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| 第６３回＜３月２４日＞ 今日は，"韓国のメグ・ライアン"と呼ばれるキム・ジョンウンさんと対談。去年主演した「パリの恋人」は視聴率50％を超えた大ヒットドラマに。チョナン「『パリの恋人』日本でも大人気だったよ。僕も見たよ。あの時の撮影はどうだった?」。ジョンウンさん「フランスまで行って，パリで撮影したんですが，現地で2ヶ月も撮影したんです。かなり長い撮影期間だったんですが，とにかく制約が多かったんです」。時間がきっちり決められていて，6時までと言うところはどんなに撮影が残っていても，6時になったらつまみ出されてしまう。「撮影地としては，大変でしたね。でも，パリ市民は素敵でした。私たちはいつもせかせかしているのに，パリジャンは晴れれば芝生に横になって本を読んだり，すごく生活に余裕があるように見えて，すごくあこがれちゃいました。私たちとは正反対でしたね。ホントに過酷な撮影だったんです」。「でも，いいドラマになってよかったね」とチョナン。ジョンウンさんが「韓国ではすごい喜んでもらえたんです」というと「日本でもだよ」とチョナン。 チョナン「日本には行ったことある?」。「結構行っていますよ」というジョンウンさん。仕事でもプライベートでも数え切れないぐらい来ているそうです。「チョナン・カンさんが韓国を愛しているぐらい，私も日本を愛しています。当然東京にも行きましたし，京都にも行きました。北海道では『LoveLetter』の撮影地と同じ場所でCMを撮ったんです。結構行っているんですよ」。この答えに「光栄です」とチョナン。「日本人の友達はいる?」。「友達というか・・・この前，チョ・ソンモという歌手がいるんですが・・」とジョンウンさんが言うと「ファンだよ」とチョナン。チョ・ソンモさんのミュージックビデオで大沢たかおさんと共演したそうです。「友達と言ったら怒られるかな」。チョナン「日本の印象はどうだった?」。「日本の印象と言えば，キレイですね」とジョンウンさん。チョナンは「韓国もそうじゃん」と言いますが，「韓国もキレイなんですが，日本はもっとキレイだと思います」とジョンウンさん。「キレイだし，みんな親切ですね。それに食べ物が美味しいですね」。チョナン「日本の料理では何が好き?」。ジョンウンさん「ラーメン，寿司・・そんな物が好きですね。あとは，日本の何でも小さいモノをかわいく作るところ。心を込めて。そういうところが好きなんです。食べ物やアクセサリーとかを」。「よかった」とチョナン。 チョナン「日本の映画やドラマは見る?」。「日本の映画はよく見ますよ」とジョンウンさん。チョナン「特に印象に残っている作品は?」。ジョンウンさん「大沢たかおさんが主演した，韓国でも最近リメイクされた『世界の中心で愛を叫ぶ』もよかったし，『HANA-BI』もすごくよかったです」。チョナン「今年は僕の映画も公開されるんだよ。機会があったら見てね」。「ラブストーリーなんですか?」と言うジョンウンさんの質問に「少しその要素も入っているかな」とチョナン。ジョンウンさんは「招待してください。絶対に見に行きますから」。 チョナン「最近はどんな作品を?」。ジョンウンさん「映画を撮っているんです。1970年代初頭の韓国のとある地方の話で，コメディなんです。今その撮影のまっただ中なんです」。「そうなんだ」とチョナン。「演じるときに特に心がけていることって何かある?」。ジョンウンさんは「とにかく，なんと言ってもその役のキャラクターに徹することだと思います。キレイに撮ってもらう・・・そんなことは重要じゃなくて，どのようにリアルに・・例えフィクションだったとしても，見てる人には本物に見えるように，本物の演技がしたいんです。ただ演じるのではなく，本物になりきることが一番重要なんじゃないかと思います」。「僕もそう思うよ。でも難しいよね」とチョナン。ジョンウンさん「難しいです。しかも役になりきるのは一度だけじゃないですからね。ある作品が終わったら，次の作品が待っているし。作品ごとに集中してその人物になりきって，本物のように見せれば，見に来たお客さんたちにも，私の役の感情が伝わると思います。私が泣くと一緒に泣いて，私が笑うとみんなで笑う・・そんな風に」。「それは難しいけど，おもしろいよね」とチョナンが言うと，ジョンウンさんは「おもしろいです。こんなに楽しい仕事はありません」と。チョナンは「いい言葉だね。"こんなに楽しい仕事はない"。教えてくれてありがとう」。 チョナン「ジョンウンさんが尊敬している人って誰かいる?」。ジョンウンさん「祖母が去年亡くなったんですが，祖母はホントに偉大な人だったなぁと最近思い返しているんです。私の母は6人姉妹だったんですが，混乱の時代の中でもちゃんと育てられたし。私がとある役で丸坊主にしたことがあるんですが，家族は全員反対したんです。『そんなことするな』と。女が丸坊主にするのは大変なことじゃないですか。でもたった一人，『やってみな』と言ったのが祖母だったんです。それから演技に対しても，俳優生活にも，すごく力になってくれたんです。だから私にとって一番尊敬する人なんです。祖母のように大きく生きていきたいですね」。「いい話だね」とチョナン。 チョナン「最後に，日本のファンの皆さんに是非一言どうぞ」。ジョンウンさん「今日は，チョナン・カンさんと対談し，皆さんにもご挨拶することが出来ました。キム・ジョンウンです。みなさんがもしご存じなら，『パリの恋人』のテヨン役かもしれませんね。このようにご挨拶が出来てすごく光栄です。今度は，是非ブラウン管を通してじゃなく，直接お会いするために日本に伺えたらと思っています。それまでお元気でいてください」。 最後にケーキを前にするジョンウンさんと隣で手をたたいて楽しそうなチョナンの姿。ろうそくを吹き消すジョンウンさん・・・誕生日かな。  |
| 第６２回＜３月１７日＞ 「私が映画を撮るときに心がけているのは，リアリズムとファンタスティック。この二つをうまく混ぜ合わせることなんです・・」と語るキム・ギドク監督との対談の続き。「自分の映画が万人受け入れられるとは思っていません。10人いるならそのうちの2〜3人に認められれば，満足なんです」。チョナン「でも僕は『うつせみ』を見て，最後にはとても幸せな気持ちになることができました」。「それは前向きな気持ちで見れたからだと思います」と監督。チョナンは「他の作品も日本に帰ってから」と見ることを約束。チョナン「日本を舞台にした映画の予定はありますか?」。「実はそういう作品をずっと考えていたんです。だから是非次回作あたりで，日本人俳優と日本で映画を撮ってみたいですね」と言う監督に「じゃあ，僕を使ってください」とチョナン。監督は「わかりました」。 チョナン「監督は，日本映画と韓国映画で何か違いってお感じですか」。監督「私から見ると，韓国映画は，まずなんと言っても，歴史的な基盤の上に成り立っていると思います。その中でも一番大きな基盤は，朝鮮戦争や日本による植民地支配です。韓国映画には，やはり植民地時代の影響が少なからずあると思います。現在の映画にも，もちろん全部ではありませんが，そういった歴史的背景が影響して，とても民族的色合いが濃いのが韓国映画だと思います。それに愛国心が強いのも特徴ですね。だから，社会批判のメッセージも強いんです。ところが，日本映画は反対にそういう問題から抜け出してて，日本の歴史的なことや政治的なことをあまり描かず，もっと個人的な家族主義というか，たとえばサラリーマンたちの個人が抱えた問題がテーマになるようなところが，根本的な差だと思います。だから，私は逆に日本映画が好きなんです。日本の今村昌平監督の『うなぎ』だとか，『楢山節考』だとか，そういう映画が好きなんです。それは韓国のベテラン監督の伝統的で古典的な映画とは全然違う性格を持っていると思います。かなりのベテラン監督にもかかわらず，今村昌平監督は自然主義を貫いているし，また人間の存在についても説いているし，そういう作風が好きなんです。その一方で，日本の若い監督たちも好きなんです。行定勲監督は親友だし，阪本順治監督のデビュー作『どついたるねん』もすばらしい映画だと思いました。あとは，石井聡瓦監督や塚本晋也監督などすばらしい監督が沢山いると思います。なのに日本の観客は日本映画は退屈でつまんないと思っているけれど，私はその反対だと思っています。日本にはいい監督やいい映画があふれていると思います」。チョナンが「ありがとうございます」と言うと「いい俳優も多いし」と監督。チョナンはまた「ありがとうございます」と。 チョナン「俳優たちへの演技指導というのはどんな感じでなんですか」。監督「私は俳優たちに『いつもの自分を見せてくれ』と言うんです。自分が普段生活している姿を映画で見せて欲しいんです。だから『笑って』とか『泣いて』とは言わないですね。『自分の役柄のように生きなさい』と言うんです。『役の人生を』と。演技とは"生きること"なんです。たとえば今，私たちは同じ時間を生きています。こうやって対談をして番組を作っているのですが，実は今向き合って同じ人生を生きているんです。同じ時間を共有しているんです。これは演技ではありません。今，キム・ギドクの時間が流れていて，チョナン・カンさんの時間も流れているんです。このことは，映画にも同じように当てはまると思うんです」。「深いですね」とチョナン。「僕もいつか監督の映画の中で生きたいです」。監督は「私はこの前，チョナン・カンさんの映画を見たんです。タイトルを忘れてしまったんですが，チョナンさんが主演されてて・・・すごく強い印象を受けたんです。だから，今度，いい役があったら是非一緒に仕事をしましょう」。「是非お願いします」とチョナン。 チョナン「日本にいるファンの皆さんに一言お願いします」。監督「私は日本でもっとも公開作の多い韓国人監督だそうです。『魚と寝る女』『悪い男』『コースト・ガード』『サマリア』『春夏秋冬そして春』，そして現在公開中の『うつせみ』。さらには，もうすぐ最新作『弓』も公開されます。韓流スタアが出演する映画もいいですが，スタアが出演していなくてもとても興味深く韓国の歴史や社会，そして人々を描いたすばらしい映画がたくさんあると思います。だから私の映画を含め，韓国の芸術映画を沢山ご覧になってください。もちろん現在公開中の『うつせみ』も是非ご覧ください。『うつせみ』は，私としては，人間の心について描いた映画です。私たちの空虚な心に誰かが訪れて，『あなたの心に入れてください』ととノックをするんです。しかし，私たちは普通それを受け入れません。拒絶します。でも，心の扉を開いたことで，今まで得られなかった幸せや温もりを得る・・『うつせみ』はそんな映画なんです・・・ちょっとしゃべり過ぎちゃったかな」。「いえいえ。とんでもないです」とチョナン。「今日はありがとうございました。僕は『うつせみ』にすごく感動したので，うちのメンバーにも是非薦めますね」。「周りの人にも是非見てもらってください」と監督。 「チョンマルブック」を手渡し「日本語も勉強してみてください」とチョナン。そして「ホテルビーナス」のDVDも渡します。「是非見ますね」と監督。ジャケットを見て「やっぱり以前は髪が結構長かったんですね」。「さっきもおっしゃってましたよね」と笑っているチョナン。監督に「韓国語がホントに上手ですね」と言われると「そんなことないです」とチョナン。監督は「上手ですよ。十分理解できたので。ホントにすばらしいと思います」。「ありがとうございます」とチョナン。 うって変わって・・・女性と乾杯をするチョナン。その相手は，視聴率50%ドラマに主演し，"韓国のメグ・ライアン"と言われている，キム・ジョンウンさん。次週対談です。 |
