「大変でしたね。演技じゃないですからね。雰囲気でね。怖いおじさん出てきて。ホントに泣き出すんですよ。怖いシーンだから，泣いたままで行こうって，かんとりーが・・・監督が、調整して」。最後は説得して。剛くん「海のシーンなんですけど。幸せなシーンじゃないですか。うちの妻と（客席が沸き、この言い方が気に入った様子）唯一いい思い出のシーン。泣いちゃいけないので」。どうやって説得？剛くん「"お前、これは仕事だぞ。小さいからって許されない"って。わかるんですね。小さいながらもお仕事だって。心が通じ合えて。父親の気持ちって，こうなのかなって。本気で言ったので、父親の気持ちがわかった日ですね」。
　いろんな演技やアクションが大変だった。どうやって整理した？剛くん「整理してないですね。妄想なので、感覚と直感で。カメラの前立って、"やるぜ"みたいな。理屈考えるとできないじゃないですか。"やります"って感じで。いつも。監督も何も言わなくて。似てんでしょうね。いい意味で適当みたいな。それが大事なんですよね。決めてやるってパターンもあるんですけど。下井は適当にやってみたほうが。試すこともできるし。いろいろできたんです。演技ってそういうもんなんですよね」。役者じゃないと言えない。剛くん「たまには・・・ほとんど演出家の方がいろいろ言うんですが。今回特別に自由にやらせてくれて。今まで一番楽でした。楽しかったし」。
　台本と実際にやってみてのギャップは？剛くん「終わってみたら・・・皆さんご覧になって、おもしろかったですよね？（拍手）ありがとうございます。出来上がったの見たら、ちゃんと演じてたので、不思議だなって。不思議なんですよねぇ。演技って毎回違うので。現場ではあんまり考えないでやったので。出来上がるまでわからなかったので。出来上がったのを見て、ちゃんとやってるな、知らない間に監督が下井にしてくれたんだなと。しゃべらないでも分ってる部分が多い監督なのかも。中学生の感覚が似てるのかもしれないですね。バカみたいなことに執着するところとか。大人になれないところとか。大人にならないと、と思うけど、このままでいいやって。そういうところが大事なんだって。僕自身も学びましたね」。
　周りの反響は？剛くん「みんな"良かった"って言ってくれて。"今まで見たことない剛くんだった"って言ってくれる方多くて。そうだしょ・・・って。思ってるんだよね・・・だよぉ。ＳＭＡＰのメンバー、実はまだ見てなくて。吾郎さんは、見たのかな？見てないのかな？わからない雰囲気なんですけど。徐々に感想言ってくれると思うので」。
　演技の幅が広がった？剛くん「うん。やっぱりね。これからも。もっともっと、いろんな役できるんだなって思わせてくれた役でしたね。これからもがんばるエネルギーを、下井からもらったね」。
　舞台あいさつももう終わり。剛くん「あと１時間ぐらいしゃべりますか？」。この後も上映が。剛くん「上映時間半分になっちゃうか・・・またトークショーとかで。一人だとしゃべるしかないんで。共演者の方がいると立ってオーラ出してるだけでいいんですけど。一人で出てくると、沈黙マン通じないんですよね。少しの時間ですけど、直接お会いできて、お話できて。今日は劇場に足運んでいただいて感謝してます。まだまだ沢山の人に見てもらいたいので。今日は６月２日だったので。１週間前は，"吾郎いる日"。韓国語も交じって。今日は"ムツゴロウが２人"という日に。皆さんに会えて・・・」と自分で笑いだします。剛くん「"それはないだろ、剛"って目線が・・・だって、しょうがないじゃん！それしか出てこなかったんだからぁ。吾郎さんだって、"ごろう"だし・・・。この映画を見て、今日１日を楽しんでいただいて。舞台あいさつで剛が滑ってたと伝えてください。今日はありがとうございました」。

　１９：００の回終了後。２１：１０。準備が始まり，うえだともこさん登場。そして，宮藤監督と剛くんが登場。トークイベントと言うことで，イスに座って進行。

　宮藤監督「こんばんは。今日はありがとうございます。いかがでしたでしょうか。えー，映画終わったばかりで余韻に浸る間もなく，爆笑トークを。ゲストは草なぎ剛くんです」。剛くん「こんばんは・・・監督，ペン落とさないでください」。宮藤監督がペンを落としたのを見逃しません。剛くん「ここ，バルト９ですよね？最近よく来ますね。３回ぐらい来てる。社員になった気持ちで。通路来て，勤めてるのかなって」。宮藤監督「ポップコーンのにおいかぐとね。全国のポップコーン食べてますからね」。剛くん「これ，毎週やってんですか？」。宮藤監督「ここじゃないですけど。日によって違うんですよ。今日来たら大きかったんであわてて。"僕下手"って言おうと思ったら，"下井"って」。剛くん「そうだったんだ。監督，何言ってんのかなって」。宮藤監督「"僕下手です"って言おうと思った。そしたら"下井"って」。

