| いよいよこの日が来ました。ロングラン上映最終日の舞台挨拶。公開初日は、2020年９月２５日。コロナ禍で上映されるのか不安の中スタート。舞台挨拶に行くのも、映画を観に行くのも、感染対策をしっかりして、ドキドキしながらでした・・・それでも行ってたんですけどね。会場に入ると、大きなスクリーンに舞台挨拶の文字。BGMでずっとあの曲が流れています。それだけで感動・・・。 14時上映前。今回の進行も、武田祐子アナ。引き続きです。登壇したのは、剛くん、服部樹咲さん、内田監督。剛くん「こんにちは。みなさん、ありがとうございます。みなさんの人生の貴重な時間をこの『ミッドナイトスワン』185週に費やしていただきまして、ありがとうございます。こんなに満員御礼、僕満足、１本満足なんですけど。185週もやって満員なんて、稀に見る・・・ないですよね。指で数えてもない。テレビが入ると、面白さが半減して、僕満足しないんですけど。今日は短い時間ですが、楽しんでいってください。よろしくお願いします」。樹咲さん「お久しぶりです。４年経って、まだこんなに愛されてることを、満席の席を見て実感してます。まさかこんな長い間愛されるものになると思わなかったので。喜んでいます」。内田監督「撮影から５年。あの頃は、誰も応援してくれないって言ってしまって」。剛くん「テレビの方もいらっしゃらなかったですよ」。武田アナ「そんなことないですよ」。剛くん「これ生じゃないですよね？」。武田アナ「生かもしれないですね」。内田監督「４年間も応援くれて、感無量です」。 撮影を振り返ってみて。剛くん「全部覚えてますよ朝のシーンから・・・ネタバレないですよね。経験ないですからね。185週は経験ないんでね。１８５週を迎えての舞台挨拶って。どんなテンションでやればいいのか・・・初めて観る方？」。なんと、手が上がる。剛くんが見つけたのは１人の男性。剛くん「ああ！いる！あぶねぇ！ネタバレするとこだった。遅くないですか！？そういう方もいるんですね。185週もやってて。何回も舞台挨拶させてもらって。みんな観てると思ってて」。武田アナ「ストーリーはご存知ですよね」。剛くん「知らないですよね。観てないんだもん。だめだよ、撮影振り返ってみてとか言っちゃ」。武田アナ「しゃべること、どうしましょう」。剛くん「わかっちゃうじゃないですか」。武田アナ「耳塞いていてもらいますか」。 剛くん「全部覚えてんですよ。樹咲ちゃんもこんなに大きくなられて」。樹咲さん「高３で、もうすぐ１８で、成人になります」。剛くん「あの頃も大人っぽいシーンあったんですけど。完全に大人になられて。うれしいですね。樹咲ちゃんにブルのぬいぐるみもらって。革のパッチワークでできてる迷彩の。見えるところに飾ってて、毎日見てる。今日会えてうれしいです。樹咲ちゃんの初めての映画で。監督、その時どうでしたか・・・武田さん、僕仕切っちゃってますけど」。内田監督「初めて来たとき覚えてます」。剛くん「このオーラ。ドア開けたときに」。内田監督「一歩目で」。剛くん「バレエやるって言っていいですか？」とまだ観てない方に確認して。 剛くん「その一歩目で。巡り合わせというか。監督が脚本書かれて。脚本監督って言うんですか。どんなグルーブが」。内田監督「やりやすかったです。人の書いたものだと緊張しちゃって。人の作品、傷つけちゃいけないって」。剛くん「それがよかったです。デリケートなところもあるし。ほんとにドキドキしましたから。自分で書かれて、監督の熱い思い、言葉つかめたのかなと」。内田監督「覚えてます。衣装合わせで、凪沙になってる」。剛くん「普段、台本読んでないんですけど。ちゃんと込み込みまして。読んだときに、涙が溢れてきて。何の涙なのかわからなかったんですけど。その涙をみなさんに伝えたいと思った・・・樹咲ちゃん、最近何してますか。好きな食べ物とか」。 樹咲さん「野菜食べられるようになりました」。内田監督「韓国語」。剛くんと樹咲さん、韓国語で話し始める。内田監督「ずっと続くんです。楽屋でもそうでした」。剛くん「樹咲ちゃん、韓国好きで、友だちもいるみたいで。楽屋で、ハングマル・・・私が忘れちゃった。発音とかもめっちゃ、ネガティブ・・・」。総ツッコミ。剛くん「ネガティブじゃ、暗くなっちゃうか」。樹咲さん「ネイティブです」。剛くん「すごいよね」。韓国語を交えながら。剛くんは、１０年で・・・と。樹咲さん「２、３年で」。剛くん「みんな何言ってるかわからない。僕満足１本満足・・・すごいね。趣味とか、大人だね。世界に羽ばたいていって欲しいね。世界に呼ばれて、このオーラ、大きなスワンで・・・テレビ入ったら・・・監督、ブラックで決めて。ブラックスワン・・・そういう映画ありました？スワンつながりで。これは夜の。ちょっと近くないですか」。内田監督「そうですかね。裏でずっとこんな感じで」。 剛くん「最初のカット好きです。東京の、レインボーブリッジ見えて。凪沙のいる新宿に近づいてきて」。内田監督「この人、ハトがダメで」。剛くん「アルタ前の」。内田監督「座れないんですよ、ハトがイヤで」。剛くん「耳塞いでください」とまだ観ていない人に。樹咲さん「今は大丈夫です」。剛くん「ハトダメなときは、まだ子どもだったから」。樹咲さん「野菜も好きになりました」。剛くん「韓国語も、野菜も、ハトも、トリプル・・・また撮ってください」。内田監督「是非」。 ロングランは多くの方の応援があって。SNSでも、剛くんもつぶやいて。剛くん「つぶやいてますか？