| 第６１回＜３月１０日＞ 「お会いできて光栄です」とチョナン。今週はキム・ギドク監督との対談。キム・ギドク監督は，1996年「鰐」で監督デビュー。衝撃的な問題作を次々と世に放ち"韓国映画界の異端児"と称されています。2004年「サマリア」でベルリン国際映画祭最優秀監督賞，「うつせみ」でヴェネチア国際映画祭最優秀監督賞を受賞。ヨーロッパでの人気絶大。 チョナン「『うつせみ』すごくおもしろ方です。昨晩見ました。もうすっかり監督のファンになっちゃいました。最高でした」。監督は「チョナン・カンさんは，髪の長いイメージだったので，髪が短くてびっくりしました」と。チョナン「今日はホントにありがとうございます。今日は沢山お伺いしたいことがあるんですが・・・まずは，監督は，どんなときに映画の構想を練るんですか」。「私の人生の時間全てというか，常に映画の構想を考えています」と監督。1つの作品が終わると，次の映画のことを考えはじめ，プロットを考えたり，シナリオを書いたりしているので，前作が完成した瞬間が次回作の始まりなんだそうです。チョナン「『うつせみ』はいつ思いついたんですか」。「うつせみ」を思いついたきっかけは，久しぶりに家に戻ったとき，中華料理屋のチラシがドアの鍵穴の所に貼ってあったそうです。そのチラシをはがさないと鍵が差し込めない。そのチラシをはがした瞬間にひらめいたそうです。「こうすると空き家かどうかわかるんだ」「泥棒はこうやって空き家を見つけてるんだ」。それが「うつせみ」のアイディアになったそうです。「うつせみ」の撮影期間は13日。でもこれは長い方だとか。「サマリア」は11日間。最短記録は，「リアルフィクション」という映画で1日。しかも3時間。35mmフィルムを使って，10台のカメラで撮ったそうです。「早撮りですね」と驚くチョナン。 チョナン「ところで，『うつせみ』の主人公二人は，ほとんどしゃべらないですよね。そこがよかったんです」。監督は「ほとんどセリフがないので，アクションとニュアンスだけで観客にアプローチしたんですが，十分に表現できてたでしょうか?」と。「その手法がすごく気に入りました」とチョナン。監督は「私の今までの作品は，『うつせみ』だけでなく，『魚と寝る女』もセリフが少ない。あとは『悪い男』では主人公が全くしゃべらないんです。みんな寡黙なんです」。チョナン「いつもセリフが少ないんですね」。監督「全くセリフがない訳じゃないんですが，主人公たちは大体セリフが少ない場合が多いですね」。 チョナン「監督の映画が，アジアにとどまらず，海外でも高く評価されるのは，どうしてだと思います?」。監督「私もその点については不思議なんです。なぜヨーロッパや米国で私の映画が愛されるのか。でも，私は若い頃ヨーロッパに2年ほど住んでたことがあったんです。まだ映画と無関係だった頃。90年から92年にかけて，フランスやイタリア辺りを点々としてたんです。そのとき私に染みついたヨーロッパの情熱が，私の映画の中から感じ取れるみたいなんです。『うつせみ』の時もそういう感想を聞きました。だから，韓国と言うよりアジアとヨーロッパのイメージが映画の中に混在してる点が，海外でも多くの人に見ていただいている理由だともいます」。チョナン「映画を撮るときに，海外の観客を意識したりします?」。監督「私はもう韓国で12本の映画を公開しているのですが，劇場で評判になった映画はほとんどないんです。それなのに，初期の頃から，ヨーロッパでは私の映画に関心を持ってくれる固定ファンがいたんです。特に5年くらい前からは。そう言うこともあって，『キム・ギドクの映画は"韓国映画"ではなくただの"映画"だ。"韓国人監督"ではなくただの"監督"だ』・・そう思うようになったんです。それからは，世界中の観客を視野に入れ，映画を撮っています。だからセリフが少ないのも，必然なんです。ヨーロッパで韓国語のセリフを翻訳して，完璧に伝えるのは難しいことです。理解されにくいし。それならば，世界共通なのはニュアンスとアクションだと思ったんです。眼差しや笑い，泣き・・特に笑いと泣きはもっとも雄弁なセリフだと思います。どんな長いセリフよりも，訴える力があると思います。だから私は泣きと笑いの表現を，もっとも大切にしています。こんな考えを持って，ヨーロッパだけでなく，どこの観客にも私の映画が理解できるように気を配っているんです」。「なるほど」とチョナン。 「監督は，映画で取り上げる題材に関して，何か特別なこだわりがあるんですか」とチョナン。監督は「私としては，実施にあった事件を映画にしたり，ある人物を扱ったり，ただ泣けるような感動物には，全然興味が持てないんです。まだ存在していない話，これからもありそうでない話，しかも誰もが一度は考えたことがある話・・・そういう話を映画にしたいんです・・・」と，話は続きます。 |
| 第６０回＜３月３日＞ 今週はイ・ジュンギ君との対談の続き。 乾杯をして，チョナン「まだこれしか飲んでないのに，酔っぱらっちゃった」と。イ・ジュンギ君は「昼間の酒だからです。昼間から飲んだから」。チョナン「イ・ジュンギ君は，最近もお酒飲んでる?」。「僕もしっかりしないといけない時期だし，忙しいので，飲む時間がないんです」とイ・ジュンギ君。チョナンは「じゃあ，移動中に」とちょっといたずらっぽく言いますが「移動中も飲んでないですよ」と。イ・ジュンギ君「僕は飲み出したら止まらないんです。飲み出したら長いんです。だから"この日"と決めて。いつも大体夕方の6時ぐらいから始めて，翌朝の6時まで飲むんです。仲のいい友達と集まって，1ヶ月に2回ぐらい飲みますね」。これにはチョナンも「それがいいよねぇ」。「これぐらいがちょうどいいんです」とイ・ジュンギ君。酒飲み同士，意気投合（笑）イ・ジュンギ君に「風邪は大丈夫?」とチョナン。「1回引きました」と答えたので，チョナンは「インフルエンザ?」と。でも弱い風邪だったそうです。チョナン「僕は最近インフルエンザにかかったんだよね。超大変だったよ。3日間入院したよ」。イ・ジュンギ君は「スケジュールは大変じゃなかったですか?」と心配します。チョナン「仕方なく・・・」。お休みしたと。 イ・ジュンギ君「髪型が変わったのは，次のアルバムのコンセプトですか?」。「イヤ，役作りで。新しいドラマで」とチョナン。そして「何でのばしたの?」。イ・ジュンギ君は「次の映画では片目を隠した役なので。左目に傷を負った役なので・・刃物の傷跡が・・・その映画は日本映画のリメイクなんです」。「FLY.DADDY.FLY」と言う映画。チョナンは日本語で「あの堤さんと，岡田君がやったやつ?」とスタッフに確認し納得。イ・ジュンギ君「今年はまた日本の仕事もしたいですね。行ったり来たりしながら。今年中に是非してみたいですね」。 チョナン「日本語の勉強はどう?」。イ・ジュンギ君「全然してないです。全部忘れちゃいました。やっぱり撮影にはいると，そっちに集中してしまうので。特に『王の男』は6ヶ月もかかったので」。チョナン「『ホテルビーナス』の撮影期間中はホントに日本語が上手だったのに」。当時のVTR。イ・ジュンギ君「あの時は，勉強しやすい環境だったし。チョナン兄さんがいろいろ教えてくれたから」。チョナン「勉強は続けなきゃ」。イ・ジュンギ君は「したいです・・しなくちゃ・・します!」と宣言。チョナンも「僕もします!」と宣言。 イ・ジュンギ君「テコンドー始めたんですか?」。「最近ね」とチョナン。イ・ジュンギ君は「どうしてですか?」と。チョナンは「昔から，この番組でやってみたいと思ってて」と答えます。「イ・ジュンギ君はテコンドーできる?」。イ・ジュンギ君は，学生時代選手だったとか。3段だそうです。チョナンは「前蹴り・・後ろ蹴り・・回し蹴り・・」と。2人でそのポーズを楽しそうにやっています。イ・ジュンギ君「おもしろいですか?」。チョナン「おもしろいよ。体にもいいし」。 チョナン「今日はおみやげを持ってきたんだ」とチョンマルブックを取り出します。「この本はホントに勉強しやすいんです」とイ・ジュンギ君。チョナンは「僕ももっともっと韓国語を勉強するから」。するとイ・ジュンギ君が「マジ?」と日本語で。「チョンマル」とチョナン。イ・ジュンギ君「超ラッキー」。「・・"超ラッキー"の韓国語何になってる?」とチョナン。教えてもらい，次イ・ジュンギ君「そんな」。「何になってる?」とまたチョナン。イ・ジュンギ君は「勉強さぼってたでしょ」と笑っています。続けて「信じられない」。「ミドゥルスオプソ」とチョナン。またイ・ジュンギ君が探し始めると・・・「もういいから」と止めるチョナン。「テストです」と楽しそうなイ・ジュンギ君。 チョナン「今日は，ホントにありがとう」。イ・ジュンギ君「こちらこそ。しょっちゅう会いたいですね。毎日とか」。チョナン「じゃあ，ぜひまた共演しようね」。「日本で」と日本語で答えるイ・ジュンギ君。「日本でも韓国でも」とチョナン。そして「じゃあ，イ・ジュンギ君，最後に日本にいるイ・ジュンギ君のファンに一言どうぞ」。イ・ジュンギ君「お久しぶりです。『ホテルビーナス』以来の挨拶になります。今韓国では『王の男』と言う映画が公開中です。来年には日本でも公開されると思います。そのときは僕も日本にご挨拶に伺いたいと思います。そのときまでみなさんお元気で。ありがとうございました」。「イ・ジュンギ君でした」とチョナン。「ホントにスタアになったね」とチョナンが言うと「どうにかがんばってます」とイ・ジュンギ君。 恒例最近K-POPランキング。 第3位：IVY「バカみたい」 第2位：イ・ヒョリ「Get Ya'」 第1位：Fly To The Sky「男らしく」 「もうすっかり監督のファンになっちゃいました」とチョナン。次回は，"韓国のキタノ"キム・ギトク監督との対談です。 |
| 第５９回＜２月２４日＞ 「お久しぶりです。２年ぶりぐらいになるよね」とチョナンが挨拶したのは，「ホテルビーナス」ボウイ役のイ・ジュンギ君。イ・ジュンギ君「さらにお若くなりましたね」。「ありがとう。イ・ジュンギ君も」とチョナン。まずは乾杯。チョナン「最近は忙しいの？」。イ・ジュンギ君「かなり忙しいです。目が回るほど忙しいですね」。イ・ジュンギ君が韓国で有名になった映画「王の男」。その映画でイ・ジュンギ君は，李氏朝鮮時代の宮廷芸人・コンギルという女形の役を演じました。「さらば，我が愛〜覇王別姫」のレスリー・チャンさんのような役だそうです。この映画は観客動員1000万人という大ヒット作品に。チョナン「日本でも公開されるの？」。「今，そういう話があるそうです。だから，日本の皆さんにもごらんいただけると思います」。チョナン「絶対見るね」。イ・ジュンギ君「是非ご覧になってください」。 チョナン「ところで，日本でもニュースで見たよ。スクリーンクォーター制の保護の一人デモの姿を。スクリーンクォーター制についてはどう思う？」。イ・ジュンギ君「それは，映画関係者だけの問題ではなく，もっと大きな問題で，スクリーンクォーター制を死守することにより，映画という産業に携わる私たちは，観客たちに様々な韓国映画を見てもらいたいです。スクリーンクォーター制が縮小されると，韓国映画の健全な成長が阻害され，ホントに商業主義になりすぎてしまうと思います。だから反対しているんです。作り手だけでなく，観客の皆さんにも多くの選択肢を持つ権利があるので，絶対に韓国映画を保護すべきだと思います」。 イ・ジュンギ君「チョナン兄さんは，最近はどんな感じなんですか」。チョナン「実は，この前，新しいドラマで，スペシャルドラマの撮影が終わったばかりだよ。3月18日と19日の二夜連続の5時間ドラマで，悲しい恋物語なんだ」。「おもしろそうですね。チョナン兄さんの作品は全部おもしろいですもんね。ドラマも・・『ホテルビーナス』も最高でした」とイ・ジュンギ君。チョナン「広末涼子さん知ってる？」。「前も共演しましたよね」とイ・ジュンギ君。「広末さんとはどれぐらいの仲なんですか」。チョナン「親しい仲だよ」。イ・ジュンギ君「昔からの仲？」。「昔からだね」とチョナン。イ・ジュンギ君「お互い電話とかするんですか」。「そこまでじゃないんだけど・・・ホントにファンなんだ」とチョナン。イ・ジュンギ君が「昔から好きだったんです」と言うと「じゃあ，僕が紹介してあげるよ」とチョナン。「是非」とイ・ジュンギ君。チョナン「あと4月から舞台をやるんだよね。だから今稽古中だよ」。「ＳＭＡＰで？」とイ・ジュンギ君。チョナンが「違う。一人で」と言うと「ソロ活動なんですか」とイ・ジュンギ君。チョナン「今度是非日本に見に来てよ」。「招待してください。絶対見に行きます」とイ・ジュンギ君。チョナン「もう稽古も大詰めなんだよね」。「ホントに見てみたいです」とイ・ジュンギ君。 チョナン「あっ，そうだ。イ・スヨンさんのミュージックビデオにも出てたよね。見たよ。かっこよかった」。イ・ジュンギ君「ありがとうございます。『ホテルビーナス』でもイ・スヨンさんの曲が使われていましたよね。それがきっかけになったんです。イ・スヨンさんが僕のことを気に入ってくれて。僕も，僕の演技で期待に応えたいと思って撮影に臨んだんです」。 チョナン「最近の趣味は？」。「とにかく忙しくて・・・たまに映画を見たりとか」と言うイ・ジュンギ君。時間がなくて移動中の車の中で映画を見たりするぐらいだそうです。 チョナン「『ホテルビーナス』で共演したみんなとは？会ってる？」。「ウンジ姉さんとはたまに会いますけど・・・」。イ・ジュンギ君自身が忙しくなり，なかなか連絡が取れない状況なんだそうです。するとチョナン「電話してみてよ」と。その場で電話をかけるイ・ジュンギ君。「でもウンジ姉さんも忙しいから・・・今映画の撮影中なんです」。しばらくコールを聞いた後，「もしもし」とイ・ジュンギ君。「ホントいつもでないねぇ」。ウンジさん「大ヒットおめでとう」。イ・ジュンギ君「遅いよぉ。公開の時も連絡ないし・・・もう公開されてからずいぶんたつよ。最近はどうなの？撮影中でしょ？ここに実は，ある人がいるんだ・・・チョナン・カンさんだよ」。「えっ？ホントに」と驚くウンジさん。イ・ジュンギ君「で，姉さんに替わって欲しいって。話したいって」。ウンジさん「撮影で来てるの？」。イ・ジュンギ君「違う。偶然会ったんだよ。監督も近くにいるよ。電話替わるから，ゆっくり話してね」。チョナン「ヨボセヨ・・久しぶり。元気だった？・・おかげさまで元気だよ。ウンジさんは今何してるの・・・そっか・・・ウフフッ・・じゃあ，また一緒に仕事しようね・・ウフフッ・・じゃあ時間ができたら連絡してよ。日本には来ないの」（この間のウンジさんの言葉は聞こえず）。ウンジさん「今度行こうと思ってます」。チョナン「そうなんだ。じゃあパッチワークスタジオまで遊びに来てよ（笑）ウソウソ。冗談だよ。じゃあ皆さんにもよろしく伝えてね。じゃあ電話替わるね」。イ・ジュンギ君「じゃあ，また後で電話するから。ホントに忙しいの？酒でも飲もうよ」と電話を切りました。そして「ホント良くしゃべる・・どうでしたか？」と。チョナン「相変わらず元気だね」。「そうですね」とイ・ジュンギ君。チョナン「安心したよ」。「安心ですよね・・元気すぎだけど」とイ・ジュンギ君。 |