　宮藤監督「質問があって。うえださんが考えた質問を，あえて僕が聞くって企画です」。剛くん「みんな，ご覧になられたんですよね。楽しんでいただけましたか？・・・何でも言っていいってテイで」。宮藤監督「質問・・・これから。あぁ，そうですか」。剛くん「『あまちゃん』のことで頭いっぱいなんじゃないですか。『中学生円山』の感じじゃなかった。戻ってきてください」。宮藤監督「『中学生あまちゃん』で・・・。質問は・・・現場で監督に"上に住んでる下井です"は下井のギャグなんですと言われ，うけた理由は？・・・言いましたっけ？・・・あぁ，下井なりのつかみのギャグですね」。剛くん「上と下っていう・・・そんときに，やっぱ監督は天才だなって思いました。わざわざ言いに来たんですよ。本番で集中しているときに。すごいこだわるんだなって。そこにこだわるって素敵だなって。『BANG！BANG！バカンス』で言うと、稲垣のガキ，半分ガキって・・・ガキのガキは稲垣のガキかな？・・・なんて歌詞でしたっけ？」。宮藤監督「下半分は・・・」と，作詞したのにあやふや(笑)客席からも声があった（？）からか、思い出して確認。宮藤監督「名字の半分はってどういう意味？」と自分で書いておきながら（笑）剛くん「だから中学生でいいって、自分なりにつながってきちゃったというか。笑いこみあげてきちゃって。そこで下井がつかめて」。宮藤監督「変ってる」。剛くん「そういうとこでおもしろいんだって。下井さん的には重要なんですよ」。宮藤監督「下井さんは"やった！"って思ったんですよ」。剛くん「そうでしょ。すごいつかめたの。台本読んでてわかんなかったけど，あの日つかめて」。宮藤監督「"オレ下井だ"って時に。"今、上手なのに下井"って」。剛くん「そうだぁ」。

