| ひょんなことから，シェアハウスに同居することになった，ゴロー（IT社長：O型），ジュン（整体師：A型），リョウ（花屋：AB型）。もう1人同居者を募集し，面接をしてるがなかなか決まらない・・・・。 |
| ゴローが，こだわりのオリーブオイルチャーハンを作って2人を待っていると，2人はチャーハンを買って帰ってきた。そのことが引き金になり，3人は仲たがい。ゴローは我慢の限界だから2人に出ていくように言う。すると，2人はゴローが出てけばいいと多数決で決めてしまう。ゴローが荷物をまとめ始めると，ちょうど今日面接にやってくる同居希望者が・・・。 |
| ジュンとリョウが玄関に行くと，そこにいるのは草なぎ剛。驚く2人。ゴローは「誰この人」と知らない。2人は「国民的」等々歓迎モード。それが気に入らないのか，ゴローは「パッとしないタイプだと思うけど」。2人が慌てて謝ると，草なぎ「全然いいですよ。自分でもパッとしないと思ってるんで」。2人は，そういう対応をする草なぎを「大人だ」と感心。自分のことを子供だといわれたようなゴローは，ちょっと拗ねてる。ゴローがいなくなり，ジュン・リョウ・草なぎの3人になると，血液型が「A・AB・A」になり，うまくいくんじゃないかと盛り上がる。ゴローは，反対。ゴロー「朗らかに見えて，A型特有のネチネチネチネチしたとこあると思うよ」。草なぎ「この方は？」。今日出ていくから，その代わりに入れると説明。草なぎが希望してきたのは，シェアハウスに興味があって，ちょっと気分転換もしたいから。すぐに決めようとする2人に，ゴローは面接をした方がいいし，自分も一緒に面接をすると。草なぎ「面接してください。その方がお2人も安心すると思うんで」。 ジュン「今までで1番好きな映画は？」。草なぎ「韓国映画の『JSA』とか。日本では2001年ぐらいに公開した映画なんですけど・・・」と簡単に内容説明。草なぎ「僕が好きな，ソン・ガンホさんとか。イ・ヨンエさんとか。イ・ビョンホンさんも出てて。韓流ブームが来る前の映画で」。ソン・ガンホさんが出ているほかの映画の話も。ジュンとリョウがのってくると，ゴロー「韓国の映画ほめておけばね、映画のセンスあるみたいなね。そういう人いるよね」。 ジュン「趣味とかありますか」。草なぎ「最近バイクによく乗ったりとか。古いバイクなんですけど。昔の・・・なんていうのかな。古き良き時代っていうか。まだ自分も全然わからないんですけど。古いもの乗ってれば，いつかいい男になれるんじゃないかなって」。ゴロー「都内でエンストした目撃情報もあるんだよね」。草なぎ「1936年から47年のハーレーのエンジンがあるんですよ。ナックルヘッドっていうんですけど。僕はそれに乗りたくて，免許取ったっていうか」。リョウ「男のロマンですよね」。ゴロー「わかってないでしょ」。草なぎ「自転車みたいなフォルムなんだけど，その中にエンジンがついてて・・・・スカスカな感じがするんですけど，それがよくて」。ゴロー「わかってなくても見た目っていうね」。草なぎ「都内で停まったりとかしても。昔のは，単純な・・・もちろん自分ではメンテできないんですけど。何度も何度も直して乗っていけるような」。育てるタイプ。ジュン「聞けば聞くほど合いそうだな」。リョウ「オレもそう思います」。ゴロー「そりゃそうだよ。プラスの部分しか聞いてないんだから。マイナスの部分もちゃんと聞いとかないと。あとあともめるよ」。ジュン「最初からマイナスの部分なんて聞かないでしょ」。草なぎ「気にせずに聞いてください。マイナスの方聞いてる方が安心するんで」。ジュン＆リョウ「大人～」。ゴロー「僕が子供みたいに・・・」。草なぎ「僕のマイナス面，探ってください。自分でもわかってなかったりするんで」。 ジュン「最近，イライラしたことは？」。草なぎ「両手に荷物持ってて。買い物してたんですけど。その時にむちゃくちゃ鼻がかゆくなって。どうもかけないわけなんですよ。おろせばいいんですけど。エレベーター乗ってたんですよ。ちょっと混んでて。おろせない状況で。