| 第５８回＜２月１７日＞ 秋の韓国。ホワイトボード前のチョナン「いい言葉があります"スルヌン モゴド スレ キッキジン マララ（酒は飲んでも飲まれるな）"。ソウル滞在中のチョナン・カンです。この季節，熱々のチゲや焼酎ってたまんないですよね。今週は，あの人気韓国ドラマから韓国語を学んじゃいましょう」。 １つ目。VTR後，ちょっと演じてみて「かっこいいでしょ」。2004年に大ヒットした男女4人が織り成す愛憎劇「バリでの出来事」の1シーン。「カプシダ＝行こう」。 ２つ目。VTR後，ちょっと演じます。このドラマは音楽業界を舞台にした大ヒットドラマ「美しき日々」の１シーン。「チェ・ジウさん，ホントにきれいだなぁ」。「カジマ＝行かないで」。 ３つ目。VTR後，ちょっと演じ「かっこいいですよね」。これは感動の最終回が大きな話題となったラブストーリー「悲しき恋歌」の１シーン。「サンウ君熱演してたなぁ」。「ポゴシプタ＝会いたい」。 「今日のおさらいをしてみましょう」と３つの言葉を練習。「じゃあ，みなさんも明日から恋人に使ってみてくださいね。それでは，アンニョン！」 恒例『最新韓国映画ランキングベスト３』。 第３位：「闘師父一体」。以前対談したことのあるチョン・ジュノさん主演の学園コメディー。 第２位：「PROMISE」。チャン・ドンゴンさん・真田広之さん・セシリア・チャンさんが主演。以前対談したことのあるチャン・ドンゴンさんからコメントが。 第１位：「王の男」。映画「ホテルビーナス」に出演したイ・ジュンギ君がこの映画で大ブレイク中。 地下鉄への階段を下りるチョナン。「地下鉄です。久しぶりに地下鉄に乗ります。韓国の地下鉄では，携帯が使えるんです」。窓口で切符を買い，ホームへ。並んで地下鉄に乗り込みます。車内で「どこまで行かれるんですか」と声をかけられ「江南まで」と答えるチョナン。逆に「どこに行くんですか」と質問。江南に近い教大に行くという答え。「かっこいいですね」と言われ，「ありがとう」と笑顔でお礼を言うチョナン。 |
| 第５７回＜２月１０日＞ 今回は，イ・グァンスさんのなじみの屋台で対談。イ・グァンスさんは，ヒット作連発中の映画プロデューサー。 美味しそうに料理を食べるチョナンに，イ・グァンスさんは「韓国料理お好きみたいですね」。「全部大好きなんです」とチョナン。そして「今日はいろいろとお伺いしたいのですが，最近の韓国映画界はどうですか？」。イ・グァンスさん「引き続き好調ですね。この10年間でホントに飛躍的に成長しました。私が映画界へ足を踏み入れたのは1988年ごろで・・・たぶん，チョナン・カンさんのデビューのころだと思うんですが・・・」。そのころは，映画の世界に入ろうと言う彼に，周りの人は「やめなさい」「食べれないよ」「貧乏になるよ」と反対。それが近頃は「映画を作りたい」「作りたいから誰か教えてくれ」と，兄弟や従兄弟が言ってくるようになったそうです。「10年前とは正反対の状況なんです。映画界の地位が向上して，とてもうれしいですね。最初のころは，やはりいろいろと苦労しましたから」。チョナン「韓国映画が人気なのは，どんな理由があると思います？」。イ・グァンスさん「実は，昔，韓国でもハリウッド映画の天下だったんです。韓国の観客の70〜80％はハリウッド映画を見に行っていたんです。ところが，現在は完全に形勢が逆転し，昨年度，2004年の韓国映画の観客占有率は56％になりました。これは自国の映画占有率NO1のアメリカや，インドなどの特殊な環境を持った国を除くと，フランス・イギリス・日本など，世界中を見渡しても，観客占有率でハリウッドに勝ったのは韓国だけなんです。その勝因は，私が思うに，ハリウッド映画は，アメリカの観客だけでなく，全世界の観客・・ヨーロッパ，アジア，さらには南米の観客にまで好みを合わせようとするんですが，そのために独創性を失ってしまうんです。その点韓国映画は自国の観客の好みを理解し，それを満たすような作品を作るから，韓国では『韓国の映画が一番面白い』となるんです。だから，観客動員記録も韓国映画ばかりが更新するんだと思います」。 ところが，韓国政府は，米韓自由貿易協定により自国映画の上映義務日数を現行の146日から半減させる方針を決定。そのため，最近，俳優たちによる反政府デモが行われました。 チョナン「じゃあ，韓国映画と日本映画の違いってなんだと思います？」。イ・グァンスさん「大きな違いがあると思います。でも，決定的な差ではないです」。現在の韓国ではヒットするジャンルが決まっていて，似たような内容の作品ばかりが作られていて，それが韓国映画の弱点というか，多様な映画が作られていないと言う現実があるそうです。その反面，日本には多様なジャンルが存在していて，マニア向けの映画もたくさん制作されています。長編アニメに至っては「ディズニーを凌駕してますよね」。韓国では，ディズニー映画より日本の長編アニメの方が人気があるそうです。特に宮崎駿監督作品など。「日本の映画の多様性は，すごくうらやましく思いますね。日韓の一番大きな差は，韓国映画はジャンルの幅が狭く，日本映画はジャンルの幅が広い・・・そういうことになると思います」。 チョナン「じゃあ，日本の映画の中で好きな作品はありますか」。イ・グァンスさん「もちろん。とにかく，黒澤監督の映画は全部好きです。最近では『踊る大捜査線』ですね。織田裕二さんが主演した。あの映画はすごく面白かったですね。あとは，『ホテルビーナス』が大好きですね」。「ありがとうございます。ご覧になりました？」とチョナン。イ・グァンスさんが「拝見しました」と言うと「光栄です」とチョナン。イ・グァンスさん「タップダンスがすごくお上手でしたが，あの映画のために習ったんですか？それとも以前から？」。チョナン「映画のために。ちょっぴりがんばりました」。さらに，イ・グァンスさんは「あと最近『僕の生きる道』と言うドラマも興味深く拝見したんです」と。「ホントにうれしいです」とチョナン。イ・グァンスさんは「最高の演技でした」。「ありがとうございます」とチョナン。そして「次回作はもう用意されているんですか？」。イ・グァンスさん「次はホラーを。ホラー映画を1本，ベトナムで撮影するつもりです。韓国とベトナムの合作で。あと『黄泉がえり』のようなファンタジー映画ももう1本別に企画中なんです」。「面白そうですね」とチョナン。イ・グァンスさん「ヒット作になって，日本でも公開されるようにがんばってく作りますね」。チョナンは「ちなみに，今，僕はテコンドーを習っているんです。だからアクションには少し自信があるんですが，そんな役がありましたら・・・」。「筋はよさそうですね」とイ・グァンスさん。「もうどの位習っているんですか」。「1ヶ月」と答えるチョナン。イ・グァンスさんは「じゃあ，まだまだ黒帯への道は険しいですね。じゃあ，今度アクション映画を撮るときには，およびしますので。そのときまで腕を磨いておいてください」。チョナン「ホントですか」。「ホントです。私が約束します。」とイ・グァンスさん。「約束ですよ」とチョナン。 イ・グァンスさん「あともう1つお話したかったことがあるんですが。韓国映画俳優の中で，お好きなのがハン・ソッキュさんだとうかがったんですが・・・」。チョナン「みなさん，好きなんです。ユ・ジテさん，ソン・ガンホさん，ソル・ギョングさん・・先日お会いしたんです。この番組に出演してくれたんです」。イ・グァンスさんは「チョナン・カンさんは，韓国をホントに愛してくれていますよね。ある時テレビを見ていたら，チョナン・カンさんのグループの人がテレビ番組に出演していて，『彼は韓国語を必死に勉強していた。そのために涙したこともある』と言う話をされていたんです。詳しくはわからなのですが，テレビ番組でチョナン・カンさんを取り上げていて。ホントにチョナン・カンさんがどれ位韓国を愛してるかわかったので。そのとき，韓国人としてすごくありがたかったです」。「こちらこそありがとうございます」とチョナン。 チョナン「ホントに『ホテルビーナス』を愛してくれてありがとうございます」。イ・グァンスさん「すばらしい映画でした。ホントに後半では泣きそうになりました。ドクターが帰ってきたとき・・・そうだ，あの監督は誰だったんですか」。チョナンは，前の方を手で示し「監督です」と紹介。「えぇ〜？」と驚くイ・グァンスさん。チョナン「この人です」。「ホントに？」とまだ信じられないようなイ・グァンスさん。「今日はお二人にお会いできてよかったです」。「いえいえ，こちらこそ」とチョナン。「じゃあ，ホントに機会がありましたら，次回作に呼んでください」。イ・グァンスさんは「もちろん。忙しくて断らないでくださいよ」と言いますが，「とんでもない。いつも大体暇なんです」と言い出すチョナン。これには「冗談もお上手ですね」とイ・グァンスさん。「連絡くださいね」とチョナン。 |
| 第５６回＜２月３日＞ 今回は，韓国を代表する演技派俳優，ソル・ギョングさんとの対談。チョナン「今回で来日は何回目になります？」。ソル・ギョングさん「日本へはどの国よりも来ていますね」。プロモーションでも来ているし，映画「力道山」の撮影の時には3ヶ月住んでいたそうです。チョナン「やっぱり『力道山』は大変でした？」。ソル・ギョングさん「そうですね。セリフは日本語だし，肉体改造もしたんです。プロレスをするから」。チョナン「僕が拝見して思ったのが，今までソル・ギョングさんが演じた中でも『1番大変だったのでは？』と言うことです」。増量を25kgちょっと。チョナン「プロレスのシーンもかなりの長回しだったんですよね。どうでしたか？」。ソル・ギョングさん「力道山の試合には，客をひきつけるドラマがあったんですが，やられてても前半はよかったんですが，後半反撃に移るときには，体力を消耗しきってしまって。しかも150kgぐらいの外国人レスラーを投げ飛ばして勝たないといけなかったんです。3分40秒が永遠のように感じられました。死ぬかと思いました。ホントに」。チョナン「この作品には，日本人スタッフも大勢参加したと言うことなんですが，共同作業はどうでしたか？」。ソル・ギョングさん「最初は修羅場でした。話が通じないんです」。韓国語と日本語で話が通じない。なので，ところどころ英語を使って。混乱していたそうです。ところが，いつの間にか「力道山」のために，すべてのスタッフが１つに。「日本と韓国の共同製作の可能性を見せてくれたのが『力道山』だと思います」。ソル・ギョングさんの日本語のセリフも，全員が助けてくれたそうです。中谷美紀さんや萩原聖人さん，藤竜也さんが宿舎まで来て，チェックしてくれたとか。「あの助けがなかったら，私のセリフが全部吹き返られる，最悪の事態に陥っていたでしょう」。チョナン「やっぱり外国語での芝居は難しいですよね」。「最高に難しいです」とソル・ギョングさん。今覚えている日本語は「すみません」「はじめまして」「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみなさい」「飲んでください・・・お酒」等。 チョナン「じゃあ，演技するときに1番大切に考えてることってなんですか」。ソル・ギョングさん「"言葉"ですね。"セリフ"じゃなくて"言葉"。感情をこめて"言葉"を相手に伝えることを上手くしないといけないと思います」。チョナン「これからどんな俳優でいたいですか」。ソル・ギョングさん「息の長い俳優になりたいですね。そして，"本物の"俳優になりたいですね」。チョナンが「いつか僕に演技を教えてください」と言うと「何を言っているんですか」とソル・ギョングさん。チョナン「僕はファンなんです。ほとんどソル・ギョングさんの作品は観させていただいています」。ソル・ギョングさん「恐縮です。チョナン・カンさんが私の作品を観てるなんて」。 チョナン「ちなみに，どうして俳優を志されたんですか？」