そうですね。そういうとこで、やっとかないと、広まらないんで」。武田アナ「今『碁盤斬り』も」。剛くん「いいですよね。映画見終えたあと、すぐ、個人が発信できるので。直に感情のぞき見できる」。武田アナ「なぎさちゃん・・・ちゃんじゃないですね。なぎささんも、監督も」。樹咲さんと凪沙さん混乱？剛くん「みなさんも、この作品を見て感じてくれていてうれしかったです」。内田監督「いろんな方からお手紙いただいて。香取さんが、すごい、僕のところに来て、”剛くん、どうでしたか”って」。剛くん「慎吾ちゃんも」。内田監督「目がキラキラして」。剛くん「自分が演技やめようと思うぐらいって言ってくれて」。内田監督「現場の様子、すごい聞いてきて」。剛くん「どうでした？現場の僕は」。内田監督「比較的、スタッフたちが忙しい空気が溢れる中、真ん中にいて」。剛くん「じゃまになってて」。内田監督「ベッドに座ってらして」。剛くん「ハニージンジャーソテーとか」。 樹咲さん「公園のシーンが思い出になってて。でも、実は、あんまり覚えてなくて。自分のことでいっぱいで。スタッフさんの動きとか、監督のディレクションとか、見てなかったので。初めてで仕方なかったんですけど。大人になったので、また監督にとっていただいて、見てみたいなと思います」。剛くん「自分に集中してたから。余計なもの思わないで、役と向き合ってたんだよ。またお仕事したいね。僕も、樹咲ちゃんが一果を演じてくれて、凪沙がやれたと思うので。あの狭い部屋で、凪沙の苦しいこととか、一果が寄り添ってくれることで、心開いていくとか」。樹咲さん「あの部屋で、ソファで座ってる姿を見てきたので。今の草なぎさんではない、凪沙でいてくれたので。また草なぎさんとお芝居したいです。あのときしかできなかったので。うれしいです」。剛くん「その時にしかできない表現で。しあわせでした。監督、ありがとうございます。グッときました」。内田監督「グッときましたね。あの部屋のシーンは。スタッフは、モニター部屋でモニター見てたんですけど。みんな泣いてました」。剛くん不思議なものですね」。内田監督「２人の共鳴する演技が」。 剛くん「『ミッドナイトスワン』を通して、僕はいろんな人生において大きな・・・凪沙がいなかったら、今の僕じゃないんで。出会えたことで、最高な自分に・・・自分で最高って変ですけど。最高な自分になってると思うんですよ・・・話、長いですか。とてもいい役、監督が巡り合わせてくれたおかげで、この４年か、生きられてます」。 改めて、３年９ヶ月を振り返って。剛くん「僕、１人で、１個前に舞台挨拶やったんです。代表してステージ立たせてもらったんですけど。なかなか経験できることではないので。シビアな世界で。忘れられてしまうようなこともあるので。ずっと絶えず１８５週とか、長い時間、みんなの心の中に在るんだなと思うと、なにより幸せ・・・どうですか、樹咲ちゃん」。樹咲さん「当時は、夢みたいで。実感もわかず、こなしてきたんですけど。今となると、女優としてのデビューですが、バレエとしては集大成で」。涙が溢れてきます。剛くん「ほんと、大変だったよね。セリフも大変なのに。バレエの先生も来て。世界中のプロの方見ても、ステキだと思えるレベルに」。内田監督「コロナで中断してね。練習もストップしたりとか」。剛くん「気持ちつなげるのも大変だよね」。樹咲さん「幼い頃からバレエやってきたんですけど。この作品に出て、みなさんが、ステキだね、キレイだねとか。このためにやってきたんだなって思えて、救われて」。剛くん「よかったね」。樹咲さん「バレエの話になると、泣いちゃって」。剛くん「監督も泣かせてたね・・・泣かせてたって、問題になるから、今は。監督と作り上げた役と、身近に過ごせてもらったので。すごいですね。なんか、親みたいな感じで。一果の１番の・・・」。 内田監督「４年ぶりにお会いして。お二人は、大切な俳優さんなので。大切な作品でご一緒したいなと。一果、樹咲ちゃんに関しては、見守る気持ちで。大切な作品でご一緒したい」。剛くん「満を持して」。内田監督「これぞってときに」。剛くん「これぞじゃなくていいんですけど。ちょっとした役で。これから期待した方がいいですね」。この先の楽しみに。剛くん「楽しみですよね。未来が広がりますね」。 マスコミ向け撮影。樹咲さんが泣いていたので、涙を拭く時間をとって。剛くん「バレエのこと言うと、泣いちゃうの。小さい頃からやってるから」。中央のカメラマンを見て、剛くん「珍しいカメラマンの方ですね」と言ってました。続いて、客席の撮影タイム。 いよいよ最後。シメの言葉を。剛くん「無理ですね。締められない。１８５週もやって。何という言葉を投げかければいいのか。こんなに長く愛され続けられる作品は、ないもので。どうしましょうか。僕がやったんですよね。自分でも信じられないんですよね。自分の中に、自分も知らない何かあるのかと。それはステキなことで。自分の可能性を、みなさんも諦めないでもらいたいなって言いたいです。凪沙を通じて思いました。困ってることとか、大変なこと、自分でも知らない自分が。何かこの映画を観て、前向きになっていただければ。今日まで『ミッドナイトスワン』愛していただいてありがとうございます。これからもよろしくお願いします」。TOHOシネマズ日比谷での上映は終了ですが、配信でも。剛くん「そうですね。はい！」。 |
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