ここら辺のかゆさって，むちゃくちゃイライラするんですよ。あれはね。相当イラついて。エレベーター開いて，下りた瞬間に，もうバーンって捨てて」。ゴロー「そーっと置いてもいいよね・・・それ僕だから。けっこうイライラするタイプだから」。草なぎ「けっこうせっかちなところありそうですよね」。ジュン「せっかちなんですか」。ゴロー「見えない？」。ジュン「全然」。リョウ「全然」。草なぎ「めちゃくちゃせっかちな雰囲気・・・僕初めて会った時から，感じてますけどね」。ジュン「長く住んでるんですけど，感じたことないですよ」。草なぎ「なんかね。楽屋のスリッパとかそのままホテルまではいて帰っちゃったりとかするタイプですよ」。ゴロー「終わったら早く帰りたいから。駐車場，車，帰ってくるじゃん，家。シャッター開くの待ちきれなくて，入っちゃって，車の上こすったこと何回もある」。草なぎ「ヤバイですね」。ジュン「めちゃくちゃ落ち着いてますよ」。ゴロー「そういう風にしてるんですね」。草なぎ「まったくそういう予兆がなくて，急に立ち上がったりして・・・ってタイプですよ」。ゴロー「2人ぐらいの，一緒に住んだ歴ぐらいの人だと，びっくりしちゃうかもしれない。何十年も一緒いいる人だったらわかるかもしれないけど」。草なぎ「なんかね。おさえられない，かかえられないなんか，あるんですよ」。ゴロー「ふつふつとしてんの。この中で」。草なぎ「仕事だから大丈夫ですけど。仕事じゃなかったら大変ですよ。0.1秒も待たないですから」。 ジュン「剛さん，せっかち？」。草なぎ「僕はね，そんなにせっかちではないんだけど。基本的に，なにかイライラしてますね。それって大事なことだと思うの。イライラするって。エネルギーっていうか，人間の。誰しも持ってるものだと思うんですよ。だから，むしろ，そういう怒りとか，そういうものを生きる力に変えているところあるんですよ」。ゴロー「それはなんか，お芝居に出てるんじゃないですか。急にスイッチ入ったりとか」。草なぎ「基本的にイライラしてると思う，自分って」。ゴロー「普段見えないですよね」。草なぎ「ゴローさんなんか，すごいよね。イライラは。半端ないよね」。ゴロー「あんまり言わないでよ。穏やかなんで売ってるんだから」。ジュン「初めて会ったんですよね？」。ドラマの設定では”初めまして”。ゴロー「穏やかな自分と両極端。それはホントなんだけど」。草なぎ「そういうところは，もしかして似てるのかもしれない。同じ空気感じるな」。ゴロー「色ありますよね」。 リョウ「自分で変態だなぁって思う部分ありますか」。草なぎ「いろいろありますけどね。変態って。自分が普通だと思っても，他人から見たらね，ちょっとおかしいなとかあるから。何が変態かなって思うんだけど。デニムがすごい好きで。ホントに，夜，全部，真夜中に，引っ張り出して，全部，床に並べてみてるとき，ホントあって。素面ですよ。気持ちいいのね。ホントにね。バーッて何十本も並べて。それから年代別に並べたりとか。ホントにするのね。色落ちとか。これはAランク，Bランク，Cランクって分けて。こう見てて，朝にホントになってる」。ジュン「気持ちいいんですか」。草なぎ「気持ちいですね。今日はいてるのも，昨日とかおろしたやつで。今，もう，変態ポイントで言うと，ここにしわが寄ってるじゃないですか。これがなんかもうたまらないんですよ。新しいのを，ここにしわが入ってるのが，もう，まっさらな状態の・・・ワンウォッシュかけたんだけど。デッドストックだったんだけど。ヴィンテージじゃないんですけど。ヴィンテージ風に作ってあるやつ。初めてはいたの。昨日とか。今日，ここにしわが寄ってるの。これがいい！これがのちに味になってくる」。ゴロー「しわ取りたいよね」。草なぎ「これが今日１日はいて帰ったときに，よかったぁって思ってる」。ただし，わざとやるのは邪道。自分でちょっとこするのはいい。草なぎ「自分でやって，これはいいって。そこでも考えてる。昔のヴィンテージってさ，そんなこと考えなくてはいて。何十万もするじゃないですか。オレは考えちゃってるじゃないですか。