。ソル・ギョングさん「理由はないんです。できることはこれしかなかったんです」。もともと演出志望で，大学の演劇映画科にいったそうです。そこで演出家を目指すなら舞台にも立っておくべきだと受けたオーディションに合格。消極的な性格で赤面症なので，演技の経験はなかったそうですが。やってみると演技が楽しかった。そこで，演劇の勉強を続けながら，たまに端役のアルバイトで映画に出演。「映画と言うのは，出たくて出れるわけではなく，キャスティングされなければいけません。でも私を使いたがる人はいませんでした。あまりにも私の外見が平凡で"平凡すぎて映画俳優らしくない"，そういわれてました」。だからずっと舞台でお芝居をしていたそうです。ところが，ある映画に端役で出た際，関係者の間で評判に。それから有名な監督と出会え，「ペパーミントキャンディー」に出演し，映画俳優に。チョナン「僕の好きな映画です」。 チョナン「日本の映画とかドラマは観ます？」。ソル・ギョングさん「映画は観ますね」。今まで観たのは「うなぎ」「楢山節考」「LoveLetter」等。「LoveLetter」は韓国で大ヒットしています。チョナン「休みの日はどう過ごされてるんですか？」。「横になってますね。こんな風に」と体を倒すソル・ギョングさん。「すごい怠け者なんです」。チョナン「今も横になりたいですか」。「大丈夫ですよ」と答えるソル・ギョングさん。チョナン「昨日かなり飲んだって聞きましたよ」。「日本のビールが好きなんです」と言うソル・ギョングさん。チョナン「じゃあ，昨日は相当飲んだんですか」。ソル・ギョングさん「そんなことありませんよ。仕事のないときは飲みますが，仕事があるときは飲みません」。この言葉に笑ったスタッフ(?)がいたようで「何で笑っているんだ？」と笑っているソル・ギョングさん。 チョナン「最後に，ソル・ギョングさんのファンに一言お願いします」。ソル・ギョングさん「この映画が描いた力道山は，単なる伝説のヒーローではなく，華麗なガウンの下の"人間"力道山です。荒々しく生きた男の波乱万丈の物語です。日本でも3月に公開されますんで，みなさんがこの男の感情やこの男が戦い続けた生き様を見て，何かを感じてくれたらと思います」。 チョナン「プレゼントをお持ちしました」とジャケットの内ポケットから，「チョンマルブック2.5」を取り出してプレゼント。ソル・ギョングさん「ありがとうございます。前回のもいただいています。勉強します。この本の単語は全部覚えますね」。チョナンが「ソル・ギョングさんには，もう必要ないですよね」と言うと「とんでもないです。まだまだです」と。チョナン「娘さんにも教えてあげてください」。「わかりました。まず私がマスターしないと」。 チョナン「僕が好きな俳優の1人，ソル・ギョングさんでした」。「また合いましょう」とソル・ギョングさん。 |
| 第５５回＜１月２７日＞ チョナン「日本から韓国に留学しに来てる学生の皆さんにいろいろ聞いてみます」。まずは自己紹介。男女取り混ぜて，留学年数（滞在年数）も1年から6年までさまざま。韓国語と日本語を取り混ぜて（基本は日本語）お話を聞きました。 チョナン「韓国に来られた時に，戸惑ったこととか，困ったこととか，何かありましたでしょうか」。着物の帯のことを枕だと思い込んでいて，日本人女性は軽いから，枕を背負っていつでもどこでも寝れるんだと，複数の韓国人から言われたそうです。説明をして誤解を解いたそうですが。チョナン「そのアンケート読ませていただいて，韓国のスタッフの方に聞いたんですけど，そういうイメージはあるみたいなこといっていたんですけど・・・ねぇ」。他には，韓国の店員さんはあんまり笑わない。韓国に来て"日本は笑顔の国"と実感。ニコニコしていると韓国人男性に「あいつはオレのこと好きなんだ」と言いふらされたこともあるそうです。それから，カレーを友達10人ぐらいで食べに行ったら，自分以外は全員が混ぜて食べていたことに驚いたと。チョナン「混ぜる習慣，多いですもんねぇ・・・でも，僕はね，ちっちゃいころからカレー混ぜるんですよ」。出席者のほとんどが混ぜないと。1人の男性だけが混ぜると同意。チョナン「日本にいても，昔から，なんでみんなカレー混ぜないのかな・・・結局混ぜて食べることになってるでしょ」。ソフトクリームとフルーツがきれいに盛り付けされているものも（たぶんパピルス）ぐちゃっと崩されて「アイスまで・・」という女性。 チョナン「みなさん，お酒は飲まれますか？」。韓国に来てから飲むようになったという声。チョナン「お酒強い人多いですよね。お酒飲んだら，次の日遅れても大丈夫だって話ありますもんね。"そこまで付き合ったならいいぞ"って。僕はそういうとこ好きなんですよ。僕も結構飲むんで。"スルゴエヨ（飲べえなんです）"」。 チョナン「言葉なんかでは，面白い言葉って言うのありますか？」。すぐには答えが出てこないようです。チョナン「"スルゴエ"って言うのも面白い言葉ですよね。"鯨のように飲む"って言う・・日本ではないですよね。あと僕もたまに使うんですが，"マウムル モゴッソヨ"。"覚悟を決める"って言うのも，面白いですよね。"心を食べる"って言うので，"覚悟を決める"って言ってますよね・・あっ，あれがないんですよ。"猫舌"って」。みんな納得。チョナン「昨日，韓国人スタッフと食事をしていて聞いたんだけど，ちっちゃい時 から熱い物を食べるから，どうやら猫舌の人はいないって話になったんですけど。みなさん，猫舌の韓国人を見たことありますか？」。コーヒーをフーフーとやるだけで日本人とわかるといわれた人もいました。 チョナン「韓国の男性に地手はどう思いますか？今彼強いるの？」。1人の女性は，昔韓国の男性と付き合ったことがあるそうです。その人が普通に韓国語を話していると，彼の方は彼女が身も心も韓国人だと思い込んでしまって，ちょっとでも言い間違えると取り返しのつかないことになったとか。他の2人は答えづらそう。人によるという結論。チョナン「どうかなって感じですよね。日本の男性のほうがいいですか」。1人の人は，友達としていいけれど彼氏としてはちょっと・・・だそうです。それは，"男である。女である"ということがまだまだ強い社会で，"女の子はこう"と決め付けているようなところがあって，それが自分の考えと違うから。もう1人は，基本的にはやさしいと。でも「住めば住むほど，韓国人はこうだとか，韓国人の男の人はどうだとか，一概に言えない。人による」という考えに至ったそうです。チョナン「そうかもしれませんね。日本の人でも，いろんな人がいますもんね」。 チョナン「今日は面白い話をたくさん聞かせてくれてありがとう。ぜひまたお会いしましょう」。 最後にチョナンのまとめ。「今日はですね。現在韓国に留学している皆さんにお話を聞きました。そうすると，やはりどうやら韓国は，食事の際に混ぜる文化がありまして，何でも混ぜるということになりました。ビビンパも混ぜます。なんとカレーも混ぜます。そしてアイスを混ぜる人もいたそうです。『チョナン・カン』スタッフのキムさんにですね，この話はどうなのかと聞いたら，"口の中に入れたら何でも混ぜちゃえば一緒だよ"って言っていました。だけど，その後にぽそっと言った言葉が"僕は，でも，ちらし寿司は混ぜないんだよね"・・・いやぁ〜，今日はいろんな話ができて楽しかったです。また，この・・・留学生の方といろんな話をしたいなと思っています。ほんとにどうもありがとうございました」。 |
| 第５４回＜１月２０日＞ チョナン「この番組でも，何度も紹介してきましたが，現在日本には3万人もの韓国人留学生が訪れているそうです。逆に，韓国に留学する日本人も，実は最近増加しているみたいなんです。言葉はもちろん，歴史，文化など，実際に韓国に暮らして，いろんなことを学んでいる彼ら。韓国人，そして韓国という国をどう感じているのでしょうか。ご覧ください」。 男性一人，女性二人の留学生の紹介。男性は，留学して知り合った韓国人女性と結婚をしています。 チョナン「あれがないんですよ。"猫舌"って・・」と日本語で話すチョナン。韓国に暮らす日本人留学生をチョナンが激励訪問。そのときの様子のようです。 エンディングでは，テコンドーの技を練習するチョナンの姿が。 |
| 第５３回＜１月１３日＞ テコンドーの動き(?)をするチョナン。脚を高く蹴り上げ「痛い！」。ちょっと無理した？（笑）「みなさん，あけましておめでとうございます。2005年もたくさん応援していただき，ありがとうございました。ドラマ，映画，そしてコンサート。とても充実した１年でした。2006年，今年も去年以上にがんばっていこうと思っています。みなさん期待して下さい。そしてみなさんにとっても素晴らしい１年になることを祈っています」と新年のご挨拶。「では『チョナン・カン２』新年１回目・・HERE WE GO！」 「韓国語では，これなんて言うの？」とブランコに乗るチョナン。「クネ」と教えてくれたのは，今回の対談相手のイ・ドンゴンさん。今回で５回目の来日だそうです。チョナン「結構来ているね。日本はどう？印象は？」。イ・ドンゴンさん「最初はなじめなかったんですが，今はとても落ち着けますね。日本のみなさんはすごく親切だし，ファンのみなさんも熱心に応援してくれるし，今回も来日が楽しみでした」。チョナンが「知ってる日本語は？」と尋ねると「そう来ると思いました」。知っている日本語は「ありがとう」「私はイ・ドンゴンです」「はじめまして」「よろしくお願いします」。「上手だね」とチョナン。「じゃあ，日本の料理では何が好き？」。イ・ドンゴンさん「やきにく」。日本の焼き肉と韓国の焼き肉の違いは，「日本の焼き肉の方が肉自体の味を堪能できると思います」。韓国のプルコギは味がついているので，日本の焼き肉の方が好きなんだそうです。「あとは醤油ラーメン」。 チョナン「元々は歌手としてデビューしたんだよね」。高校生の頃，歌手としてデビューしたそうです。バラードを歌っていたとか。チョナン「今，俳優として一番大切にしてることは何？演技するときとかに」。考え込むイ・ドンゴンさん。チョナンが「お芝居は好き？」と続けて聞くと「もちろんです」と即答。「今の僕の全てです。俳優として，僕が大切にしていることは，自分がそのキャラクターになりきることです。その役に自分がどれだけ近づけるか。そして，その役の雰囲気，話し方など全てがホントに存在する人のように演じることができるか。そんなことを心掛けています」。チョナン「韓国には，たくさんの素晴らしい俳優さんがいるんだけど，その中で目標にしてる役者さんはいる？」。「いないんです」と答えるイ・ドンゴンさん。俳優は誰かのマネをしちゃいけないという考えで，自分にしかできない演技を見つけることが大事と。だから好きな俳優さんはいても，その人になりたいとは思わないそうです。チョナン「韓国映画で好きな作品は？」。「８月のクリスマス」と言う答えに「僕と同じだ」とチョナン。 チョナン「話は変わるけど，休みの日は何をしているの？」。「同年代の人達と変わらないと思います」とイ・ドンゴンさん。運動したり，ゲームをやったり，友だちとお酒を飲んだり，１人旅をしたり。チョナン「お酒は好きなの？」。「好きなんですけど弱いんです」とイ・ドンゴンさんは答え，チョナンに逆に聞いています。「僕は大酒のみだよ」と答えるチョナン。 チョナン「好きな女性のタイプはどんなタイプ？」。イ・ドンゴンさん「女性らしい人。女性らしくて，明るい人がいいですね。僕は普段あまり話さなくてちょっと内気なので，彼女が明るい人だったら，楽しく過ごせると思うんです」。チョナンが「いつ頃結婚したい？」と聞くと「僕は今26才，日本で言うと25才なので，まだ結婚については考えてないんです」と言う答え。「まだまだ聞きたいこと有るんだけど」とチョナン。「日本の女性についてはどう思う？」。イ・ドンゴンさん「好きです。とてもやさしいし，礼儀正しいし，ホントに女性らしいし，正に僕の理想の女性像ですね」。チョナン「じゃあ，日本の女優さんで誰か知ってる？好きな女優さんは？」。広末涼子さんという答え。「今，共演している最中だよ」とチョナン。イ・ドンゴンさんは「羨ましいです」。 チョナン「2006年はどんな年にしたい？目標は？」。イ・ドンゴンさん「2005年はじっくり休んだので，2006年はできるだけ多くの作品に出演したいです。がんばって。そして，去年一年間待っていてくれたファン達に恩返しする・・そんな年にしていきたいです」。チョナン「最後に日本にいるファンのみなさんに是非一言」。イ・ドンゴンさん「今回，このような有名な番組『チョナン・カン２』に出演できてすごくうれしく思っています。今月末からは『Ｂ型の彼氏』も日本公開されることになり，みなさんに多くの関心を持っていただいて，是非観ていただけたらと思います。今年は多くの作品に出演する予定なので，僕の成長した姿をたくさんごらん頂けると思います。ご期待下さい」。「期待しています」とチョナン。 チョナン「今日はホントに２時間も待たせちゃってゴメンね」。イ・ドンゴンさん「『チョンマルブック』を読みながら待ってたんです。あの本はすごく勉強になりました。僕が知りたかった日本語が分かりやすく書いてあったので」。「ありがとう」とチョナン。そして「今日マドンナが来て・・」。「どうでした？」とイ・ドンゴンさん。チョナンは「やっぱりキレイだったね。マドンナはどう思う？」と。「偉大なミュージシャンだと思います」とイ・ドンゴンさん。「さすが元歌手」とチョナン。イ・ドンゴンさん「そうです。羨ましいです。大スタアですから」。ここでチョンマルブックをプレゼント。 チョナン「今日の仕事はこれで終わり？」。イ・ドンゴンさん「この出演が日本で最後の仕事だったんです。これで全部おわりです」。「ゆっくり休んでね」とチョナン。「2006年お互いがんばろうね」。イ・ドンゴンさんは「チョナン・カンさんのさらなるご活躍を期待しています」。「ありがとうございます。イ・ドンゴン君もね」とチョナン。 |