　次の質問＜克也が下井に「なめたくて。いけませんか」と言ったシーン。下井の「人格が2つに分裂したね〜」のセリフの時、下井さんがいい表情をしている。どんな気持だった？＞。剛くん「重要なとこなんですよ。克也との1番の。真剣なんですよ。命かけてますよね」。宮藤監督「草なぎくんがですか？」。剛くん「僕も。特攻隊長の気持ちで。"お母さんありがとう"みたいな」。宮藤監督大笑い。剛くん「人生すべてかけてます」。宮藤監督「帰りの燃料積んでないですか」。剛くん「大和魂です」。宮藤監督「克也からしたら」。剛くん「生命の誕生かもしれないじゃないですか。アダムとイブじゃないですか。エノケンさん言ってますよ」。宮藤監督「エンケンさんね。そんな古い人じゃない」。剛くん「"凹と凸"。それを踏まえて，特攻隊長。"かあさんありがとう"。そういう気持ちで」。ところがそのセリフ，宮藤監督「間違えてたの」。男女逆に言っちゃう剛くん。宮藤監督は，それでNGになると，平岡君には「真剣にやれよ！」と注意し，剛くんに「逆だから」と普通に言って。宮藤監督ん「また逆言っちゃうの。"わかんなくなっちゃったぁ"って」。剛くん「あの撮影現場，おかしかったですよね。"べろなに？チ○コなに？"って。テンションあがるとわかんなくなっちゃって」。宮藤監督「八つ当たりのように，平岡君に"真剣にやれよ"って。彼はいいとばっちりですよ。編集の段階で見たら，あれ以外全部逆」。剛くん「奇跡の１回」。あのとき半笑いの下井さん。宮藤監督「"言えた"っていう，本人が"やった"ってなってる。それがいい表情に。なおかつ，特攻隊長の気持ちで」。剛くん「燃料すべて使い果たして」。宮藤監督「このセリフって美術さんの友達の実体験。届いた人に取材して。その時に"人格が２つに割れたね〜"って」。剛くん「そこからとったんだ」。宮藤監督「それは使うしかないって」。剛くん「そういう人がいたんだ」。宮藤監督「重要視してた」。剛くん「間違えちゃいけなかったんだ。奇跡のワンテイク」。宮藤監督「何人か殺してるじゃないですか。このセリフ言ってる間にも，１人か２人殺してる。とんでもない奴だよね」。剛くん「そうだよねぇ」。宮藤監督「何回も見れば見るほど，この人のことわからなくなる・・・久しぶりに会ったけど，完全に下井ですね」。剛くん「あ〜ホントぉ？」。下井っぽさとは。宮藤監督「前後のことがどうでもいい」。剛くん「そうですかぁ」。宮藤監督「前後の脈略が違う。流れとか，ムードとかとは別のもの」。剛くん「下井さんと重なるところあるんだ」。宮藤監督「おじいちゃんお連れしましたって時は，すごい静かで。次，すごいテンションで入ってきて。"ジャムどうでした!?"って。前後のつながりがない」。剛くん「そういうところあるかもしれないです」。宮藤監督「おじいちゃん連れてくるし。違うって言われてるのに。たまにいるじゃないですか，そういう人。たまにですよ・・・書いているときは，ほとんど会ってないし、ご本人のことあれしてないので，想像して書いたんですが，意外とそういうとこが・・・」。剛くん「合ってますよ。感じてくれたんですよ。『ぷっすま』とか出てるとこ見てて，どこか感じてる部分ってあると思う」。宮藤監督「『ぷっすま』見てて，どういう順番で撮ってるのかなって。草なぎくんのテンションとかが違うから。バラエティだから，絶対順どりのはずだけど」。剛くん「そうかぁ，そうかぁ。鋭いですねぇ」。宮藤監督「あのユースケさんが，守りに入る時あるじゃないですか」。剛くん「そうだねぇ」。宮藤監督「斬新ですよね。だから続いている」。剛くん「鋭い。下井と僕，つなぎ合わせてくれた。台本１回しか読んでなくて。内容わからなかったけど。魅力的ですって。警察と戦ってるじゃないですか。後半わかってきて。"やべっ。こいつ人殺してるって"」。

　宮藤監督が「どこでも言ったことないけど・・・」と言いだすと，剛くんも「オレも言ったことないんだけど」と話し始め，座っていた椅子をくるくる。その様子がおかしくて，マネをする宮藤監督。自分の話はせずに，剛くんに話させてます。剛くん「聞いて！今言うけどぉ。下井は殺し屋だぞって，いっちばん最初からわかった。すごくなぁ〜い？カンで！殺してんのかなって。すごくないですかぁ！！読んでて合ってたから，これすげぇ〜〜！！！！って。すごくないですかぁ！？あのおじさん出てきたとき，殺し屋って思った！すごいでしょ！！」とテンションが上がってます(笑)宮藤監督「マネージャーから聞いてなかったですか。殺し屋の役って」。剛くん「なにも聞いてない。さつじじじけん（殺人事件と言いたかったよう・笑）とか。まさか，オレだよこれ！って。全部あってた！！ほんとなんだもぉ〜ん！妄想の部分とか，フラッシュマンとか読んでない。出てないところは。オレが殺し屋かどうかだけ」。宮藤監督「だから，最初かっこいいって」。うなづく剛くん「合ってたんだもん！！」。宮藤監督「ニュースとかで，犯人なのにインタビュー受けてる人いるじゃないですか。なんだろうって。あの感じだなって。草なぎくんが下井って。あれ怖いなって思って。あの怖さ表現できるのは草なぎくんだって。前後関係ないって，そういうこと。自分が殺した，捕まる，ってこと関係ない人」。剛くん「そうだねぇ」。宮藤監督「下手するとわざとらしくなるんですよ。実際，あのシーンあったじゃないですか。あそこにいる下井さんって，隠し事あるように見えないじゃないですか。細野さん，缶捨ててくださいよとか。自分の方が相当悪いのに。下井さんにとっては・・・」。剛くん「違うんだ」。宮藤監督「違うし，罪の重さは変わらない。良かったですよ。原付とめにいかなかったら，死んでましたよ」。剛くん「殺しちゃうもんねぇ」。宮藤監督「そういう怖さみたいの・・・捕まった後に，インタビュー受けてる映像をワイドショーで見ると怖いなって。あの感じできるのは草なぎくん」。剛くん「うれしいのかな？」。宮藤監督「うれしくないか。言っててほめてねぇって思った」。