それも楽しんで」。 ジュン「草なぎさんからみて，僕たち２人のイメージなんか」。草なぎ「今日初めて会ったんですけど。まずね。ジュンさん。すごい誠実で，まじめな方だなっていう。時間とかもちゃんと守ってくれる。きっちりしてると思います。はみ出したこととか，許せないっていうか。例えば，リモコンとかちゃんと置いてないと」。ジュンは，斜めになっているのがイヤだと。草なぎ「僕はだらしないですね。僕，家，これくらいです」と両手を広げた範囲を示します。草なぎ「ものだらけで。ぐちゃぐちゃですね。この方（ゴロー）は信じられないと思いますけど」。ゴロー「許せませんね」。草なぎ「ギターとかも１０本も持ってると。箱１０本と・・・ブーツ１００足ぐらい持ってる。ブーツが置いてあります，こういうところに。床にも」。ジュン「全部使ってるんですか」。草なぎ「全部使ってる。デニムも１００本以上持ってるし。この上着だけで１００着持ってる，Gジャン。革ジャン１００着持ってたの」。ゴロー「オレ，革ジャン３着ぐらいしか持ってないよ」。草なぎ「しかも，全部革が１００着・・・物置部屋から流れてくる。吟味して今。全部わかってる」。 草なぎ「リョウ君はね，男らしい部分があるんじゃないですか。年に似合わず。きちんと。上の人に対しても意見を通すとこは言っちゃおうみたいな」。ゴロー「男気ありそうだよね」。リョウ「間違ってるなっていうときに，みんなが気を使って謝ってるのはいや」。草なぎ「今のその年代の人は，けっこうさ，流されちゃう人多い中，自分のポリシーを貫くってありそうだね」。リョウ「どっちがいいのかなって悩んだときもありますけどね」。ゴロー「すごいまわり見てるよね。空気読むし」。草なぎ「頭いいと思う」。ゴロー「モテるでしょ」。リョウ「持てますね」と即答。ゴロー「気づくよね。女性の細かいところに」。リョウ「気づきますね」。２人に対してはいいイメージ。草なぎ「好感持てますよね。２人とも」。 ゴロー「プラスのイメージでしょ。それは。不安に感じることとかあるでしょ一緒に住むんだよ。無理だよ。自分散らかしてて，嫌なんだよ」。草なぎ「あえて言うなら，プラスの面を伸ばしていくと，極端になっちゃうところ。ジュン君だと，少しでもずれてたら許せないって，余白がなくなっちゃうっていうか。そういうとこがマイナスになんじゃないかなって」。ゴロー「絶対無理です」。草なぎ「それはさじ加減だから。お互い許しあえる部分を探していくのも」。ジュン「僕がかけますよ。１００本の」。草なぎ「かけてくれますか？お互いの長所をかぶせあって・・・リョウ君はお酒とか飲むと，そういう部分が出てきて，強く言っちゃったりとか」。リョウ「熱い話になったときは，譲らなくはなりますね。頑固ですね」。草なぎ「語りそうだよね。飲んでるときって，実はホンネが出てたりするからね。ケンカするぐらいがいいと思うんだよね。次の日，”ごめんね，昨日は”って」。 ジュン「逆にゴローさんの聞きます？」。ゴロー「すごい疎外感を感じているんですけど。そもそもこの企画間違ってんじゃないのかなって」。草なぎ「すごい語ったりするの好きじゃないと思うんだよね。男の熱さっていうのが」。ゴロー「ヤダヤダ。熱いのヤダ」。草なぎ「お姉ちゃんといたりとかしたから。女性に囲まれて優しくされた経験が，ちっちゃいときあると思うんですよ。男臭いとか，体育会系とかが。飲んで話し合うとか，そういうのは。たぶん。静かに飲みたいっていうか」。ゴロー「熱いんですよ、話すとけっこう。早く切り上げたいタイプ」。草なぎ「きれいな，静かな雰囲気のいいバーで。静かに飲んでて。うるさいんですよ。シャルドレがどうとか。何飲んでも同じじゃないか・・・そういうところに関しては，きてほしいわけよ。このワインは・・・って言ってほしいの」。ゴロー「共通な趣味の人とね」。草なぎ「ホントにそこで楽しんでる人なんですよ。大事ですけどね。大人になっていくと。そういうのって大事って思ってきます。ワインのおいしさとか」。ゴロー「料理こだわるでしょ」。草なぎ「年代・・・５年とか１０年とか。