| 第５２回＜１２月１６日＞ 「はじめまして」とチョナン。今回，行きつけのカフェに招待してくれたのは，"コメディの女王"キム・ソナさん。キム・ソナさんは，子供の頃６〜７年日本に住んでいたそうです。チョナン「じゃあ，日本語もかなり？」。キム・ソナさん「結構忘れてますね。話すのは大丈夫なんですけど，難しい漢字とかは，ほとんど忘れています」。「僕も韓国語を忘れちゃうんだよね」とチョナン。キム・ソナさんは「でもすごく上手ですよ」と誉めてくれました。 チョナン「今年主演したドラマ『私の名前はキム・サムスン』。あのドラマはすごい人気だったんだよね」。「おかげさまですごく好評でした」とキム・ソナさん。実は最終回の視聴率が50%という超人気ドラマでした。チョナン「ドラマの現場はどうだった？」。キム・ソナさん「最高でした。すごく良かったんで，終わってからちょっと寂しくて」。このドラマのために8kgも太ったというキム・ソナさん。一気に8kgも増やしたので体の具合が悪くなったそうです。ドラマが終わった今，減量をしていますが，なかなか減らない。運動も食事制限もしているのに。「やっぱり女の子だから・・早く痩せたいんですけど」。チョナン「じゃあ，演じるときに常に心掛けていることってある？」。キム・ソナさん「自分がその役を"どれ位真剣に演じられるか？"と言うことです。というのも，人間は目に全てが出てしまうので，少しでも不誠実に演じていると，見てる人に伝わってしまいます。だから，真摯に役に取り組むことがすごく重要だと思います」。「僕もそう思うよ」とチョナンが言うと，キム・ソナさんは「じゃあ，ハイタッチを・・同じ考えだったので」と。２人でハイタッチ。 チョナン「趣味は？」。キム・ソナさん「趣味は・・昔はカラオケによく行ったんですけど，最近は友だちにもあまり会えないので，行ってないんです。あとお酒も結構好きだったんですが，このごろはあまり飲まなくなりました。だから，最近は外に出ても，普通に食事をしたり，運動をしたりって感じで・・・」。「健康的だね」とチョナン。キム・ソナさんに「趣味は？」と逆に聞かれると「趣味は，韓国語の勉強」と答えるチョナン。キム・ソナさん「どの位勉強しているんですか」。「時間があれば，１日中勉強してるよ」とチョナン。キム・ソナさん「韓国人の友だちも多いんですか」。「そんなには」とチョナン。「あとは韓国映画なんかを。韓国映画やドラマを時間があれば見てるね」。キム・ソナさん「日本に韓国人の友だちはいますか」。「いるけど・・・」とはっきりは答えないチョナン。キム・ソナさんは「お忙しいですもんねぇ・・じゃあ，私が友だちを紹介しますね」と。「紹介してよ」とチョナン。キム・ソナさん「男性？」。「女性を」とチョナン。 チョナン「じゃあ，僕と共演するとしたら，どんな役がいい？」。「夫婦とか」とキム・ソナさん。「夫婦？いいねぇ」とチョナン。キム・ソナさんは，夫婦役をやったことがないそうです。チョナン「そうなんだ・・新婚夫婦とか」。「新婚さん・・・いいですね」とキム・ソナさん。ここまで楽しく話してきたチョナン「面白い人だね」。「誰がですか？・・私が？」とキム・ソナさん。「私は人を笑わせるのが好きなんです。私自身も笑っていたいし」。「そうだよね」とチョナン。そして「どんな男性が好きなの？」と質問。キム・ソナさん「話がちゃんと通じる人・・話が通じるということは，お互いがよく理解できると言うことで。それに，お互い思いやれると言うことです。若い頃なんかは，かっこいい人が好きだったんですが，年を取るにつれ，考え方が変わってきたんです」。「じゃあ，僕ももっと韓国語をがんばるよ」とチョナン。 チョナン「逆に僕に聞いてみたいことってある？」。「たくさんあります」とキム・ソナさん。「実は，私は若い時，ＳＭＡＰの活躍を日本で目の当たりにして育ったんです。だから，そんなＳＭＡＰのチョナンさんと，今こうやって韓国語で話していて・・どうして韓国語を勉強するようになったのか，すごく不思議に思っているんです」。「僕はやっぱり韓国映画が好きになって・・」とチョナンが答えると，キム・ソナさんは「どんな韓国映画が好きですか・」と。「『シュリ』とか。ハン・ソッキュさんが好きなんだよね。そういう作品を観て，韓国語の勉強をするようになったんだよね」と答えるチョナン。キム・ソナさん「いつ頃〜なんですが？」。「５年前から」とチョナン。するとキム・ソナさんは「ホントにお好きなんですね。普通，語学はとても難しいから，勢いで初めて辞めちゃいますよね。しかも忙しいのに。忙しいと『面倒くさい』って感じで，みんな辞めちゃうのに，５年も続けられてて。だから，なぜそんなに韓国語に情熱を途切れさせずがんばっていられるのか，知りたいですね」と。チョナンは「急がず，少しずつ勉強しているだけだよ。それが長く続くコツかも」と答えます。キム・ソナさん「じゃあ，こういう韓国語での対談は慣れました？」。「まだ全然。やっぱりいつも頭の中が混乱してるよ」とチョナン。キム・ソナさん「私も日本にいるとき，日本語ですごく頭が痛くなりました。ひらながも難しくて」と。 そして「あとは何が聞きたいかなぁ」と考えたキム・ソナさん「歌と演技では，どちらが好きですか？」と。チョナンは「僕は音痴なんだ」と。キム・ソナさんは大笑い。チョナン「だから，演技より歌の方がちょっと難しいね・・・でもやっぱり，両方とも同じぐらい難しいよ」。キム・ソナさん「じゃあ，どんな女性が好きですか」。「キム・ソナさんみたいな女性」とチョナンが答えると，「そんなお世辞じゃなくて。どんな女性が理想なんですか」とキム・ソナさん。チョナン「やっぱり性格。性格が一番重要だね」。するとキム・ソナさんは「それは私達が少し年を取った証拠です。若いときは，可愛い子が好きじゃありませんでした？私も若いときは，かっこいい人が好きでした」と。「やっぱり僕達気が合うね」とチョナンが言うと「そうですよ。じゃあ，もう１回」とまたハイタッチ。 チョンマルブックをプレゼントするチョナン。「じゃあ，今度，夫婦役でドラマとか映画で共演できたらいいね」。キム・ソナさん「そうですね。夫婦にもいろいろありますけど，仲の良い夫婦をやりましょう。ケンカばかりしている夫婦じゃなくて」と。「わかりました」とチョナン。 |
| 第５１回＜１２月９日＞ 「久しぶり」とチョナン。「まず乾杯。僕達の未来に乾杯」とグラスを合わせます。その相手は，神話のリーダー・エリック君。チョナン「最近，神話のメンバーには，ホントにお世話になってるんだよね」。「こちらこそ」とエリック君。チョナン「僕のソロ曲には，ヘソン君とミヌ君が参加してくれて」。エリック君は「東京ドームでの話も，ヘソンから聞きました」。エリック君は，映画「６月の日記」を終えたばかり。エリック君とベテラン女優のシン・ウンギョンさんが刑事役で，「シュリ」のキム・ユンジンさんが連続殺人事件のカギとなる女性役。チョナン「どんなところが大変だった？」。エリック君「特別大変だったということはなかったんです。TVドラマの場合は，ホントにどんどん撮影していくので，寝る時間もなくて，体力的にも限界だったりするんですが，映画の場合，チョナンさんももちろんご存じだと思いますが，撮影スケジュールに多少余裕があるし，役作りの時間もちゃんとあって，とても楽しかったです」。「最近日本でもエリック君のドラマを放送してるよね」とチョナン。「新入社員」というドラマが放送中。チョナン「どんな気分？」。「最高です」とエリック君。チョナン「ソロ活動は寂しくない？」と。エリック君は「はじめは寂しかったんですけど，今はある程度慣れてきたので，寂しいと言うよりは，少し退屈ですね。６人でいるときは，ちょっと騒いだり，ふざけ合ったり，仕事をする間も友だちと遊んでいる気分でしたが，ソロ活動をするようになってからは，休憩時間には台本を読むか寝るかで，すごく退屈していますね」。 チョナン「エリック君は，アメリカで育ったって聞いたけど，ホントなの？」。中学・高校とアメリカで過ごし，その後韓国に戻ってきたそうです。チョナン「その時から音楽をやっていたの？」。「そのころは，ただ"やっていた"というより，音楽が好きなただの学生でした」とエリック君。チョナン「じゃあ，そんなエリック君から見て，日本の音楽と韓国の音楽の違いってどこ？」。エリック君「音楽そのものには大差がないと思いますが，大衆が好む音楽が，韓国の場合，いろんなジャンルの中でも熱唱するバラードだとか，ダンス曲が多いんです。でも日本では，ジャンルに関係なく好まれているので，そこがちょっと違うと思います。最近では，韓国や日本など，アジアの曲は欧米の曲と比べても決して遜色ないって言うか，レベルは上がっていると思います」。「なるほど・・アジア人としてお互いがんばろうね」とチョナン。「がんばりましょう」とエリック君。 チョナン「休みの日は何をしてる？」。最近は仕事漬けで休日はほとんどないそうです。お休みが取れると，家でゴロゴロ。「まれにアメリカに帰れたときは，父親と一緒に船に乗って海釣りに行きます。１人で釣り糸を垂れていると，いろいろ考えられるし，すごく落ち着くんです・・・休日はやっぱり飲んでますか？」とエリック君。「うん。飲んべえだからね」とチョナン。エリック君「ヘソンが，先日日本でチョナンさんとすごく飲んだって言っていました」。チョナン「神話のメンバーとも一緒に飲みたいね。じゃあ，今度日本に来たときは，僕がおごるね」。「じゃあ，今日は僕がおごります」とエリックくんが言うと，「よろしくお願いします」とチョナン。エリック君も「よろしくお願いします」。 チョナン「どんな女の子が好みなの？」。エリック君は「年々変わっていくんですが，今は頭のいい子ですね。賢くて，やさしくて・・可愛ければ最高ですね」。チョナン「結婚は何歳ぐらいに考えてる？」。エリック君「結婚ですか・・僕は，30歳から35歳ぐらいまでですね。早ければ，あと２〜３年でするかも。結婚はできるだけ早くしたいんです。子供が大好きなんで。僕とそっくりな赤ちゃんが産まれたら，すごくうれしいし。可愛くてちっちゃいのに，僕と同じ顔してたら面白いですよね」と。「そっか」とチョナン。エリック君は「チョナンさんは，結婚は？」と質問。「僕は，50歳」とチョナン。「50歳までに」。 チョナン「じゃあ，他に僕に聞きたいことはある？」。エリック君「最近，映画を撮り終えたと聞いたんですが」。チョナンが「日本沈没」というと「あぁ，知っています」とエリック君。チョナン「大地震が起こって・・・すごいよ」。エリック君「最近も地震がありました？」。チョナン「うん。韓国ではあまり地震ないよね」。神話が日本にプロモーションできているときに地震があったそうです。エリック君は，アメリカで自身を経験していますが，久しぶりで怖かったとか。 チョナン「最後に，日本にいるエリック君ファンに是非一言を」。エリック君「今日は，チョナンさんに会えてすごく楽しかったです。今はこうして韓国からの挨拶になりますが，なるべく早いうちに日本にお伺いして，神話のメンバーを代表して，僕自身が直接ご挨拶したいです。これからも，神話のアルバムと，今放送されている『新入社員』をよろしくお願いします。ありがとうございました」。チョナンは「プレゼント」と，チョンマルブックを差しだします。「知っています」と受け取るエリック君。ＳＭＡＰのアルバム「SAMPLE BANG」もプレゼント。「是非聴いてね」とチョナン。 すると，そこへヘソン君がやってきます。「久しぶり」とチョナン。ヘソン君は「プレゼントを持ってきました。訪韓してらっしゃると聞いて」と，紙袋を手渡します。チョナン「ありがとう」。「対談のおじゃまですよね」とヘソンくんが言うと「大丈夫だよ」とチョナン。プレゼントはお酒だった様子（そんな単語が聞き取れました）。 ３人で，グラスを持っています。チョナン「今日はホントにありがとう。じゃあ，これからもお互いがんばろうね」と乾杯。「美味しい・・・お代わりください」とチョナン。 |