　剛くん「まだたくさんしゃべりたいなぁ」。

　次の質問＜宮藤監督にお勧めの健康法は？＞。剛くん「『あさイチ』見てたら，こるって言ってたもんねぇ。書くから，打ってたりするから，同じ体勢多いんじゃない？何分後に延ばせばいいんじゃない？」と腕を伸ばしてます。宮藤監督「肩こりは？」。剛くん「ないね。こうやって伸ばすから」と腕を伸ばしてます。宮藤監督「他に悪いところは？」。剛くん「舞台やって，腰痛くなっちゃって」。宮藤監督「殺陣まわりすごいから」。剛くん「そうだねぇ。打ってたんだね。お芝居って，打ちたくなることないですか？痛いのやりたいって。手加減すれば大丈夫だけど。痛いぐらいの方がいいんじゃないかって。調子にのってやってたんですね。"やってるぜ，オレ"みたいな。"かっけー"みたいな。やんないですか？」。宮藤監督「もう一つわかんねぇなって」。剛くん「オレあるの，Mなのかな？」。宮藤監督「自分に対してSなんじゃない？」。剛くん「痛いぐらいがいいって。毎回痛くやんないと，Maxいってないんじゃないかって。観客にも伝わらないんじゃないかって思っちゃって。真面目でしょ？やったら痛くなっちゃって。それはやめようと思った。勉強になったね」。宮藤監督「勉強になったんだ・・・」。剛くん「受身は取ろうって。ひっくり返るとこまで痛くないとダメなんだと思ってやって」。宮藤監督「Mなのかも」。剛くん「そういうところから」。宮藤監督「持病は？」。剛くん「検査に行ったのは，２０１１年で，その時は何もなくて」。宮藤監督「人間ドックは毎年行った方がいいですよ」。剛くん「行った方がいいね」。

　人間ドックの話でしめるのも何なので・・・次が最後の質問に。＜舞台あいさつでターン披露するのはなぜ？＞。剛くん「いろいろまわってきてんですよ」。宮藤監督「すみませんね」。剛くん「ターンやると盛り上がるんですよ。監督，やってみてください・・・キックから」とその場でレッスン。ターンしてみた宮藤監督「気持ちよくないですか。シュッとしますね」。剛くん「芯は通ってて。男なんでね・・・無難に盛り上がるから」。宮藤監督「初めて聞きました。円山ポーズはやってたね」。剛くん「この前，『幽かな彼女』とコラボレーションがあって。手，半分にした」。片方が幽霊で，片方が円山ポーズ。剛くん「自分なりにうまくいったと思って・・・いいでしょ？別れて。こっちが幽霊で，こっちが円山で。セパレートに。僕のみではちょっとだったんですよ」。下井っぽいと言われ，剛くん「そう？なかなか思いつかないよ。もっと評価してほしい。世界観あれなんで。これでコラボ。誰が思いつくって，オレだよ！」。

　盛り上がったトークイベントも終了に。剛くん「もう終わり？ずーっとしゃべりたいね」。宮藤監督「『円山』の映画じゃないときもやりますか？舞台あいさつに来る，どんな映画でも。関係ないのにしゃべり続ける」。

　最後のあいさつ。宮藤監督「草なぎ剛くんの魅力が余すとこなく入っている『中学生円山』ですので。皆さん楽しんでいただけいるようなので幸いです。もっと宣伝してください。トークショーシリーズ，１０日と１２日にやります。１０日には，ヤン・イクチュンがきます。そうとう変な人なので，もしよかったら。シメは草なぎくんによろしくお願いします」。剛くん「ホントに，監督はトークショーまで出てるって・・・すごい大きな映画に呼んでもらってうれしくてね。なかなかお芝居できなくて。楽しい時間過ごさせてもらってうれしいんですけど。また何か出来たらいいなと思って，気長に生きていたいなって・・・早々できことってないじゃないですか。監督売れっ子ですから。生きている間にもう１回，ぜひやりたいと思うので，お願いしますって感じなんで。たくさんの人に作品を見てもらって。おもしろさわかってもらえると思うので，すすめてくれたら。そんなときにイ・ビョンホンの結婚が・・・ヤン・イクチュンもくるって。急にイ・ビョンホンが出てきたんですけど」。宮藤監督「何と何がつながるかわからない」。剛くん「監督とまた仕事できるように頑張るしだいでございます」。