畑とか言われてもわかんない」。ゴロー「雨量とかね」。草なぎ「畑のこことここの違いとか，言われてもわかんないでしょ」。ゴロー「だいぶ違うんだよ」。草なぎ「僕のジーパンみたいなもんですよ」。ゴロー「めんどくさいと思ってるでしょ。飲むんだったらこの人って思ってるでしょ」。草なぎ「僕ね。ざっくりわかってるだけだから」。ジュン「雨量とか言われてもね・・・」。ゴロー「それこそこだわるところがね。どっちに興味を持ってくれるかってことだよね。興味ありがちだったけどね，バイクとか」。リョウ「バイク，僕，乗らないんですけど。男っぽい趣味みたいなのを持つ人にあこがれるんですよ」。ゴロー「所ジョージさんみたいな。男が憧れる男みたいな。ありがち・・・バイク乗らないの」。リョウ「まだ車の方が」。草なぎ「危ないしね。自分で乗ってて，正気の沙汰じゃないなって思ってる。まず乗るなって言われる，みんなに。けど，天邪鬼のところあって。それでしか感じられないスリルとか。ケガしたらおしまいだから」。ゴロー「ゆっくり走るんでしょ」。草なぎ「すごいゆったり。だけど，何が起きるかわからないから」。ゴロー「どっかいくの？ツーリングとか」。草なぎ「港区専門」。ゴロー「港区大好きなんでしょ」。草なぎ「港区大好き。すごいビビリなの。停まるときあるから。あんま遠くに行けないっていうか。怖いから」。ゴロー「けっこうエンストするんでしょ。目撃したって，僕の友達２人ぐらいいるんだけど」。草なぎ「自分で直せないから。そこに，大丈夫なとこに置いて。バイク屋さん電話して。レッカーしてもらって。ヘルメットだけ持って帰ってくるわけ。自分で直せる範囲もあるけど。昔のバイクだから，乗り始めて，乗り出してから１年ぐらいは，必ずなにかあるわけ。何かしらあるの。２年ぐらい乗ってくると，全部悪いところ出てきて。だんだん停まらなくなってくるっていうか」。ゴロー「何十年も乗ってたものでしょ」。草なぎ「でも，新しいパーツにかえてるところもあるから。それの不具合とか。気づかないで古いパーツ使ってると，それがぽきっと折れたりとかして」。ゴロー「信頼関係がないとだめだね」。草なぎ「それも楽しいわけよ。２年ぐらい乗って，ようやく停まらなくなってるな，みたいな」。ゴロー「育てるの好きだね」。草なぎ「そそそそ」。ゴロー「そこで欲しいもん，完璧な状態，僕は」。草なぎ「普通はね。そういうの好きなの」。ゴロー「つながってんだね」。 草なぎ「今日，面接ってことで，１曲歌作ってきたんですよ。シェアハウスに一緒に住む住人に向けて」。 タイトル「シェアハウスの歌」＜一緒に住もう シェアハウス 今日から僕らは他人じゃない ほら おんなじ朝日を見よう 一緒に住もう シェアハウス 僕らは明日もともに笑う ほらおんなじ夜空をみよう 素敵な出会いは いつか実を結び輝くでしょう 僕らの出会いは奇跡の道しるべ 空の向こう 星のかなたより 遠くまで 僕らの未来は続く どこまでも＞ ジュン＆リョウから入居OKが。ジュン「じゃあゴローさんは荷造りして，部屋開けてください」。リョウ「草なぎさん，今日から住みますよね」。ゴロー「あ，そ。後悔しない？止めるなら今のうちだよ」。ジュン＆リョウ「はい」。ゴロー「わかりました」。草なぎ「僕一度家に帰って，犬連れてきます。クルミっていう犬飼ってて。僕の家族です。連れてきます」。ジュン「ペットですか」。草なぎ「ペットじゃなくてクルミです」。ジュン「僕たち２人・・・」。リョウ「犬アレルギーなんです」。ジュン＆リョウ「不合格で」。草なぎ「はあ・・・」。 |
| その後。３人はそろってチャーハンを食べている。ゴロー「これからも仲良く暮らしていこうよ」。すると・・・ジュンは，実家の整体院を継ぐために実家に帰ると言い出す。そして，リョウも突然結婚して出ていくと。そろってシェアハウスを出て行ってしまう。一人残されたゴロー。そこにチャイムが鳴って・・・。 |
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