| 第５０回＜１２月２日＞ チョナン「お会いできて光栄です」とご挨拶し，乾杯。チョナンはカメラに向かい「みなさん，こんにちは。こちらが，日本でも大ヒットした『友へ チング』のクァック・キョンテク監督です」と紹介。また監督の方に向かい「今日は良くお越しいただきました」。 「友へ チング」は韓国で大ヒット。そのおかげでクァック・キョンテク監督も国民的スタア監督へ。今回は，監督が馴染みにしている江南にある豚バラ専門店・ワンサンキョプ.comで対談。チョナン「何が美味しいんですか？」。「豚バラ肉も美味しいし，あとは，シメで食べるキムチチゲ。キムチチゲも美味しいです」という監督は，月に４〜５回来るそうです。 チョナン「まもなく最新作が公開されますが，今どんなお気持ちですか？」。監督は「２年以上も取り組んできた映画なので，もうすでに公開も終わった気分ですね」と。タイトルは「タイフーン」。チョナン「どんなストーリーなんですか？」。監督「不幸なことに，今現在，朝鮮半島は世界で唯一の分断国家なんです。私の父も，朝鮮戦争の時北の領域から南に下ってきたんです。だから，親戚も北朝鮮にたくさんいるし・・・そんなこともあって，私にとって，なんというか，脱北してきた人々・・北朝鮮から韓国にやってきた人々が，親戚のように思えるんです。同じ民俗という以上に，父の故郷があるから。そこで思いついたストーリーなんですが，政治的な理由で韓国政府から受け入れ拒否されたある脱北家族，その家族の一番下の息子が現代版の海賊になって，自分の家族を殺した朝鮮半島に向けてテロを仕掛けるんです。その事実を知った韓国海軍将校との友情と対立の熱い物語なんです」。韓国史上最高の製作費・18億円をかけたアクション大作。主演は，チャン・ドンゴンさんとイ・ジョンジェさん。 チョナン「チャン・ドンゴンさんとは２作目ですが，どんな役者さんですか」。監督「なんといっても，チャン・ドンゴンさんは，仕事に臨む姿勢が誠実なんです。一緒に仕事をしてて，特に感じるのは，"なんでもやってくれる"ということで。だから監督としては，すごく信頼できるんです」。チョナン「監督は，シナリオをご自分で書かれるんですか？」。いつも自分で書くという監督。チョナン「すごいですね。どんなときに，シナリオのアイデアが浮かぶんですか？」。監督が「でも，悩んだところで浮かぶ物じゃなくて，ただなんとなく，普通に日常生活を送っている中で，パッと花が咲くように浮かぶんです」というと「天才ですね」とチョナン。でも監督は「違うよ。みんなそんなもんだと思うよ」と。チョナン「これまでのご自分の作品と比べると，今回の作品はどうですか？」。監督「今までより製作費もすごくかかっているし，それに海外ロケも・・・タイとウラジオストク・・『ホテルビーナス』を撮影したところです。あそこにも行って撮影できて，ホントにいい想い出が出来た作品です。チョナン「僕も『ホテルビーナス』の撮影で行きました」。「いろいろと大変だったでしょう」と監督。チョナン「ええ・・どうでしたか，ウラジオストクは」。監督「私は最初，飛行機で行けば大した距離じゃないのに，こんなにも違う物か・・とすごく驚かされたんです」。チョナンが「じゃあ，監督は『ホテルビーナス』は見ました？」と尋ねると「ゴメン，見てない」と監督。「ダメじゃないですかぁ」とチョナン「じゃあ，今度時間があったら見てください」。監督は「もうプロモーションも終わったし，次回作を準備する前に『ホテルビーナス』を見させてもらいます」と約束してくれました。 「それにしても，韓国語うまいね」と監督。チョナンは「少しです。この番組で５年やったんで，少しずつ。少しずつやっています」と。監督が「君こそ天才だね」というと「いえいえ。僕はホントバカです。バカなんです。どんどん忘れちゃうんです。ホントに韓国語は難しいです」。 チョナン「じゃあ，監督から反対に僕に何か質問はありませんか」と。監督は「チョナンさんから見て，韓流スタアたちの，日本での活動をどう思う？正直言って」。チョナンの答えは「僕も，今の日本での韓流ブームについては，すごくうれしく思っているんです。でも，反対に韓国には有名な日本人俳優がほとんどいません。それが寂しいんです。ちょっぴり寂しいんです」。監督の考えは「私は誕生すると思うよ，近いうちに。それにしても韓流ブームだからといって，誰もが皆日本に行けばいいと言う今の現象には，がっかりしているんです。もし韓国で日本人スタアがそんなことしていたら，すごく腹が立つと思うよ。そういう現象は，日本の良心的なファン達を裏切ることになるんじゃないかと，すごく心配しているよ」。 監督は「もう一つ，個人的に気になるから質問してもいいかな。これからはどうしたい？これからどのように生きていこうと思っている？初対面の人にする質問としては，どうかと思うんだけど・・・君にとって"生きがい"とは？それが気になるんだけど」と。チョナンは「いろいろあるんです。僕は，時々，なんのために生きているのか，僕が，なんのために生きているのかわからなくなるときがあります。そんなとき，韓国映画やドラマを見ると，すごく力が湧くんです。それは不思議なことで，僕にもなぜかわからないんですが。昨日韓国に来たんですが，今日はなんとなく朝起きたときから，力がみなぎっているんです」と。監督「どんなところからだと思う？」。チョナン「料理も美味しいし，人々も暖かいし，すごく情の厚さを感じるし，気分が良くなるんです」。「ありがとう」と監督。 チョナン「監督，次回作では，是非僕を使って下さいね」。監督は「次回作をキャスティングするとき，良い役があったら，絶対声を掛けるよ」と約束。 料理を堪能しているチョナン。「みなさん。美味しいです。この店是非来てね」（訳が出なかったので，正確ではありません） |
| 第４９回＜１１月２５日＞ 入隊について語っているウォンビンさん（前回の映像）。 チョナン「みなさん，こんにちは。ウォンビン君ももうすぐ入隊ですね。２年間がんばってね。さて，今日は，彼氏が入隊をひかえたカップルと，彼氏が除隊したばかりのカップルから話を聞いてみたいと思います」。チョナンの後ろには二組のカップルの姿が。「どっちがどっちだと思いますか？では行ってみましょう」。 まず彼が入隊をひかえたカップル。彼はイ・ハグさん，25歳。今月の24日に入隊。チョナンが「彼女は寂しいでしょ」というと，ハグさんの彼女は「寂しくないです。韓国の男なら軍隊に行くのは当たり前なので，もう当然のことと割り切っていますね」と。チョナン「でもホントに彼女の方は２年間待ってられる？」。「待ってます」とハグさんの彼女。続いて彼が除隊したばかりのカップル。イ・ジンギュさん，23歳。年齢を聞いて「若いね」とチョナン。「彼女とは入隊前からつきあっていたの？」。元々大学のクラスメートで入隊前からのつきあい。 韓国の健康な男性は２年間以上入隊しなければなりません。特に入隊後の１年間は，一等兵・二等兵として基礎訓練と雑務に追われる毎日。チョナン「軍の先輩は怖くなかった？」。ジンギュさんは「一等兵・二等兵の時は，すごく怖かったんですが，三等兵になるとだいぶ軍隊にも慣れてきて，先輩達も認めてくれてるし，扱いも変わって来るんです」。チョナン「郡の先輩に最初に怒られたのはどんなこと？」。ジンギュさん「入隊したばかりのころ，敬礼の仕方が悪いとか，声が小さいとか，しょっちゅう呼ばれて，怒られましたね」。チョナン「じゃあ，先輩に殴られたことは？」。ジンギュさんは鼻歌がクセで，つい基礎訓練中に出てしまって「歌を歌うとはどういうことだ！」と頭を殴られたそうです。チョナン「周りでも殴られたりしてた？」。就寝中に呼び出されて，トイレで殴られた友だちもいるとか。「かわいそうに」とチョナン。チョナン「つきあってどれぐらいになるの？」。ジンギュさんと彼女は，つきあって２週間目に彼が入隊。 チョナン「じゃあ，もうすぐ彼が入隊するカップルから聞きたいことはない？」。ハグさん「どういうことに気を付けていれば，問題なく過ごせるかと言うことを知りたいですね」。ジンギュさん「まず第一に，声は大きく。三等兵になれば，まだいいんですが，一等兵・二等兵の時は絶対ですね。あとは，常に速く動くこと。そうすれば先輩からもかわいがられるし」。TVゲームやビリヤードもうまい方がいいそうです。休憩時間も先輩の世話をするために一緒にいるので，先輩の趣味に合わせて点数稼ぎをするために。サッカーが得意だと気に入られてすぐ仲が良くなるとか。「大体，一等兵・二等兵の時は雑用ばかりで。三等兵になってから４ヶ月目，15ヶ月目ぐらいになってくると，分隊を統括するような役割を与えられるんです。だから，二等兵までひどい扱いを受けたとしても，思いやりの心を持ち，下の者の身になって，やさしく気を配っていたら，上の指揮官達にも気に入られるし，新兵達もついてくると思います」とアドバイス。「がんばります」とハグさん。 チョナン「じゃあ，除隊した彼女に聞いてみたいことはある？」。ハグさんの彼女「徴兵前からつきあってたということなんですけど，期間中，毎日一緒に過ごしていた彼がいなくなって，寂しかったと思いますが，どうやって乗り越えたんですか？１人の時間をどう過ごしていました？」。ジンギュさんの彼女の答えは「とにかく忙しくしていました。彼の兵役中は，週末は女友達と遊びに出かけたり，彼の部隊に面会に行ったりしてました。あとは，手紙とか書いたり。忙しくしていれば，待っていられると思います」。チョナン「今度は，除隊した彼から，これから入隊する彼の彼女に何かアドバイスはある？」。ジンギュさん「僕の彼女も経験したそうなんですが，知り合いの男性とか，学校の男友達が誘惑してくるみたいなんです。そんなときも，絶対に最後まで彼を待っていてあげて下さい。彼も軍隊生活をある程度こなすと，余裕ができて連絡もできるようになるんですが，一等兵・二等兵の時は，肉体的にも精神的にも大変なので，そんなときは逆に貴女が支えるつもりで，彼にたくさん手紙を書いたり，面会も頻繁に行ってあげれば，別れるようなことは絶対にないと思います」とアドバイスをします。ハグさん「待っている間，誘惑がたくさんあったのに，良く乗り越えられましたね」と，ジンギュさんの彼女に。「寂しさを感じないほど，彼がたくさん手紙を書いてくれたからです。だから，絶対まめに連絡した方がいいと思います」。この言葉に「絶対連絡するね」とハグさん。 チョナン「これからの予定をどう考えてる？」とジンギュさんに。来年の３月に大学に戻る予定なので，その前にバイトをして学費を作りたいそうです。チョナン「これからもホントがんばってね」とジンギュさんに。「幸せにね」とジンギュさんの彼女に。「これから，軍隊でがんばってね」とハグさんに。「幸せにね」とハグさんの彼女に。そして「今日はわざわざありがとう。じゃあ，握手しようか」。みんなそれぞれ握手。「じゃあ，飯でも食いに行こうか。オレがおごるよ，今日は」とチョナン。 |
| 第４８回＜１１月１８日＞ 今回は，ウォンビンさんと久しぶりの対談。 チョナン「髪，伸びたね」。「伸ばしたんです。前回お会いしたときよりも，かなり伸びてます」というウォンビンさん。前回対談した時の映像が流れます。映画「ブラザーフッド」日本公開の時で，ウォンビンさんは坊主に近い髪型でした。ウォンビンさん「チョナンさんは，短くしましたよね？」。「昨日，切ったばかりなんだよね」というチョナンは短髪。 チョナン「日本にはいつ来たの？」。昨日来たそうですが「思ったより寒いですね，東京は」とウォンビンさん。来日は，今回で10回目ぐらい。ウォンビンさん「かなり来てますね」。チョナンが「昨日の夜，何食べた？」と聞くと，スケジュールが詰まっていて，ホテルに準備されていたお弁当を食べたという答え。ウォンビンさん「ホントに１年ぶりぐらいになりますよね」。「一年以上になるかもね・・・ホントに久しぶりだね」とチョナン。 チョナン「遂に入隊するんだよね」。今月の29日に入隊だそうです。「今，どんな気持ち」。ウォンビンさんは，周りからこの質問を良くされるそうですが「僕の場合，以前からいろいろと報道されていたので，覚悟はできていたし，兵役については，当然のことと考えているんです」。北朝鮮と休戦状態にある韓国。20歳以上の健康な男子なら誰もが２年以上の兵役を義務づけられています。もちろん，芸能人も例外ではありません。チョナン「やっぱり韓国の男子なら，兵役につくのって当たり前？」。ウォンビンさん「韓国人男性なら，国防の義務をまっとうするのは当たり前のことだと思います」。チョナンが「大丈夫？」と聞くと「もちろん」とウォンビンさん。チョナン「そっか・・・いつ頃からこの時期に兵役につこうと決めたの？」。実は元々「ブラザーフッド」を最後に兵役に行こうと決めていたそうですが，もう一作品やりたくなって，「マイ・ブラザー」を撮ってから・・ということになったそうです。チョナン「今，なにか準備してることってある？」。ウォンビンさん「特にはないんですが，まず"これだけは"と考えているのが，日本のファンに直接会ってお別れを言うことと，あと，韓国で韓国のファンにお別れを言うことです。とにかく体に気を付けて，無事帰ってきます」。「そっか。ホント気を付けてね」とチョナン。「徴兵期間について，先輩の俳優から何かアドバイスとかあった？」。先輩達から言われたのは「体に気を付けて」「行ったら必ず何かが残るよ」「いろいろ学んできな」「身も心も成長するはずだ」。「そんな話を聞いていると，もう行くと決まったことだし，ファンのみなさんに成長した姿を見せるために，とにかくがんばってこようと思ってます」。 「すごいね。ウォンビン君は」とチョナン。「やっぱり韓国の軍隊から帰ってきた韓国人男性はどこか違うよね」。ウォンビンさん「そうですね。特に親たちはそういいますね。もちろん世間でもそういわれているんですが。でも，僕が思うには，兵役を終える頃の男子なら，自分のすることや，自分自身に責任を持てるようになる歳なので，自然とどこか違うように見えるんじゃないですかね。それは軍隊に行った人と行ってない人との差ではないと思います」。「じゃあ，ウォンビン君は，２年後どうなってるかな？自分ではどう思う？」とチョナンが聞くと，「２年分老けていると思いますよ。時間は止まらないですからね」とウォンビンさん。「２年後はわからないですね。でもたぶん，自分のしたい仕事をして，自分自身に責任が持てる逞しい男になっていると思います」。 チョナン「軍隊では，テコンドーも練習するんだよね」と。「軍隊では，みんなテコンドーをやらされますね」とウォンビンさん。ウォンビンさんは，小学校の頃から中学まで習っていたそうです。チョナン「有段者なの？」。「はい」とウォンビンさん。チョナンは「最近，僕もテコンドー始めたんだよ・・・まだ２回しか練習してないんだけど」。「だったらまだ白帯ですよね」とウォンビンさん。チョナンは「"反対回し蹴り"が難しいね」と。「難しいですよ。"反対回し蹴り"は」とウォンビンさん。チョナン「最近は何にはまっている？新しい趣味はできた？」。前と変わらず，運動が好きでサッカーをやったり，映画を観たり，ゲームをしたりしているそうです。「以前と同じですね」とウォンビンさん。そして「こういう面と向かった対談は照れますよね」と。 チョナン「じゃあ，寂しがってるウォンビン君のファン達に，是非一言」。ウォンビンさん「今回，僕の写真展を通じて，みなさんに最後の挨拶をするために来日しました。１日も早く元気な姿でみなさんに再会できるようにがんばってきます。その間，みなさんも体に気を付けて，幸せでいて下さい」。「寂しがらないでねぇ」とチョナン。最後にチョナンからプレゼント。「新しく僕が書いた『チョンマルブック2.5』だよ。日本語も勉強してね・・・メッセージも書いといたから」とチョナン。「ありがとうございます」とウォンビンさん。チョナン「機会があれば，一杯やりながら軍隊の話を聞かせてね」。「わかりました」とウォンビンさん。 対談を終えて。チョナン「ホントに，ウォンビン君，軍隊でがんばってきてね。でも，僕も毎日軍隊にいるようなものです。ウォンビン君，除隊したら，一杯の観ながら軍隊の話をいろいろと聞かせてね。お疲れさま。あんにょん」。 |
| 第４７回＜１１月１１日＞ とある公園。チョナン「韓国の焼酎と日本の焼酎，どっちがいいかなぁ」と考えた後で「みなさん，毎日お忙しいですか？僕もちょっぴり忙しいです。でも，昨日焼酎をかなり飲んじゃいました。すみません。今日もお仕事がんばります」と飲み過ぎを反省。「天高く馬肥ゆる秋，いかがお過ごしですか。僕の方はと言うと，主演映画『日本沈没』の撮影が大詰めで，ずっと日本を救うべく奮闘していました」。映画「日本沈没」の予告ＶＴＲ。 チョナン「それでは，今週も韓国映画を教材に韓国語を学んじゃいましょう」。最初は，日本でもヒットした「猟奇的な彼女」の１シーンから。「面白かったなぁ」とチョナン。練習する言葉は「ソンゴヘッタ＝大成功」。次は，先日対談したキム・ヒソンさん主演の「ワニ＆ジュナ」の１シーン。「キム・ヒソンさん，キレイだったなぁ」とチョナン。対談したときのＶＴＲが流れました。練習する言葉は「ファナンゴヤ＝怒った？」。最後は，韓国で200万人土ＵＮした純愛映画「ラブストーリー」の１シーン。「この映画も泣けたなぁ」とチョナン。覚える言葉は「チュルゴウォッソヨ＝楽しかったわ」。最後に今日のおさらい。「じゃあ，みなさん。みなさんも，好きな映画で好きなフレーズを見つけて，どんどん勉強してみて下さいね」と言った後で，「オヌルド ソンゴヘッタ（今日も大成功）」。 「秋探しだなぁ」と周りの木々を見渡すチョナン。「あっ，雨が降ってきそうだ」。そして「みなさん，こんにちは。チョナン・カンです」とチョナンポーズ。「先日第10回釜山国際映画祭が開催されました。去年は，吾郎さんの『笑の大学』が公式上映され，話題になりましたね」。吾郎ちゃんの舞台挨拶のＶＴＲ。「今年は，オープニングセレモニーの司会を，ハン・ソッキュさんがつとめられたとか。アジアだけでなく，世界中から307本もの作品が招待されました」。 第10回釜山映画祭。オープニングセレモニーで司会をするハン・ソッキュさん。第10回ということで，大々的に行われたそうです。そんな映画祭のクロージング作品は，現在韓国映画界最注目の男・チョン・ジェヨン主演「私の結婚遠征期」。ウズベキスタンに見合いに行く地方の独身男性のラブコメディ。 とある公園。テコンドーの練習をするチョナン。今回は，連続蹴り。10回速く蹴ります。蹴った後の体勢や，呼吸など，細かいところを注意されながら練習。 |
| 第４６回＜１１月４日＞ とある公園。テコンドーの師範に「よろしくお願いします」とチョナン。今日は，テコンドーの基本動作を教えてもらいます。 テコンドーとは，2000年の歴史を誇り，華麗で多彩な足技を持つ，韓国の国民的武術。韓国のスターの中にも，有段者がいます。 チョナンが練習をしたのは「前蹴り」「横突き蹴り」「後ろ蹴り」「反対回し蹴り」「跳び後ろ蹴り」。今日の目標は，連続技の左右連続。途中，足の運びがわからなくなったり，うまく体が動かなかったり。「難しい」と言うチョナン。息も荒い。それでも最後には師範からOKがでました。 |
| 第４５回＜１０月２８日＞ 27日に行われた映画「日本沈没」の制作記者会見の模様です。 ＴＢＳ安住アナが進行。安住アナに紹介されて，キャスト・スタッフ（監督・プロデューサー）が会場に入ってきます。キャストは・・・ 内閣官房長官・野崎享介：國村隼さん 地球生命学博士・田所雄介：豊川悦司さん ハイパーレスキュー隊員・阿部玲子：柴咲コウさん 潜水艇パイロット・小野寺俊夫：草なぎ剛くん 危機管理担当大臣・鷹森沙織：大地真央さん 潜水艇パイロット・結城慎司：及川光博さん （登場順） まずは剛くん。立ち上がってご挨拶。「どうもみなさん，今日はお忙しい中，こんなにたくさんの方がお越しいただきまして，まことにありがとうございます。・・・えー・・緊張しています。えーっとですね，ホントに最高のスタッフと，そして，最高の共演者の方に支えられまして，自分の持っている力，全て出せたんじゃないかなと思っています。えー，ホントにたくさんの方に見ていただけるといいなぁと思っているので，みなさん，よろしくお願いします」。 ここで着席し，安住アナの質問に答えます。安住アナ「草なぎさんの出演のシーンは，ほぼ・・」。「はい・・３日ぐらい前に全て終了しました」と剛くん。安住アナ「一番ホッとしている時期だと思いますけども，いろいろ振り返ると，どのような仕上がりになるか心配な点，楽しみな点，あると思いますけど・・・」。剛くん「ホントに共演者の方に・・コウさんとか，トヨエツさんとか，國村さんは一緒のシーンはなかったんですけど，大地さんとか，みなさんに支えられて，自分が持っている力以上のものを出せたんじゃないかと自負しております」。安住アナ「柴咲さんと『黄泉がえり』以来と言うことになりますか？」。剛くん「そうなんですけど，『黄泉がえり』の時は一緒のシーンがなかったので，ぼぼ一緒にお芝居するのは初めてだったんですけど，あの・・ホントに柴咲さんに引っ張られて，あの・・ありがとうございました。あの・・コウさんの大きな目がですね，あの・・・とても印象的で，コウさんの目を見ると，大きいもんで，自分が映ってしまうんですよ。だから，なんでしょうかね・・しっかりやんないといけないぞ，と。自分の顔が見えるんで。すごいまっすぐな瞳で・・あの・・こう，ガンガンガンガンくるもんで，僕もそれに，こう，刺激を受けて，とても良いシーンが撮れたんじゃないかと思っています」。この剛くんのコメントに安住アナは「瞳以外は，印象に残ることありますか？」と。「コウさんに関してですか？」と確認する剛くん。「あの・・すごく，パワフルで，熱心で，あの・・（しばし沈黙）・・・あ，やっぱり輝いているなって」。「今の沈黙は何だったんでしょうか」と安住アナ。「はい」と剛くん。安住アナ「コンビネーション的には，草なぎさんが引っ張っていく感じですか？」。剛くん「僕は引っ張られて，コウさんに・・・トヨエツさんも，とても渋くて。トヨエツさんにも引っ張られました」。 安住アナ「役どころは潜水艇パイロットと言うことですけど，その役作りと言いますか，なかなかちょっと普段目にすることのないお仕事で・・・」。安住アナが話しているのに，その反対側，トヨエツさん？を見ている剛くん。その剛くんに気づいたようで，安住アナは「大丈夫ですか？」。「はい」とやっと安住アナの方をむく剛くん。安住アナ「どうでしたか，潜水艇パイロットという役は」。剛くん「いろんな資料をいただきまして。海底の深海の，深いところの映像だったりとか。実際にパイロットの方が来ていただきましていろいろ指導してくれたりとか。そういう部分があるので，とっても，感覚的には，少し，わかったというか・・・あと及川さんと一緒に・・一緒のパイロットなんですけど。あの・・及川さんと仲良く・・あの・・」。しどろもどろの剛くんに「ちょっと待ってください。草なぎさん，緊張していますか？」と安住アナ。剛くんは「さっき，そういえば，及川さんの名前だけ言うの忘れてしまって，ごめんなさい」と謝ります。及川さんは「つっこもうかと思ったんですけど」。「ですよねぇ〜」と剛くん。及川さん「僕は？って言おうと思ったんですけど」。剛くん「結構近い仲だったんで。親友という設定なので，あの，ちょっと，さっき，名前を出し忘れて，すみませんでした・・・あと，ホントトヨエツさんが・・トヨエツさんが，とても渋くて・・あの，すごい渋かったですよね，トヨエツさんね」と及川さんの方をむいて確認。「僕らの，あの・・チームのリーダーだったので・・あの・・おいさんと，僕は・・トヨエツさんに引っ張られて」と言う剛くん，最後は自分でも笑っちゃっています。「もうちょっとわかりやすく説明してもらえますか？」と安住アナ。「豊川悦司さんに引っ張られるように・・」。「そうなんですよ。すごい，トヨエツさんが渋くて」と同じことを連発する剛くん。安住アナ「トヨエツさんがものすごく渋いって言うのはわかったんですけど，例えば，どういうところがトヨエツさん渋かったんでしょうか」。剛くん「あの・・・・声とか・・・たたずまいが」。言われているトヨエツさんも笑っています。安住アナ「非情にチームワークも良く」。「そうなんです」と剛くん。「あの・・仲良くなってきたら，終わってしまったというか。ホント，監督がおっしゃったように，ずーっと撮影をしていたいなと言う気持ちには，ホントなりました」。剛くんへの質問が終わり，ホッとしたのか水をがぶがぶ。 続いて柴咲さん。「消防庁ハイパーレスキュー隊，阿部玲子役を演じさせていただきました柴咲コウです。今日はみなさんお越しいただきましてありがとうございます」。ここで着席。「初めてハイパーレスキューの服に身を包んで演技させていただきました。実際，ハイパーレスキューに女性は，今，いないですかね？・・きっと。なので，すごく，大役だなと思いながら，なにげに不安を抱えながら演じさせていただいて，いつもあの服を着る度に，身の引き締まる思いで撮影をしておりました。最近，すごく各国で自然災害があったりだとか，人間自身がちょっと破壊的な行動をとるような事件も取りただされていて，自分としてもすごいリアルタイムなお話だなと思いながら，撮影をさせていただきました。でもきっと，その，不安をあおるような物語と言うよりも，希望をつかめるような映画になってると思うので，是非みなさんに見ていただきたく思っております」。 安住アナ「草なぎさんとのコンビネーションはいかがでしたか？」。柴咲さん「草なぎさんは，不思議な人だなって思いました」。「はぁ・・どういうところが」と安住アナ。柴咲さん「今，緊張しているようには，私は見えないですし。この場を楽しんでいるように見えました」。剛くん「柴咲さんは，いつも，僕をあの・・・見ているようで」。「えっ!?」と柴咲さん。剛くんは続けて「心の中を覗かれているようで・・」。「そんなこと・・・」と柴咲さん。剛くん「でも，仲はいいです」。「あ，そうですか。盛り上がらない『新婚さんいらっしゃい』みたいになっちゃったんですけど」と安住アナ。「コンビネーション非情に良かったという，非情にそういう気さくな感じで・・・草なぎさんは，柴咲さんがぐいぐい引っ張って下さったとおっしゃってましたけど，その自覚はありましたか？」。柴咲さん「撮影中になると，どうしても，こんな若僧なのに，つい口を出したくなってしまって，もしかしたら困らせてたかなと。ホントに反省するところたくさんあるんですけど。そんなときでも，草なぎさんは，"あーいいよぉ〜"とか言ってくれて，すごく助かりました。常に受け止めてくれてたんで」。 最後剛くんから。「日本を代表する，えーっと，映画ができたんじゃないかと思っています。えー・・33年前にあった『日本沈没』を遙かに上回る超大作な映画になると思います。是非ともですね，みなさん，ご覧になって下さい・・・・小松左京さん，ありがとう」。 |
| 第４４回＜１０月２１日＞ 「チョナンしぃ〜！チョナンしぃ〜！」と，今年のツアーグッズのペンライトを振りながら声援を送るチョナン。「僕がチョナンです・・チョナンとイク？」。そして「２年ぶりのＳＭＡＰのコンサート『ＳＭＡＰとイク！SMAP SAMPLE TOUR2005』が，遂に東京ドームでファイナルを迎えました。あっと言う間の２ヶ月でした。各会場，ホント盛り上がったし，僕達も最高に楽しかったです。で，その東京ドームにあの彼が特別出演してくれたんです」。 2005年９月２８日東京ドーム。「ハヌル〜ヨンウォナンサラン〜」。チョナンが歌い出すと，ヘソン君も登場しデュエット。歌い終わると，チョナンが「今日は，みなさん，わざわざ僕のこの曲のコーラスを担当してくれているシン・ヘソン君がですね，応援に駆けつけてくれました。もう一度大きな拍手をお願いします」と紹介。大きな拍手に「ありがとうございます」と日本語で応えるヘソン君。 コンサート終了後のファンの感想。 歌い終わった直後のヘソン君のインタビュー。SMAPのコンサートについて。「始めオープニングの時は，舞台裏から見てたんですが，ホントにものすごい大声援の中を，SMAPのみなさんが登場して，鳥肌が立つぐらい感動しました。今，そのステージから下りてきたばかりなんですが，実際にステージに立ってみるとなんて言うかすごいドキドキして，今までにないほど緊張しました。だから今は，無事歌えたことにホッとしています」。SMAPコンサートと言う舞台でチョナンとデュエットしたことについて。「ホントに光栄に思います。チョナンさんの招待を受け，SMAPのコンサートに出ることができるなんて，ホントに感謝しています。僕にとって，ホントに素晴らしい想い出になりましたね。一生の想い出です」。東京ドームの観客について。「舞台に上がる前は，僕のことなど誰も知らないと思ってたんですが，僕が登場した瞬間，大きな歓声が上がってすごくビックリしました。ホントにうれしかったですね。しかも，僕達の歌を一緒に歌ってくれているのが聞こえて，最高に感動しました」。最後にチョナンに一言。「今日は本当に格好良かったです。それとこんな大舞台に立たせてくれて，ホントにありがとうございます。今度は僕達のコンサートにも出演してください。ホントにお疲れさまでした。ありがとうございました」。 とある公園(?)黒帯の方々に混じってテコンドーをやるチョナン。"島山の型"を披露。 |
| 第４３回＜９月２３日＞ 今回は，神話のシン・ヘソン君とのブランコ対談。 チョナンが「元気だった？久しぶりだね」と挨拶すると，ヘソン君は「今コンサート中なんですよね。疲れてないですか？」と。「大丈夫だよ」と笑顔で答えるチョナン。そして「これがニューアルバムだよ。聴いてみて」とCDを手渡します。チョナン「ヘソン君は，来日経験が豊富だと聞いたけど，今回で何回目？」。「数え切れないですね」とヘソン君。20〜30回位来日しているそうです。「ホントに多いね」とチョナン。そのチョナンは，韓国へは20回ぐらい行っています。チョナン「日本の印象はどう？」。「来る度に毎回楽しめるし，みなさんすごく親切ですね。大好きですね」とヘソン君。 チョナン「ヘソン君は，それにしても歌がホントに上手だよね。何か秘訣とかあるの」と質問。ヘソン君は「特に秘訣とかはないんですが，ただ昔から歌うことが大好きだったんです。歌うことが楽しめたら，自然と良い練習になると思うんです。歌うのは好きですよね？」。チョナンの答えは「好きだけど，うまくないから恥ずかしいんだよね」。「好きなら大丈夫ですよ。"好きこそ物の上手なれ"。そんな気持ちが大切ですよ。でも，この曲すごく上手でしたよ」とヘソン君。「ありがとう」とチョナン。そして「日本の音楽は聴く？」と。「詳しくはないんですが，時々聴きますね。今は，韓国のテレビでも流れるので。ミュージックビデオも見たりします」とヘソン君。チョナン「好きな日本の歌手は？」。ヘソン君「もちろん，SMAPは好きです。あと女性歌手だと安室奈美恵さんとか宇多田ヒカルさんとか・・・すごく好きですね」。チョナンは「SMAPで知ってる曲って何かある？」と質問。ヘソン君「前回コンサートで来日したときに，ちょうどSMAPのシングルが発売されて。コンサートの準備をしながら，ずっと聴いていたんですが，Say・・・」。タイトルが出てこなくて困っているとスタッフ(?)から助け船。「『Say What you will』。その曲は，ホントに良く聴きました。大好きです。あの曲は，エリック・クラプトンが作曲したんですよね。すごい名曲だと思います」。チョナン「韓国の音楽と日本の音楽で，違いって感じる？」。ヘソン君は「少し好まれるジャンルが違うと思います。でも，J-POPとK-POPは似たような雰囲気なので，お互いが理解し合え得ると思います」と。 チョナン「じゃあ，ヘソン君のソロアルバムの中で一番気に入っている曲は？」。「やはりタイトル曲の『同じ想い』」とヘソン君。２年前に作った曲で，自分のソロアルバムを出すまでずっとあたためてきた，大切にしていた曲。「すごく愛着があるんです」。チョナンが「ちょっと歌ってみて」と言うと，その場で歌ってくれます。「最高！」とチョナン。ヘソン君は「緊張しちゃった」と言っていますが，「すごく良かったよ。いい曲だね」とチョナン。「じゃあ，後でCD渡しますね。聴いてください」とヘソン君。チョナン「歌うときに，何か心掛けていることってある？」。ヘソン君「例えば，ダンスミュージックの場合は，観客が一緒に楽しめるよう呼吸を合わせるように，バラードの時は，その歌詞の持つ意味を歌で表現できるよう努力しています。歌詞の意味を伝えることは大事ですよね」。「そうだよね」とチョナン。ヘソン君は「ホントに韓国語上手ですね。相当勉強したんでしょうね」と改めて感心しています。 チョナン「じゃあ，もう一つ質問ね。神話のメンバーから離れて，ソロ活動するのはどんな感じ？」。ヘソン君は「ちょっと寂しいですね。６人だったのが１人になって，寂しい気がしますね」と。チョナン「プライベートでも，休みの日とかに一緒に遊んだりする？」。「遊びたいんですが，最近は６人それぞれがドラマや映画などいろいろやっているので，みんなで会うのが難しくなりました。でも近いうちに時間を合わせて遊ぶ計画を立ててるんです。でも難しいですね。SMAPはどうなんですか」とヘソン君。「僕達も同じだよ」とチョナン。ヘソン君は「でも５人一緒の番組があると，毎週会えるので羨ましいです」。「そうだねぇ」とチョナン。そして「休みの日はどうやって過ごしているの？」と質問。ヘソン君は「最近ホントに休みがないんですが，オフの日は，家にいるときはゲームをしていますね」。チョナンが「趣味は？」と聞くと「趣味も"コンピューターゲームです"」と日本語で答えるヘソン君。「大好きなんだねぇ」とチョナン。「あとは，友だちと会ったりとか。でも最近はそんな時間ないですね」とヘソン君。 チョナン「どんな女の子が好きなの？どんな子がタイプ？」と。「女性らしい人。愛嬌のある子が好きですね」と答えるヘソン君。チョナンが「日本の女性はどう？」というと「もちろんOKです。日本の女性はホントに韓国の女性に比べて慎ましくて，女性らしい人が多いと思います。好きです」とヘソン君。チョナンが「うちの事務所には，ヘソン君のファンがたくさんいるんだよ。悔しいよ」と言うと，ヘソン君も「僕の周りにも，チョナン・カンさんやSMAPファンがたくさんいますよ」と。「ありがとう」とお礼を言うチョナン。ヘソン君は「このCDを，僕が日本に行くと知った友だちに，絶対買ってきてと頼まれてて。もう１枚もらえます？」。「もちろん」とチョナン。ヘソン君「もって帰らなかったら，超怒られるんで，お願いします。SMAPもすごい人気です」。「ありがとう」とチョナン。 チョナン「逆に，僕に聞いてみたいことある？」と。ヘソン君はちょっと考えて「どんな女性が好きなんですか？」と質問。チョナンは「やさしくて，親切な人」と。ヘソン君の「韓国女性はどうですか？」と言う質問には「好きだよ」と答えるチョナン。 チョナン「じゃあ，最後に，日本にいるヘソン君のファンにメッセージを」。ヘソン君「ホントにいつも・・・あのカメラに？・・いつも来日の度に温かく向かえてくれて，ホントに感謝しています。僕はもうすぐ日本でもソロCDを発売する予定なので，応援して下さい。いつまでも幸せでありますように」。最後にチョナンが「ヘソン君でした」と言うと，ヘソン君は「チョナン・カンさんでした」。 |
| 第４２回＜９月１６日＞ チョナン「夏バテとかしませんでした？・・・そうですか。僕は毎日キムチを食べているので，すこぶる元気です。さて，今週は，前回大好評だった韓国映画を教材にした韓国語講座Part２です」。 最初は・・＜好きだから＞。「若手人気NO1俳優，カン・ドンウォン主演の大ヒット作『オオカミの誘惑』の１シーンです。甘酸っぱい」。＜チョワハニカ＞。ホワイトボードに書いて，口頭練習。 続いて・・＜助けて下さい＞。「これは38度線を舞台にした2000年の大ヒット作『JSA』の１シーンです。イ・ビョンホンさん，いい芝居してるなぁ」。＜サッリョジュセヨ＞。「みなさんも，どんどん練習して下さいね」。 最後は＜好きな人はいないの？＞。「これは僕がホントに大好きなハン・ソッキュさん主演の名作『八月のクリスマス』の１シーンです。この映画，超泣けるんです」。＜チョアハヌン ナムジャチング オプソヨ？＞。「もうワンポイント。男の人に"彼女"がいないのか聞きたいときは，"ナムジャチング"の所を"ヨジャチング"に変えて」。「これはホント便利なんです。何でも使えます」。＜ナムジャチング＞の所を＜ウムシク＞に変えれば「好きな食べ物は」になり，＜モジャ＞に変えれば「好きな帽子は」になります。「いろいろと使えます。ホントに便利な言葉です。みなさんも是非覚えて下さいね」。 おさらい。１つ１つのセリフを，その役になりきって言うチョナン。「それじゃ，みなさんも今日からもっともっと練習して下さい。そしてどんどん使って下さいね」。 最近韓国映画ランキングベスト３。 第３位「拍手するとき，発て」 第２位「四月の雪」 第１位「刑事DUELIST」 ブランコのセットで待つチョナン。そこに入ってきたのは，シン・ヘソン君。チョナンが「座って」と言うと「ここに？」とちょっと驚くヘソン君。チョナン「久しぶりだね」。 次週は，２人の対談。 |
| 第４１回＜９月９日＞ チョナン「新学期，いかがお過ごしですか。なかなか夏休みボケって抜けないですよね。ＳＭＡＰはというと，まだまだ，夏！ちょうどコンサートツアーも折り返し地点です」。 8.24 大阪ドーム。韓国の方へのインタビュー。「最高でした」「２年分のストレス発散できた」「すごいスケール」等々。チョナンのソロに関しては「韓国人としてうれしい」「韓国人アーティストのように発音がキレイ」等々。 チョナン「そして。先日，ついにやっちゃいました！国立競技場！ホントに緊張しました。もちろん僕のソロ曲『ハヌル〜ヨンウォナン サラン〜』も歌っています」。 9.3 国立競技場。チョナンがステージで「ハヌル〜ヨンウォナンサラン〜」を歌っています。 同じく韓国の方へのインタビュー。「最高に楽しかった」「６万人全員に気を配っていて感動」等。チョナンのソロに関しては「感動して泣いた」「ホント歌がうまかった」「すごく情感に溢れていた」等。 恒例，最新韓国K-POPランキングベスト３。 第３位：Drunken Tiger「疎外された者左足を一歩前に」。 第２位：COOL「この夏SUMMER」。 第１位：神話「Hey,Dude！」 |